メルマガ

VOL.283 テンダー・ラビング・ケア

2008年11月02日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
            妊娠しやすいカラダづくり

    2008/11/2 No.283
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.akanbou.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

-[INDEX]------------------------------------------------------------

》今週の更新情報
》妊カラニュース:「Fine祭り2008」が開催されました
》妊カラフォーラム:テンダー・ラビング・ケア
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
            今 週 の 更 新 情 報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
--------------------------------------------------------------------
2008年10月30日 Q&A
子宮内膜掻把術は不妊の原因になるのでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2008103001.html
--------------------------------------------------------------------
2008年10月29日 妊娠報告
5回の人工授精の後、体外受精にステップアップする前に
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2008102901.html
--------------------------------------------------------------------
2008年10月27日 編集長コラム
自然か人工か
http://www.akanbou.com/column/main.html
--------------------------------------------------------------------
上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
              妊カラニュース
2008/11/2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
赤ちゃんを待ってらっしゃる皆さんに役立つと思われる、
最新のトピックをご紹介したり、イベントのお知らせをお届けします。
--------------------------------------------------------------------

★「Fine祭り2008」が東京ウィメンズプラザにて開催されました。

本日、NPO法人Fineが主催する「Fine祭り2008」が、
東京渋谷区の東京ウィメンズプラザにて開催されました。
http://j-fine.jp/matsuri/matsuri.html

不妊治療医の先生方の講演、ジャガー横田夫妻を招いてのトークショー、
その他の催しと、いずれも満員の盛況でした。

★出展ブースにお立ち寄りいただきありがとうございました。

私たちの出展ブースにも大勢の方々にお越しいただき、
「妊カラのサイト&メールマガジンを読んでるよ」とお声をかけていただき、
私たちにとっての大きな励みになりました。

お越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

特に、遠方よりお越しになった方が少なくないことが印象的でした。

--------------------------------------------------------------------
上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
            妊カラフォーラム

          読者の皆さんからのメール
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前号の編集長コラム「自然か人工か」について、
http://www.akanbou.com/column/main.html
読者の皆さんから多くのご感想、ご意見をいただきました。

ありがとうございます。早速、ご紹介させていただきます。

まずは、Mさんからのメールです。

---[Mさんからのメールここから]-------------------------------------

みなさんの悩みよくわかります。

子供が欲しいと思えばすぐできると思ってた無知な39歳でした。

半年して基本検査だけ受けるつもりで病院に行ったら、
いきなり体外受精を薦められました。
愕然として本当に悩みました。
人の力でこんなことしていいのか、自然に反してると。

でも主人の、
「今まで自分らしく生きてきた結果子供を望んだのがこの年齢。
 だから人の力を借りてみるのも自然の流れ」、
その言葉で決心しました。

あれだけ悩んで挑戦しても、
授かることの難しさ、奇跡を実感すると、
悩んでる場合じゃなかったな・・と。

抵抗あるのもわかりますが、
夢に向かって人の手を借りてみる勇気は必要かも知れませんね。

自分で考えて行動したことはすべて「自然の流れ」です。

---[Mさんからのメールここまで]-------------------------------------

続いて、Oさんからのメールです。

---[Oさんからのメールここから]-------------------------------------

"自然か人工か"というタイトルに、心が騒ぎました。

私たち夫婦も同じ悩みを抱えていました。

でも、妊娠する力のある若い頃は、
自分たちのやりたいことを優先してきて、
年とって、妊娠する力が落ちてくる頃から、
子どもをつくろうなんて、
そんな私たちこそが、そもそも、自然に反してるんじゃないかって、
主人といろいろ話して思いました。

でも、その時々の選択に後悔はしていません。

であれば、医学の進歩で可能になった技術があるのであれば、
喜んで活用させてもらおうという気持ちです。

不安が全くなくなったわけではありませんが、
そんなふうに気持ちは前を向けたように思います。

---[Oさんからのメールここまで]-------------------------------------

方法論についての自然度云々にこだわるよりも、
自身の考え方、生き方の自然さを大切にしたいということでしょうか。

とても考えさせられるメールをいただきました。

Mさん、Oさん、ありがとうございました。

もう一通、Nさんからです。

---[Kさんからのメールここから]-------------------------------------

<中略>

自然か人工かというか、
自然に近い方法かどうかについて、
私たち夫婦も人並みに悩んだと思います。

自然に近いかどうか、
それは、誰だって、自然に近いに越したことはないと思います。

要は、自分たちにどれくらい必要なのかどうかだと思うのです。

必要性について、それほど深く考えずに、
主に、早く妊娠できるからという理由で体外受精を受けるというのは、
私たちにとって抵抗がありますね。

治療法に何を求めるのかが大切だと思います。

<中略>

---[Kさんからのメールここまで]-------------------------------------

おっしゃる通りですね。
Nさん、ありがとうございました。

最後のメールはNさんからの妊娠報告です。

---[Nさんからのメールここから]-------------------------------------

<中略>

経済的にも精神的にも負担の多いIVF-ETですし、
治療不可能な不妊原因が見つかったら・・・という不安もありましたが
結果的には精神的にラクになった気がします。

先生や看護師さんと色々話し、
疑問や悩みなどは伝えるようにし、
相談を積み重ねてきました。

そうすることで以前よりも関わり合いができ、心強かったです。

私達が通っていたクリニックは、
IVF-ETを受ける人には担当の看護師さんがついてくれます。

そして最後には私達が子供を授かることについて共に真剣に考え、
励ましてくれる人が家族以外にもたくさんいることを痛感し、
こんなにも待ち望まれ、
愛情を注いで授かった子供は幸せな子に違いないと思うようになりました。

<中略>

---[Nさんからのメールここまで]-------------------------------------

Nさん、メールありがとうございました。
そして、おめでとうございます。

"自然か人工か"という懸念も含めて、
なかなか授からないことについて、
そして、不妊治療を受けることについて、
不安や心配は、つきものです。

でも、皆さんからのメールから窺えるのは、
夫婦二人で、あるいは、悩みを同じくする人たち、
時として、医療を施してくれる人たちによる"支え"が、
そんな不安や心配を軽減してくれるということです。

そして、実際のところ、
パートナーをはじめとした、
周囲の人たちとの支え合いによる不安や心配の軽減が、
大きな"治療効果"を生みだすことも証明されているのです。

たとえば、流産を何度も繰り返すという習慣流産へのTLCです。

TLCというのは、
お薬でも、外科的治療でもなく、
テンダー・ラビング・ケアの頭文字で、その名の通り、
"優しく、愛情をもって"患者さんに接し、そして、いたわる、
そんな、ごくごく、単純な治療法なのです。

イギリスやデンマークの研究チームが、
信頼度の高い研究報告をまとめ、分析したところ、
習慣流産の夫婦に施されるべき確立された治療法は、
このTLCだけだったというのです。
http://humrep.oxfordjournals.org/cgi/content/full/21/9/2216

つまり、何度も流産を繰り返す女性にとって、
投薬やホルモン療法よりも、
優しく、愛情をもって、接し、
いたわることのほうが効果的だというのです。

このことは、何を意味するのでしょうか?

まずは、特別な原因がないにもかかわらず、なかなか授からない、
あるいは、流産を繰り返すということのメカニズムはとても複雑で、
まだまだ、医学的に十分に解明できていないため、
決定的な治療法が存在しないということ。

そして、ストレスなどのメンタルな要因は、
決して、不妊や流産の原因にはなり得ないものの、
たまたま、授からない期間が長引いたり、流産が続いてしまうと、
自身への身体への不信や疑う気持ちが次第に強くなっていき、
そのことが、その後の妊娠や出産の障害になることもある、
そういうことかもしれません。

もどかしく、辛い、スパイラルです。

でも、それは、"支え合う"ことで克服できるというのです。

何と、自然で、人間らしい方法なのでしょうか。

--------------------------------------------------------------------
上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         妊娠しやすいカラダづくり編集室から
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集室からの広報です。
妊娠前のサプリメントで大切なことは、
正しい使い方と製品選択です。

--------------------------------------------------------------------
妊娠を望まれるご夫婦にお勧めするサプリメント
--------------------------------------------------------------------
▼妊娠前の女性にお勧めする品質を最優先しました

妊娠前のサプリメントの理想形「ベイビー&ミーシリーズ」

◎妊娠前に必要とされる栄養成分を最適配合 

「マルチビタミンミネラルフォーベイビー&ミー」
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/multi_v_m.html

◎葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12を中心に全てのB群を最適配合

「Bコンプレックスフォーベイビー&ミー」
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/03.html

◎卵子や精子の老化の主因の活性酸素を消去するアンチオキシダント

「アンチオキシダントフォーベイビー&ミー」
http://www.nature-g.com/set.html#set1

▼信頼のおけるマカをお探しですか?

◎「有機JAS認証+添加物ゼロ」が私たちの答えです。

有機JASマカ顆粒
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/01.html

▼あなたに応しいサプリメントとその使い方をご提案、販売しています!

 〜 サプリメントであれば何でもいいというわけではありません 〜

↓効果的な利用のための3つの原則と使い方
http://www.akanbou.com/5step/step3/step3.html
↓目的別サプリメントガイド
http://www.akanbou.com/5step/step3/supplementguide.htm

サプリメントの賢い選び方、上手な使い方を提案します!

↓ご購入は以下のページからどうぞ
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
↓どんなサプリメントがよいのか分からないという方はご相談下さい。
http://www.nature-g.com/query/index.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編 集 後 記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日(正確には昨日ですが)開催された「Fine祭り2008」は、
おそらく、赤ちゃんを望んでいるにもかかわらず、
妊娠しづらいことに悩んでいる方々を対象にし、
そして、そんな方々が集まった、
これまでに最も大きく、内容のある催しだったと思います。

さて、いろいろな人たちの支えは不安や心配の軽減につながり、
そのことの効果はとても大きいようです。

テンダー・ラビング・ケア療法の実績が証明している通りです。

ただし、このTLC療法は、現実的には、
どこでも、誰でも、頼めば、受けられるわけではありません。

ですから、TLCの効果が大きいことを知れば知るほど、
なんていうか、歯がゆさが増します。

自ら、そんな環境を求めることが必要だということですね。

私たちもそんな環境づくりの一助になれればと願うばかりです。

====================================================================
妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.283
--------------------------------------------------------------------
◎発行部数
・自社配信: 295部
・まぐまぐ:5,733部
・合計部数:6,028部(11月2日現在)
--------------------------------------------------------------------
◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
--------------------------------------------------------------------
◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかなる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
--------------------------------------------------------------------
◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
◎著作権について
当メールマガジンの内容に関する著作権は株式会社パートナーズに帰属しま
す。一切の無断転載はご遠慮下さい。
--------------------------------------------------------------------
◎ご意見、ご希望は下記メールアドレス宛にお願いいたします。
info@akanbou.com
--------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発
行しています。配信の停止は下記のページから手続き下さい。
http://www.mag2.com/m/0000116311.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)  
【サイト】 http://www.akanbou.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━