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 妊娠しやすいカラダづくり No.827 2019/4/21
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今週の内容__________________________________________________________

・最新ニュース解説:睡眠時間や質と妊娠しやすさとの関係
・お知らせ
・当社製品&サービス
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。

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2019年4月21日 
最新ニュース

女性の睡眠パターンや勤務シフトと妊娠しやすさとの関係

https://www.akanbou.com/news/news.2019042101.html
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2019年4月17日 
最新ニュース

男性不妊患者への抗酸化サプリメント -コクランレビュー

https://www.akanbou.com/news/news.2019041701.html

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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。

info@akanbou.com


最新ニュース解説 Apr.2019_________________________________________
 
睡眠時間や質と妊娠しやすさとの関係
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夜間の睡眠障害の頻度が半分以上ある女性は睡眠障害がない女性に比べて、自然妊娠に至るまでに長くかかるという研究結果(1)が発表されました。

◎どんな研究だったのか
カナダとアメリカ在住の妊活を開始して半年未満の21~45歳の女性を対象に、インターネットで睡眠や勤務シフトについてのアンケートに回答してもらい、妊娠までにかかった期間から算出した妊娠率との関係を調べるというものです。

◎どんな結果だったのか
6,873名の女性で、26,339周期中に3,933の妊娠例がありました。

■平均時間と妊娠率の関係
過去1ヶ月間の平均睡眠時間が8時間の女性の妊娠率を100とした場合
・6時間未満:89
・6時間:95
・7時間:99
・9時間以上:98

平均睡眠時間が短くなると、統計学的な有意な差ではありませんでしたが、妊娠率が低下する傾向にありました。

■睡眠障害と妊娠率の関係
過去2週間の睡眠障害の頻度がなかった女性の妊娠率を100とした場合
・睡眠障害の頻度が半分以上:87
・睡眠障害の頻度が半分以下:93

睡眠障害があると妊娠率が低下し、その頻度が半分以上になると有意に低下しました。

どれくらいの差かと言いますと、12ヶ月累積妊娠率で睡眠障害のない女性で76%だったのに対して、睡眠障害が半分以上ある女性では64%まで低下しています。

■勤務シフトと妊娠率の関係
勤務シフトは妊娠率に関連しませんでした。

◎これまでの研究報告から
■入眠時間のばらつきと妊娠しやすさ
妊娠希望の176名の女性に時計型「アクチグラフィー(生活リズムや睡眠/覚醒時間が記録されるデバイス)」を装着してもらい、入眠時刻と起床時刻、睡眠時間を記録し、妊娠しやすさ(妊娠までに要した期間)との関係を調べた研究報告がなされています(2)。

その結果、睡眠時間や起床時刻と妊娠しやすさとは関連しませんでしたが、入眠時刻のバラツキが大きい女性ほど妊娠しにくかったというのです。

日々の入眠時刻の差によって以下の4つのグループ(67分未満、67分以上100分未満、100分以上138分未満、138分以上)にわけたところ、最も規則正しいグループの女性は最も不規則だった女性に比べて妊娠率が2.39倍だったとのこと。

■夏時間への移行が体外受精後の流産リスクに及ぼす影響
1,654の体外受精の治療周期を、夏時間(DST)への移行の日やDSTの終了の日が治療開始から胚移植前迄に起こったグループ、胚移植から21日迄の間に起こったグループ、そして、治療周期1日目から10週間後に起こったグループ(対照群)の3つのグループにわけ、妊娠率や流産率を比較した研究報告がなされています(3)。

その結果、胚移植後の21日間に夏時間に移行したグループ、すなわち、胚移植後から21日以内に1時間、時計が進んだグループの流産率が有意に高く、全体の流産率が15.5%に対して24.2%で、それは過去に流産の経験がある女性で特に強くあらわれた(60.5%)というのです。

体外受精で胚移植後に夏時間への移行日があると流産リスクが上昇したとのこと。

◎女性の妊娠しやすさと睡眠
これまでの研究結果をみてみると、女性では睡眠時間の長さよりも、質が妊娠しやすさに影響を及ぼすことが明らかです。

因みに、平成29年度国民健康・栄養調査によりますと、30代40代の男女の半数弱が1日の睡眠時間が6時間未満、そして、3人に1人が睡眠で休養が十分にとれていないと感じています。

今回の研究では睡眠障害の頻度が半分以上と回答した女性は20%だったとされていますので、睡眠障害は決して、珍しいものではないようです。

◎睡眠の質を高める生活習慣
論文の筆者は体内時計が睡眠の質を左右すると述べています。そこで、睡眠の質を高めるために体内時計を整える生活習慣を以下に挙げます。

1)早く寝る:どんなに遅くとも23時迄には寝る。
2)早く起きる:起床後14~16時間後にメラトニンの分泌が始まります。
3)起床後太陽光を浴びる:出来れば45分以上散歩して。
4)朝食は必ず食べる。:起床後2時間以内に。
5)朝食はバランスよくしっかり食べる:リセット効果が高まります。
6)夜はスマホを遠ざける
7)以上のことを毎日同じ時間に行う:週末も同じリズムを維持します。

すぐには改善できないかもしれませんが、コツコツ取り組みとじわじわと効果が出てくるとのこと。


文献)
1)Fertil Steril 2019 https://doi.org/10.1016/j.fertnstert.2019.01.037
2)Fertil Steril 2018; 110: e54
3)Chronobiol Int. 2017; 34: 571.

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記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


お知らせ____________________________________________________________

■不妊患者の経済的負担の軽減等を目指すための署名活動へのご協力のお願い
http://www.akanbou.com/seminar/20181014-4871.html


当社製品&サービス________________________________________________

・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
 https://babyandme.jp/

・翻訳書:妊娠しやすい食生活
 http://www.akanbou.com/shoku/

・お勧めの本:妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
 http://www.akanbou.com/bookguide/


編集後記____________________________________________________________

金曜日から東伊豆のやすらぎの里に滞在しています。年に1回、断食でココロとカラダをリセットするためです。

断食をすると確実に睡眠の質が高まります。朝から水分だけで何も食べないと確実に20時には入眠できます。

もしかしたら、お腹が空きすぎて、眠れないのではないかと思われるかもしれませんが、全く反対で、お腹は空きすぎて起きてられません。

そして、翌朝は早朝に、頭がすっきりして起きることが出来ます。

最高の気分ですよ。

◎東伊豆「やすらぎの里」
http://www.y-sato.com/

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]    VOL.827
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://partner-s.info/
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◎発行部数
・自社配信: 1,449部
・まぐまぐ: 2,736部
・合計部数: 4,185部(4月21日現在)
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