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VOL.209 妊娠力を高めるローテク

2007年06月02日

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           妊娠しやすいカラダづくり

  2007/6/2 No.209
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

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》編集長コラム:高度生殖補助医療のリスクについて考える
》今週の更新情報
》今週の特集:妊娠力を高めるローテク集(1)
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記

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            編集長コラム
               VOL.209           
       高度生殖補助医療のリスクについて考える
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最新ニュースでもご紹介している通り、
1984年に日本で3例目の体外受精で生まれた女性が、
2003年に自然妊娠し、男の子を出産されていたことが公表されました。
http://www.akanbou.com/news/news.2007052801.html

世界で初めて体外受精が成功したイギリスでは、
既に、1999年に体外受精児が妊娠、出産したと報告されていますが、
日本では、今回、報道されたケースが初めてのことです。

そして、このことは、大変大きな意味のあることなのだと思います。

なぜなら、治療のリスクという観点から言えば、
子どもへの影響についての評価については、
時が解決してくれることを待つしかなかったからです。

そう意味で、今回の報告は大きな一歩を印すものだと思うのです。

今や、体外受精や顕微授精でお子さんを授かることは、
決して、珍しいことではなくなりました。
http://www.akanbou.com/news/news.2006081901.html

2004年度の報告で61人に1人の割合ですから、
新たに生まれる子どもの総数の伸びが鈍化していて、
体外受精児が、年々、増えているという傾向を考えると、
今では、50数人に1人くらいの割合になっているのかもしれません。

ただ、いくら一般化しようとも、
日々、さまざまなご相談に接していると、
現在進行形で不妊治療に臨んでいるお二人にとっては、
ほとんどは初めての経験になるわけで、
"これで授かることが出来る!という期待感"とともに、
"言いようのない不安感"を抱くことが少なくないように思います。

高度な治療を受けることは、
母親になる女性に大きなストレスになる一方で、
この治療が成功するかどうかは、
母親になる女性の精神状態に大きく左右されるのです。

そこで、不必要な不安を抱くことを避けるためにも、
体外受精や顕微授精を受けるということは、
自然妊娠とどんな"違い"があって、
その"違い"は、
何に対して、
どのようなリスクが、どの程度に発生するのか、
この機会に、ごく簡単に整理してみることにします。

★薬の副作用

例えば、質のよい卵子が卵巣で育つように、
また、体外に卵子を取り出すタイミングを逸しないように、
そして、子宮内の着床や妊娠の継続の環境がよくなるように、
母親になる女性は、さまざまな薬を服用したり、注射を打ったりします。

ここで発生するリスクは薬の副作用です。

ただし、副作用で最も避けたい卵巣過剰刺激症候群については、
主治医の薬の選択や投薬方法を間違えなければ避けることが可能です。

★採卵や胚移植に伴う体への負担

治療を通して、
身体に対して物理的に働きかけるのは採卵と胚移植ですが、
大きな痛みや出血を伴うものではなく、
それほど大きな負担がかかるわけではありません。

体外で卵子と精子を受精させるためには、
卵巣から卵子を取り出さなければなりません。
採卵は、卵巣に採卵針をさして、卵胞液ごと吸引します。

麻酔をかければ痛みは伴いません。

分割卵や胚盤胞に育った受精卵を子宮の中に戻すのが胚移植です。
カテーテル(やわらかい管)によって注入します。

ほとんど痛みはありません。

★体外受精や顕微授精による出生時点での影響

もっとも大きな影響は多胎が増えることで、
多胎に伴う母子の健康へのリスクは大きなものがあります。

ただし、移植する胚の数を1つに近づけることで、
ある程度までは、回避することが可能です。

その他の影響は認められていません。

★体外受精や顕微授精による出生児の発育や健康への影響

出生児への追跡調査を待つしかありませんが、
現在までのところ、出生児の心身の発育状態や健康状況には、
影響は認められていません。

いかがでしょうか?

実際のところ、
高度な治療のリスクを調べれば調べるほど、
新しい生命が誕生し、成長するということには、
さまざまな要因が、深く、関与することを思い知らされます。

たとえば、先天性異常は、
どうにも避けようのない遺伝的要因だけでなく、
葉酸の不足といった子宮内環境の影響も小さくありません。

また、母親の妊娠前から妊娠中の食生活が、
子どものアレルギー疾患や肥満のリスクを左右するという、
研究報告が相次いで報告されています。

さらに、追跡調査が明らかすることは、
子どもの知能や身体の発育のスピードやレベルは、
その子どもがどんな外部環境で育ったかに最も左右されることです。

私たちは、高度な生殖医療のリスクが、
ゼロであると言っているわけではありませんし、
治療方法として、高度な生殖医療を推奨しているわけでもありません。

自然妊娠においてもさまざまなリスクが伴うものです。

要は、技術が高度になれば、なるほど、
その技術そのものが、人間の幸福を左右するわけではなく、
その技術を、どのように利用するのかが大切であると思うわけです。

あくまで、高度な生殖医療は補助にしか過ぎず、
主体は、お二人が思いっきり生きるということではないでしょうか?

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編集長コラムの内容についてのご意見やご感想は下記宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


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           今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年6月1日 最新ニュース
妊娠中の鉄分の過剰摂取は有害である
http://www.akanbou.com/news/news.2007060101.html
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2007年5月30日 Q&A
高温期の過ごし方について
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007053001.html
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2007年5月29日 妊娠報告
自分で自分を追い込まないようにして(顕微授精で)
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2007052901.html
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2007年5月28日 最新ニュース
体外受精出生児が自然妊娠後男児を出産
http://www.akanbou.com/news/news.2007052801.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


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             今週の特集
           
        妊娠力を高める小さなローテク集(1)
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今週の編集長コラムのように、
体外受精や顕微授精等の高度な生殖医療のことは話題になりやすいのですが、
実際のところ、不妊治療を受けていて、
ハイテクな不妊治療でお子さんを授かる方の割合は、
全体の3割程度にしか過ぎません。

人工授精までの一般の不妊治療までで授かるご夫婦の方が多数派です。

また、ハイテクな不妊治療も、あくまで、補助的な役割です。

大切なのは、毎日のローテクです。

今週のテーマは、
ホルモンバランスを整えるためのストレッチ&体操を特集しました。

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          小さなローテク集(1)
      ホルモンバランスを整えるストレッチ&体操
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http://www.akanbou.com/taisou/kuufuushuu.html

■毎朝体内時計をリセットする
http://www.akanbou.com/taisou/kuufuushuu.html#1

■足首ストレッチ
http://www.akanbou.com/taisou/kuufuushuu.html#2

■股関節ストレッチ
http://www.akanbou.com/taisou/kuufuushuu.html#3

■骨盤矯正体操(1)
http://www.akanbou.com/taisou/kuufuushuu.html#4

■骨盤矯正体操(2)
http://www.akanbou.com/taisou/kuufuushuu.html#5

■骨盤矯正体操(3)
http://www.akanbou.com/taisou/kuufuushuu.html#6

■骨盤矯正体操(4)
http://www.akanbou.com/taisou/kuufuushuu.html#7


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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
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       妊娠しやすいカラダづくり編集室から
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編 集 後 記
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ハイテクな不妊治療が進歩すれば、
するほど、ローテクな工夫が大切になってくるように思います。

ある経験豊かな不妊治療医は、
無理やり排卵誘発してもよい状態の卵子は育たないことを指摘されます。

心とカラダがリラックスして、
生き生きとした状態で、
その方に相応しい卵巣刺激法を採用できれば、
よい卵子が得られ、
生命力に溢れた受精卵が育つ可能性が大きくなるわけです。

まさに、ローテクとハイテクの融合ですね。

もちろん、不妊治療を受けてなくても本質は同じです。

今後とも、妊娠力を高めるローテクを追及していきます。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.209
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・自社配信: 1,006部
・まぐまぐ: 5,238部
・合計部数: 6,244部(6月2日現在)
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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編集長】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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