HOME妊娠への5つのステップ 》 ステップ3・サプリメントを利用する[効果的な利用のための3つの原則と使い方]
 
 
 
 
ステップ3では、妊娠しやすいカラダづくりのために、サプリメントの効果的な活用法を考えてみます。
具体的な使い方に入る前に、
効果的にサプリメントを活用するためにおさえておきたい3つの原則を挙げてみました。
[1]正しい食生活あってこそのサプリメント
[2]不妊に効くサプリメントは存在しない
[3]目的を明確にすること、根拠のある選択をすること
[1]正しい食生活あってこそのサプリメント
“偏った食生活で不足しがちな栄養素をサプリメントで補いましょう!”
一見、もっともらしいアドバイスのように聞こえますが、
残念ながら、サプリメントはそんな力を持ち合わせてはいません。
なぜなら、例えば、トマトひとつには1万をこえる栄養素が含まれると言われています。
この中には、当然、未だ分離抽出に成功していない“未知の”栄養素も含まれているのです。
偏った食生活によって、どんな栄養素が、どれくらい不足しているのかなんて誰にも分かりませんし、
仮に、それが分かったとしても、サプリメントで補えるのはそのうちの極々一部であるからです。
偏った食生活で不足した栄養素は、正しい食生活でしか補うことが出来ないのはこのためです。
逆にサプリメントによって特定の成分を摂取することで、
余計に体内の栄養バランスを崩してしまいかねません。
不足を補うことを考えるよりも、不足しないように食べること、それこそが大切です。
[2]不妊に効くサプリメントは存在しない
“不妊に効く○○!”
不妊に悩む者にとっては、とっても魅力的なフレーズですが、
残念ながら、飲めば妊娠するサプリメントや食べれば妊娠する食べ物、
はたまた、飲めば妊娠する薬など存在しません。

それは、一口に不妊といっても、
それぞれの夫婦によって、状況はさまざまで、決して一様ではないからです。

そもそも、不妊というのは、ある期間、望んでいるにもかかわらず、
結果として妊娠しない状態のことであって、
ある特定のカラダの状態を定義するものではありません。

ですから、“不妊に効く”というフレーズそのものが意味のないものであり、
妊娠するのは、カラダに本来備わった生殖機能が正常に働くことによるものです。
サプリメントは、あくまで、妊娠しやすいカラダづくりのためのものと理解するべきです。

[3]目的を明確にすること、根拠のある選択をすること
誰しも子供の頃に、友だちが持っているからという理由だけで、
物を欲しがることを親から戒められた経験が一度はあるものです。
誰かが持っているから欲しいのであって、
誰かが持っているから必要であるとは限らないという教育的指導からなのでしょうが、
こと、サプリメントに関する限り、 その教育的指導が聞き入れられているようには思えません。
要するにサプリメントを選択する理由が、
“なんとなく良さそう”、“みんな使っているから”、というものが圧倒的であることが、
各種の健康やサプリメントに関する実態調査で明らかになっています。
まあ、そのこと自体を“楽しみ”とするのであればそれはそれで成り立つのでしょうが、
こと、妊娠しやすいカラダづくり、というテーマが明確である以上は、
どんな目的をサプリメントに期待するのか、
そして、どのような根拠でもってその製品を選択するのかは、
少なくとも、理性的に考えておきたいものです。
★どんな目的でサプリメントを利用するのか
これってとっても大切です。
なぜなら、妊娠にダイレクトに作用するものなど、
前述の通り、サプリメントに限らず有り得ないからです。
妊娠のためにいろいろと試してみることは色々あります。
もしかしたら、病院に行くことになるかも知れません。
ところが、それらは全て、直接的に妊娠させるものではなく、
言ってみれば、妊娠のための環境づくりなのです。
妊娠しやすいカラダづくりというタイトルの由縁です。
ですから、不妊治療を受ける場合でも、
どんな治療をどんな目的で受けるのかを意識しておく必要があります。
さもなければ、“なんとなく良さそう”、 といったぼんやりとした理由で、
不必要な治療を延々と受けるはめになりかねません。
そのためには、まずは、妊娠に時間がかっている要因をある程度予測することが大切です。
それぞれの生活スタイルや体質などから誰しも思い当たるところがあるものです。
そして、それは自分達が最もよく分かっているはず、なのです。
例えば、絶対的にセックスの回数が少ないとか、
仕事で酷いストレスを感じている、
月経不順である、
冷え性がある、
単純に子作りをスタートするのが遅かったから等、
それはもう、いろいろあるでしょう。
それぞれの状況に応じて何をどうするのか、
目的を明確にしてみましょう。
★どんな根拠で製品を選ぶのか
誰しも、決して安いものではないサプリメントを購入する際には、
なんらかの根拠は見い出しているものです。
問題はその根拠が、根拠たりえるか、です。
誰かが、それを利用して妊娠したからと言って、
不妊に悩む全ての人に当てはまる訳ではないということです。
少なくとも、自分と目的が同じであるかどうかは最低限チェックするべきです。
そして、それがどれだけ普遍性をもっているか、です。
すなわち、どれだけの科学的な根拠があるのかどうかということになります。
最も信頼できる根拠は、 ある程度の規模のヒトを対象とした二重盲検試験によって、
その有効性が確認されていることです。
二重盲検試験というのは、薬物の効果を確認するための試験で、
効果を確認したい薬物と対象用の(効果のない)偽薬を、
医師、患者ともにわからないようにして投薬して、
それぞれの有効性を判定する客観的に比較判定する方法のことです。
ところが、サプリメントでここまでの試験を実施して、
その有効性を確認しているものは稀です。
ですから、どのレベルまでの試験を実施しているのかを見るべきです。
対象が動物なのか、ヒトなのか、
そしてどれくらいの規模で実施されているのか、
または、長い歴史の中で利用されてきた伝承的なものなのか、 といったところです。
さらに、たとえ有効性が確認されていても、
実際にその試験では、その製品が使用されたのかどうか、
これもまた重要なポイントです。
最後に、よくある“体験談”はとても魅力的です。
ところが、ただただ、これを飲んで妊娠しました!という体験談では、
なんの根拠にもなり得ません。
販売者側が、えんえんと“体験談”をこれでもか、という位、 大量に流し続けるのは、
最も説得力を感じてもらえるからでしょう。
ただ、気を付けなければならないのは仮になんらかの作用があるのであれば、
必ず、反作用もあると考えるのが自然です。
そして、反作用の体験談は残念ながらあまり紹介されないものです。
実際に妊娠しづらいことに悩むカップルでも、
時間がかかっているだけで、 最終的にはほとんどのカップルは妊娠されている訳です。
ですから、単に、妊娠した!というだけの“体験談”は、
嘘ではないにしても、 宣伝にはなっても、有効性を証明することには到底なり得ません。
 
以上の3つの原則を理解した上で、サプリメントの使用方法です。
■合うか、合わないか、ということ
その製品の有効性を証明するいくら信ぴょう性の高い根拠があっても、
万人に効くものは有り得ません。
これは何も、サプリメントだけに限ったことではなく、薬でも同様です。
人によって、効き目や効き方に違いがあるのは、
体質が違うからの一言で片付けられますが、 全くその通りです。
体質が違うということは、言い換えれば、
それぞれに異なった遺伝情報を持っているから、ということになります。
例えば、お酒に強い人もいれば、全く飲めない人もいます。
なぜなら、皆さん、ご承知のように、 アルコールを分解する酵素の量が人によって異なるからです。
そして、それは遺伝情報によってきまってくるわけで、 いかんともしがたいものです。
このように同じものを摂取しても、 どの程度、吸収され、代謝されるか、
そして、有効成分がどの程度、期待する働きを発揮してくれるのかは、 見事に人それぞれなのです。
それが、同じサプリメントでも合う、合わないが出てくる理由です。
悲しいかな、自分達の目的を明確にして、
しっかりとした根拠に基づいて製品を選択し、
利用したとしても、
全くの“はずれ”ということもなきにしもあらず、なのです。
この現実も冷静に認識しておかないと、
また判断を間違ってしまうことになりかねません。
■ PLAN・DO・CHECKによって自分に合ったサプリメントに出会う
PLAN、DO、CHECK、を繰り返すこと、 これが正しい付き合い方です。
それによって、多少の紆余曲折はあっても、 自分達に合ったサプリメントと出合うことになります。
一見、遠回りなように感じるかもしれませんが、
これが、自分にあったサプリメント、
すなわち、効果的なサプリメントと出会う最も効率的な方法なのです。
 
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