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VOL.262 妊娠力!養成講座 ~ ホルモンの働きを味方にする

2008年06月08日

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           妊娠しやすいカラダづくり

  2008/6/8 No.262
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

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》今週の更新情報
》妊娠力!養成講座:成功の秘訣はカラダのメカニズムに逆らわないこと
》ファーティリティレッスン:妊娠力を高めるために仲間の力を借りる
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記

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            今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2008年6月6日 妊娠報告
8年間の不妊治療のすえ、5回目の胚移植で
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2008060601.html
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2008年6月5日 最新ニュース
初回の体外受精治療成績の年齢別推移
http://www.akanbou.com/news/news.2008060501.html
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2008年6月4日 Q&A
顕微授精を受けましたが受精卵ができません
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.imano-013.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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             妊娠力!養成講座 
 
      成功の秘訣はカラダのメカニズムに逆らわないこと
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妊娠しやすいカラダをつくるということは、
考えてみれば、例えば、筋力をつけて、重いものを持ち上げるとか、
持久力をつけて、タイムを競うとか、
そんな身体のパーツの力を高めるという類の、
競技スポーツのトレーニング的カラダづくりではないように思います。

そうでなくて、単に、日常の生活で身体を冷やさないとか、
たくさん歩いたり、ストレッチに励んで、血流を良くするとか、
リラックスすることで自律神経に働きかけたり、
食生活を改善することで、ホルモンバランスを整えるというような、
カラダのトータルのバランスを整えることで、
カラダに本来的に備わった力を高めようとするものだと思います。

見方を変えれば、カラダに直接的に働きかけるのか、
それとも、間接的に働きかけるのかの違いと言えるかもしれません。

筋力や持久力は、意識して高めることが出来ますが、
血流やホルモンのバランスは、頑張って、どうこうなるものではありません。

私たちのこれまでの経験から、
妊娠しやすいカラダをづくりというのは、
肩ひじはって、頑張るというようなものではなくて、
私たちの人間のカラダのメカニズムの原理原則を知ることで、
快適な日常生活を実現することだと思います。

無理をすることではなく、
日常生活の無理をみつけて、それを解消するのです。

そんな観点で、
妊娠しやすいカラダづくりを成功させるための工夫術を考えます。

妊娠力!養成講座、第一回テーマは、「ホルモンの働きを味方にする」です。

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生活習慣改善成功の秘訣はホルモンの働きを味方にすること
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---[知っておくべきカラダのメカニズム]-------------------------------

月経周期と女性の気分、感情の状態は密接な関係がある。

---[工夫術]---------------------------------------------------------

禁煙は排卵後の黄体期(高温相)に、
ストレッチ等の運動習慣は月経前から、
ダイエットは生理後の卵胞期(低温相)に始めることで、
成功する確率は大きく高くなる。

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★禁煙は「黄体期」にスタートすべし

ダイエットや運動習慣と月経周期の関係はよく知られたことですが、
禁煙のスタートと月経周期の関係が明らかにされたのは、
おそらく、先月、発表された報告が初めてではないでしょうか。

アメリカのミネソタ大学の研究チームは、
女性が禁煙する際に、排卵後の黄体期にスタートしたほうが、
成功の確率が高くなると発表しました。
http://www.blackwell-synergy.com/doi/abs/10.1111/j.1360-0443.2008.02146.x

202人の女性を対象にして、
月経周期の卵胞期に禁煙を始めたグループと、
黄体期に禁煙を始めたグループを26週間にわたって追跡調査したそうです。

2習慣経過時点では、
喫煙を再開し、禁煙に挫折した女性の割合は、
卵胞期に禁煙をスタートしたグループでは84%だったのに対して、
黄体期に禁煙をスタートしたグループでは65%だったとのこと。

30日経過時点では、
1本以上のタバコを吸ってしまい禁煙に挫折した女性の割合は、
卵胞期に禁煙をスタートしたグループでは86%の女性だったのに対して、
黄体期に禁煙をスタートしたグループでは66%だったということです。

また、禁煙をスタートしてから喫煙を再開するまでの平均日数は、
卵胞期にスタートしたグループでは13.9日、
黄体期にスタートしたグループでは21.5日だったとのこと。

このように禁煙は黄体期にスタートするほうが有利なようです。

このことの理由として、研究チームでは、
黄体期に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)が、
ニコチンを代謝することから、
黄体期に禁煙をスタートするほうが、
禁断症状が緩和されるからではないかとしています。

★ストレッチ等の柔軟運動は「生理前」にスタートすべし

月経前には、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量の増加に伴い、
リラキシンというホルモンの分泌がピークになります。

このリラキシンはじん帯を緩める働きがあって、
結果として身体の柔軟性が高まることは、よく知られた事実です。

このホルモンのもともとの使命は、
は、妊娠の維持やスムースな分娩のために、
恥骨結合を弛緩させることだそうです。

ただし、身体の柔軟性が高くなるからといって、無理は禁物です。

あくまで、伸ばしたり、曲げたりすることが、
気持ちいいと感じれるレベルでやることが大切です。

★ダイエットは「卵胞期」にスタートすべし

ダイエットが長続きするかどうかについても、
どの月経周期にスタートするかによって、
随分と違ってくるようです。

ダイエットは、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が増えることで、
気分が安定し、代謝も高くなる卵胞期にスタートすることで、
無理なく続けられる確率が高まります。

それに対して、黄体期は、
身体がむくんだり、便秘になりやすく、
そもそも、太りやすい時期であり、
精神的にもイライラしたり、甘いものが食べたくなったりするため、
このタイミングでダイエットをスタートしても、
挫折する確率が高くなるというわけです。

いかがでしょうか?

喫煙や運動の習慣、体重は、いずれも妊娠する力に大きく影響します。

禁煙やストレッチやウォーキング、ダイエットは、
決して、一過性のものではないのですが、
失敗するパターンの多くはスタートでつまずくことが多いようです。

であれば、スムースに始めることが出きれば、
成功する確率が高くなることは間違いありません。

そして、その秘訣は、月経周期にあるといっても過言ではないようです。

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妊娠力!養成講座についての質問やご感想、ご要望は下記宛お寄せください。
news-master@akanbou.com

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★妊娠力を高めるために仲間の力を借りることも大切です。

なかなか思うように授からないという場合、
高度な医学的な治療を受けないと授かることが出来ないというケースは、
全体からみれば少数派です。

大切なことは、何かに頼るよりも、
自分で、自分のカラダやココロを整えることです。

具体的には血流をよくし、ホルモンバランスを整え、
そして、リラックスすることです。

ファーティリティレッスンではそのための方法を修得します。

また、早く、確実に授かるために高度な治療を受けている場合でも、
カラダやココロの状態は、その治療成績を大きく左右します。

ただ、ファーティリティレッスンならではの特徴はと聞かれれば、
"同じ目的をもった仲間と一緒に頑張れる環境"だと思います。

自分の日常の生活習慣を望ましい方向に変えたいときに、
模範になる人、参考になる人、刺激を受ける人をみつけて、
その人がどうしているのかを知り、
真似たり、参考にすることは、とても有効です。

また、めげそうになってしまったとき、
たとえ、話したりしなくても、
頑張っている仲間をみるだけで、
勇気づけられたり、励まされたりするはずです。

仲間のやっていることをまねたり、
仲間から刺激を受けることは人間という生き物にとって、
とても自然なことです。

人知れず、頑張るのではなく、
そんな仲間の力を借りることも大切だと思います。

私たちは、これまで、ファーティリティレッスンを受講された方々から、
このことを教えていただきました。

運営事務局:細川

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編 集 後 記
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なかなか晴天が続きません。

まあ、考えてみれば梅雨なんですね。

こういうコロコロ天気が変わる季節には、
人間はいかに天気の影響を受けているか実感させられるものです。

同じように、自分の周囲のさまざまな環境から、
良きしつけ、悪しきにつけ、さまざまな影響を受けてもいるのですね。

どうしようもない理由で、
物事が思うようにいかない、
気分がすぐれない、
嫌なことがある、
そんな時には、思い切って、
いろいろな環境を変えてみるのも手かもしれません。

ちょうど、昨日のファーティリティレッスンのミニセミナーのテーマが、
アロマだったことから、
遠藤先生に、シャキッとするブレンドをつくってもらい、
つかっているんですが、このせいで、朝から気分がいいんです!

いろいろ方法はあるものですね。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.262
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◎発行部数
・自社配信: 845部
・まぐまぐ: 5,983部
・合計部数: 6,828部(6月8日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
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【発行人】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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