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VOL.130 賢い心配の仕方を考える

2005年11月13日

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           妊娠しやすいカラダづくり 
         [メルマガ版毎週土曜日配信] 

  2005/11/13 #130
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━                
http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関する様々な情報を、出来る限り客観的な視点で提供します。
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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            ★今週の更新情報★
  http://www.akanbou.com
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2005年11月8日 Q&A
夫が射精障害で・・・
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005110801.html
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2005年11月7日 妊娠報告
自然妊娠は無理と診断されながらも治療の休憩中に
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2005110701.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

事務局からのお知らせです。
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           ★妊カラニュース★
20051112
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★妊娠しやすいカラダづくりのための「気功教室」の追加募集のお知らせ
http://www.akanbou.com/kikouclass/top.html

既に年内は満席となっていましたが、
11月19日(土)、26日(土)、12月3日(土)、10日(土)の開催日程で、
2名の方が受講可能となりました!

受講を希望される方は、至急、メールにてお申し込み下さい。
メールには、お名前、ご住所、年齢、連絡先、受講希望日を明記下さい。
info@nature-g.com

・上記の日程の開催場所は以下の通りです。

11/19 東京助産婦会館(飯田橋)
11/26 代々木八幡区民会館(代々木八幡)
12/3 代々木八幡区民会館(代々木八幡)
12/10 青少年プラザ(中目黒)

★「不妊治療ワークブック」お勧めです
http://bpstore.nikkeibp.co.jp/item/main/1482220393X0.html

年齢・原因別の「戦略」がわかる、というサブタイトルのついた、
不妊治療ワークブックという日経BP社から出版されている本です。
9月には出ていたので、既に、読まれた方もおられるかもしれませんね。
おそまきながら、ではありますが、お勧めしますです。

最適な不妊治療を二人で選択するために、
知っておきたい基本情報がまとめられています。

例えば、不妊治療の種類を、
"不妊の原因治療"と"不妊の迂回治療"という観点から、
分けたうえで、紹介、説明されていたり、
治療の基本的な流れを、
原因がある場合と原因が分からない場合に分けて、
説明されているところが◎(二重マル)ですね!

さらに、治療戦略を決める3要素として、
"女性の年齢"と"不妊原因"、"二人の意向"を挙げて、
治療の選択の際のポイントを整理してくれています。

ともすれば、複雑でわかりづらいところがあって、
その為に不必要に悩んでしまうことも多い不妊治療なのですが、
このように整理して説明してもらえると、
理解しやすいのではないでしょうか。

これから不妊治療を受けようと計画されているお二人にお勧めです。

★Q&Aへのご相談についての"お願い"です
http://www.akanbou.com/qa/main.html

1)メールアドレスの入力間違いが増えています。

メールにて回答をお送りしても、
エラーで送信できないケースが増えています。
Q&Aへの回答は、サイトにアップするのは、ほんの一部です。
ほとんどの回答は個別にメールにてお送りしております。

2)過去のQ&Aも参照下さい。

ご相談内容の中には、
既に過去にお答している内容のものも多く見受けられます。
過去のQ&A集を参考にして頂くと有り難いです。
http://www.akanbou.com/qa/qa-archive.html

また、今後、数が増えていくことが予想されますので、
知りたいご相談内容を調べやすいように、
検索機能を付加することを計画しています。

以上です。

どうぞ、ご遠慮なくご相談、ご質問下さい!

━〈トピックス〉━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     高度な不妊治療を受けるにあたっての賢い心配の仕方

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
奈良県のIさんからメールを頂きました。

---(メール引用ここから)-------------------------------------------

(中略)

不妊治療期間も3年を超えました。
いろいろ試みましたが、原因不明との診断で、体外受精を勧められています。
心配なことは子供への影響です。
本来は卵管の中で受精して成長していくものが、
人工的な環境で行われることで、
子供に何らかの悪影響が出ないものなんでしょうか?
ちょっと、心配でたまりません。

(中略)

---(メール引用ここまで)-------------------------------------------

とても、とっても多いご相談内容です。

誰しも初めての経験ですから、
ついつい、心配が先に立ってしまって、という方も少なくありません。

ただただ、心配する、そして、心配し過ぎると、ストレスになって、
かえって、治療の成功率を低くしてしまうという、
そんな皮肉なことにもなりかねません。

今週のトピックは、Iさんのご相談に答える形で、
体外受精等の高度な治療を選択するうえで、
どのように心配するのがよいのか、
変な言い方ではありますが、
"賢い心配の仕方"を考えてみたいと思います。

まずは、心配になる問題を整理してみましょう。

高度な不妊治療を受ける際に知っておかなければならない問題として、
次の3つにまとめられるかと思います。

1)かかる費用と治療の成功率の問題

治療の回数やそれに伴う経済的な負担の心配です。

2)副作用の問題(短期間)

母親になる女性の薬による副作用の心配です。
中でも最も深刻なものは、
卵をたくさん育てるための排卵誘発剤による卵巣過剰刺激症候群です。

また、妊娠、出産に関わる副作用の心配としては、
自然妊娠に比べて、流産や早産、多胎妊娠が増えます。

3)子供の成長に関わる(次世代の)問題(長期の副作用)

子供への先天性異常や心身の成長への阻害の心配です。

★予測可能な心配は、心づもりして、対策が可能です

いずれも軽くない問題ですね。

ただし、よくよく考えてみると、
1と2は予め予測することが可能な問題なようです。
そして、ある程度でも予測が可能であれば、
対策を講じることも、また、可能です。

費用と治療成績は、クリニックで確認出来ます。
そして、治療の回数を予測すれば、
それに伴うスケジュール的な段取りをどうするか、
また、費用をどのように捻出するかを決めれば良いわけです。

副作用の問題もまた、同様です。

飲む必要のある薬には、
どんな副作用がどれくらいの頻度で起こり得るのか、
ちゃんと説明を受けましょう。

そして、体外受精を受けた場合に、
どれくらいの頻度で、流産や早産、多胎妊娠が起こり得るのか、
過去のデータを教えてもらえば、ある程度は把握できます。

副作用への対策は、医療対応になりますね。
どのような対応をするのかも確認しておく必要があります。

また、多胎妊娠の発生頻度は戻す胚の数によって左右されます。
受精卵をいくつ戻すのかも先生と相談して決められます。

★次世代への問題は予測が難しいけれど

子供の成長の何らかの影響が出るのではないか、
次の世代へ何らかのマイナスの遺伝的な要素が引き継がれるのでは、
このような、問題はなかなか予測が難しいものです。

なぜなら、長期間に渡る副作用なものですから、
実際のところは、"やってみないと分からない"からです。

なにせ、イギリスで世界で初めて体外受精に成功したのが、
1978年ですので、最も高齢の体外受精児で27歳なのです。

日本でもこれまで(2003年度まで)で、
高度な不妊治療で生まれた子供が12万人弱にもなりますが、
ほとんどの子供は10歳にもなっていません。

ただし、昨年あたりから各国で"追跡調査"が実施されています。
マスコミの生殖医療関連の報道は、どちらかと言いますと、
クローン人間のような、ちょっと、ショッキングで、話題性は高いけれども、
さほど、現実に不妊治療を受けている者には、
ほとんど関係のない内容になりがちです。

★追跡調査に注目する

私たちのサイトの最新ニュースで取り上げた、
"体外受精児のその後"の健康状態の調査に関するニュースを、
以下にピックアップしてみます。

■アメリカ・カリフォルニア大学サンフランシスコ校の調査
http://www.akanbou.com/news/news.113001.html
■イギリスの大学の調査
http://www.akanbou.com/news/news.030901.html
■ニュージーランド・オークランド大学の調査
http://www.akanbou.com/news/news.060902.html
■ベルギーの調査
http://www.akanbou.com/news/news.062303.html
■スウェーデンの調査
http://www.akanbou.com/news/news.2005101501.html

これら、体外受精や顕微授精で生まれた子供について、
その後の心身の健康状態への追跡調査の結果をチェックしてみると、
概ね、自然妊娠で生まれた子供と何ら変わらない、
という結論を導いているようです。

また、今年の夏に開かれた日本受精着床学会で発表された、
同学会の調査委員会による817人の体外受精児の5歳時点での調査でも、
今後も生殖年齢に達するまでは調査を続行する必要があるとしながらも、
現時点では、"問題なし"としています。

★リスクの要因は治療だけではありません

さらに、長期であろうと、短期であろうと、
起こり得るリスクの要因として、
何も、治療だけではないということも理解しておく必要があります。

例えば、母親になる女性の年齢や健康状態も、
リスクの要因になり得るものです。

上記の追跡調査の中のベルギーの調査結果では、
8歳の時点での知能指数の調査において、
顕微授精で生まれた子供のほうが、
自然妊娠で生まれた子供よりも高かったという結果が出ています。
調査に携わった研究者によりますと、
これは、妊娠の形態というよりも、
養育環境によるものと考えられるとしています。

いかがでしょうか?

子供の心身の健康状態は、
妊娠の形態で決まってしまうことはないということです。

★ただし、リスクはゼロではありません

このように、概ね、「問題なし」なのですが、
いずれの調査でも、高度な治療を受けることを、
手放しで、勧めている訳ではないことも付け加えておかなければなりません。

もともと、低い確率ですので、全体からはさほど心配することはないものの、
先天性の異常等のリスクが高まったり、
まだ、発覚していない未知の遺伝的なリスクが、
隠れているかもしれないことを知っておくべきです。

ですから、高度な治療へのステップアップは、
慎重に検討されなければならないことは言う迄もありません。

◎この内容に関するご質問やご相談、ご意見はメールにて。
news-master@akanbou.com

━<妊カラウィークリースペシャル>━━━━━━━━━━━━━━━━━

          "妊カラ"ウィークリー【19】

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"妊カラ"ウィークリーです。

随分とお休みしていました"妊カラ"ウィークリーですが、
なんと、嬉しいことに、連載を再開せよとのメールをちらほら頂き、
頑張って継続を決意しました(^_^;)。

ご要望にお応えして、
気になる食品やサプリメント、生活術をご紹介します。

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これからの季節は、"ポカポカ"対策が肝心です!
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何度も紹介していますね。
でも、また、この季節がくれば紹介したいのです、"しょうが"を。

ポカポカ対策には、おそらくは、"しょうが"が最強でしょう!
「ハチミツしょうが」が手軽でよい、です。

親指大くらいのしょうがのおろし汁に熱湯を注ぎ、
好みの量のハチミツを入れるだけです。

やめられません。

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運動率の向上にL−カルニチン
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http://www.akanbou.com/news/news.030501.html

精子の運動率の向上に、
L−カルニチンのサプリメントが有効であるとの報告が、
いくつかの研究でなされています。

精子の運動には、
細胞内で高エネルギー源として用いられるATPが不可欠で、
ATPの効率的な産生にかかわっているのがL−カルニチンです。

造成期間を考えて、3ヶ月は継続して摂取する必要があります。

■ヤーバプリマ社・L−カルニチン
http://www.nature-g.com/shohin/yarbaprima/14.html


◎〈今日から実践出来る妊娠術〉"妊カラ"ウィークリーで、
 希望するテーマやご質問があれば、どしどし、メール下さい!
news-master@akanbou.com

━[不妊に関するご相談は]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人には聞けない不妊の悩み 専門家がお答します
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http://www.akanbou.com/qa/main.html

━[不妊改善のためのサプリメント活用術]━━━━━━━━━━━━━━
あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案します
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http://www.nature-g.com/funin/supple.html
http://www.nature-g.com/query/index.html

━[妊娠報告をお願いします]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さんからの妊娠報告をお待ちしています
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.akanbou.com/houhoku/main.html

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■編集後記 
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リスクのことを突き詰めて考えると、
普段は意識していませんが、
日常生活には予測不能なリスクが多数存在しています。

そんなことをも気づかせてくれました。

寒い季節を迎えますが、
妊娠には、冷えが大敵です。

ポカポカ生活を実践を心掛けましょう。

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妊娠しやすいカラダづくり No.130
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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
      [妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【発行責任者】細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【編 集】 酒井奈緒
【監 修】  荻田浩司(内科医・医学博士)
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