ストレスと妊娠率の関係を調べた最新の論文が、
アメリカ生殖医学会の学術誌に掲載されています。
妊娠を希望する274名の女性を対象に、
月経周期6日目の唾液中のストレスマーカーを調べたところ、
ストレスを強く受けている周期ほど、
妊娠する確率が低くなることが確かめられたとのこと。
このように、ストレスはよくないと盛んに言われるものの、
実際のところ、ストレスに足を引っ張られないようにするには、
何を、どうすればいいのか、
当事者にとっては、決して、簡単に対処できるものではありません。
さて、結婚されて8年目、
5年間の不妊治療で5回目の体外受精で妊娠され、
現在は、安定期に入ったというIさんと、
ストレスについて、
いろいろと話す機会がありました。
振り返ってみると、
通院を始めた最初の頃は、
ずいぶん、ストレスに悩まされたようです。
とにかく、結果が出ることが待ちきれなかったと言います。
その時々の状況に一喜一憂しては、
心身ともに振り回されていたようだった、
そして、そんなときには治療成績も芳しくなかったとのこと。
ところが、
自分であれこれ考え、
どうこうしようとしても仕方ないと思えるようになると、
次第に、待つということができるようになった、
そうなると、受精率や胚盤胞到達率も目に見えてよくなったと。
Iさんは、そんな心境の変化について、
“待つチカラ”がもたらしてくれたように思うと言うのです。
待つチカラ、、、なるほどと腑に落ちました。
誤解のないように断っておきたいのですが、
単なる辛抱強さや我慢強さが要るとか、
不安や迷いなんかを気にしない鈍感力が必要だとか、
そんなことを言いたいわけではありません。
心配したり、悩みながらも、
明るい未来を信じて待つことのできる、
しなやかさみたいな強さとでも言えばいいでしょうか。
そんな、待つチカラを養うためのヒントにしてもらえそうな、
3つの「大切にしたい」ことについて考えてみたいと思います。
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“今”を大切にするということ。
押しつぶされるような不安や心配は、
すべて、この先どうなるか分からないことからくるものです。
ストレスの源は、不確定な未来だと言ってしまっても過言ではないと思います。
だからこそ、
どうなるか分からない、
“先のこと”を、あれこれ思案するのではなく、
自分がどうにかできる、
“今のこと”に、全力投球したいものです。
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“納得感”を大切にするということ。
いつになったら、どうすれば、
確実に望みが叶えられるのかは誰にも分かりません。
予め用意された正解は存在しないということですね。
だからこそ、
今のやり方、進め方で、納得できているのかどうか、
どんなやり方、進め方であれば、より、納得できるのか、
判断基準はふたりの納得感をこそ最も大切にしたいものです。
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“調和”を大切にするということ。
決して、無理をしてはいけないということです。
ココロとカラダとの調和、
パートナーと自分との調和、
お互いの家族と自分たちとの調和、
医療スタッフと自分たちとの調和、
治療費と経済力との調和など。
くれぐれも、無理は禁物です。
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