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VOL.220 不妊治療と仕事の両立 Part 2

2007年08月18日

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           妊娠しやすいカラダづくり

  2007/8/18 No.220
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

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》今週の更新情報
》連載企画:不妊治療と仕事の両立 第2回 通院するということ
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から 
》編集後記

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           今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年8月18日 最新ニュース
男性の肥満は不妊を招きやすい
http://www.akanbou.com/news/news.2007081801.html
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2007年8月17日 最新ニュース
不妊であることを打ち明けるということ
http://www.akanbou.com/news/news.2007081701.html
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2007年8月16日 最新ニュース
妊娠中や授乳期の母親の食の嗜好は子に受け継がれる
http://www.akanbou.com/news/news.2007081601.html
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2007年8月15日 Q&A
夫婦生活のタイミングについて
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007081501.html
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2007年8月14日 最新ニュース
体外受精に伴うリスクの増加原因はほとんどが多胎妊娠によるもの
http://www.akanbou.com/news/news.2007081401.html
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2007年8月13日 Q&A
人工授精の方法と施行後の症状が気になります
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.tatsumi-028.html
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2007年8月12日 編集長コラム!
それぞれにベストなタイミングがあるという説
http://www.akanbou.com/column/main.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


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       連載企画:不妊治療と仕事の両立を考える

          第2回「通院するということ」
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不妊治療と仕事を両立するということは、
治療にも、仕事にも、可能な限り、
支障をきたすことなく、望みを叶えるために、
時間や気持ちを、どのように調整するかという問題です。

敵を知り、己を知れば、百戦危うからずです。

そこで、ご自身の仕事については、皆さん、よくご存知なわけですから、
まずは、通院することについての理解を深めることが大切です。

ということで、第2回目のテーマは「通院するということ」です。

★それそれのステップにおける通院回数モデル

※検査や治療の内容や進め方は、病院や医師、身体の状態、通院のタイミン
 グによって異なりますので、あくまで、参考にしていただくためのモデル
 であることをご理解下さい。また、女性を対象にしています。

■一般不妊検査

→不妊の原因を探すために一通りの基本的な検査を受ける

・初診時検査:問診、内診、超音波検査等。
・卵胞期検査:ホルモン検査、子宮卵管造影検査
・排卵期検査:ホルモン検査、頸管粘液検査、超音波検査、フーナーテスト
・黄体期検査:ホルモン検査、子宮内膜診

それぞれの検査に相応しい周期中のタイミングがありますので、
一通りの検査を済ませるのに、1〜2ヶ月かかります。

■タイミング指導(不妊原因がある場合はそれに対する治療と平行して)

→周期中の最も妊娠しやすい日を調べる

ホルモン検査と超音波検査による卵胞チェックのために、
1周期に2回ほど通院し、半年ほど続けます。

■人工授精

→周期中の最も妊娠しやすい日を調べて、その日に人工授精。

自然周期の場合、タイミング指導時の通院回数+人工授精のための通院1回。
ただし、排卵誘発剤を使ってたくさん卵をつくっての人工授精の場合で、
注射を使う場合には、その回数分の通院が必要になってきます。

■体外受精・顕微授精

→治療周期(及び前周期)の大まかな流れは以下の通り。

※卵巣刺激法には卵巣の状態に合わせてさまざまな方法があり、その方法に
 よって、注射のための通院回数が異なります。以下は、最も標準的なロン
 グ法での通院回数例です。右端の数字が通院日数例です。

・排卵を抑えるための服薬、点鼻薬 ・・・・・・・・1
・排卵誘発のための卵巣刺激&ホルモン値チェック・・7〜10(注射毎日) 
・排卵を促すホルモン注射(HCG)・・・・・・・・1(夜)
・採卵 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1(午前中)
・胚移植 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
・黄体補充 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
・妊娠判定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

上記モデルでは治療周期の通院日数は16日です。

注射だけの通院もあれば、
採卵では麻酔をするため、半日から1日、
また、胚移植では、移植そのものは数分で終わりますが、
その後、約2時間の安静が必要です。

体外受精では、卵巣を刺激して、質のよい卵を複数個育てるために、
注射のためだけに、1週間から10日間毎日通院する必要があります。


----------------------【 ポ イ ン ト 】------------------------

1)人工授精までの一般不妊治療では周期あたり、
  2〜5回程度(自然周期の場合)の通院日数であるのに対して、
  体外受精になると、どのような卵巣刺激法を採用するかにもよるが、
  標準的なロング法では治療周期あたり、16回程度の通院が必要となり、
  一般不妊治療と比べて、時間的、精神的な負担が大きくなる。

2)ロケーションの問題(会社や自宅からの所要時間や通いやすさ)、
  受付時間や診療時間、休診日等、病院選びが重要。

3)スケジュールは全て月経サイクルがベースとなるため、
  その変動に影響を受けざるを得ない。そのため、常に、不確実性が伴う。

4)自己注射は体外受精の通院の負担を大きく軽減する。

※自己注射については次号で詳しく解説します。

--------------------【治療と仕事の両立とは?】----------------------

     ◎時間をつくるための闘い  ◎不確実性との闘い


第2回テーマ「通院するということ」はここまでです。

次号は最終回「私の悩みと工夫」です。

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この連載企画についてのご意見、ご感想等は下記宛にお寄せ下さい。
info@akanbou.com


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        妊娠しやすいカラダづくり編集室から

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編 集 後 記
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18日、19日の土曜と日曜日、
産婦人科臨床懇話会セミナー「不妊治療2007」が開催されています。

ドクター向けに不妊治療のさまざまな分野の最新の研究報告や知識を、
それぞれの第一人者のドクターが講演されるセミナーです。

土曜日には、サイト版のQ&Aで回答をお願いしています、
梅ヶ丘産婦人科院長の辰巳先生のご講演を聴いてまいりました。
「不妊治療におけるIUI(人工授精)の意義」というテーマで、
それまで、私自身、一般不妊治療において、
もやもやとした感じがあった領域が、とてもクリアになったように思います。

その他の先生方の講演も大変興味深いものばかりです。

なんとか、このセミナーで勉強できたことを、
皆さんの役にたてるように、
メルマガやサイトに反映していきたいと考えています。

今日も、これから夕方まで、頑張って、勉強してまいります。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.220
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◎発行部数
・自社配信: 1,001部
・まぐまぐ: 5,311部
・合計部数: 6,312部(8月18日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編集長】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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