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VOL.190 ホルモンバランスを整える自然な方法

2007年01月21日

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           妊娠しやすいカラダづくり

  2007/1/21 No.190
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
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こんにちは!

先週のコラム「What(何を)ではなくHow(どのように)」の内容について、
たくさんのメールをいただいて驚いています。

そして、例の某健康番組の「納豆ダイエット」は、
やっぱり、"作り話"だったようですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070120-00000053-mai-soci

1日に2パックの納豆をせっせと食べていた方は、
結局、納豆の売り上げ増に貢献しただけでした(^_^;)。

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        もう一度、情報に振り回されないために
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■情報の発信者の顔をみてみる

本当に、この手のテレビ番組というのは、
情報の"正確さ"や"有用性"は、二の次で、
視聴率を稼ぐためには、何でもあり、です。

スポンサーに支えられているのがテレビ局ですから、
つい、視聴者にとって有益な情報よりも、
スポンサーにとって有益な情報になってしまいがちになることを知った上で、
テレビ番組が発信する情報に接する必要がありますね。

情報の発信者が誰であるかは大切な判断基準です。

別にテレビ局が、嘘つきだということではなく、
情報発信者の"事情"や"特徴"を考慮に入れて、
その情報を受け取る必要があるということです。

難しい言葉を使えば、メディアリテラシーということになるんですが、
こんなことは誰だって、日頃から、やっていることです。

たとえば、Aさんの話は、話半分に聞かなければいけないとか、
Bさんが言うんだったら、間違いないとか、です。

サービス精神旺盛な人は、場を盛り上げるために、
つい、話を膨らませてしまうこともあるでしょうし、
見栄っ張りな人は、つい、知ったかぶりをすることもあるなんてことは、
誰でもわかっていて、その上で、情報の中身を判断していますね。

テレビ局という発信者も全く同じです。

■原理原則に照らしてみる

また、原理原則に照らし合わせてみることも大切なように思います。

私たちの体は、種々の細胞が有機的に集まって成り立っていて、
多くの細胞をコントロールしているのは、
内分泌(ホルモン)系、神経系、免疫系のネットワークです。
これらのネットワークは相互に影響しあい、
精密、かつ、絶妙な"バランス"の上に生命が維持されています。

ですから、体のメカニズムという観点から考えますと、
納豆をせっせと食べるだけで、
痩せるなんてことはあり得ないことは、すぐに察知できるはずです。

また、たとえば、1つのホルモンだけを突出させることは、
仮に、一時的に、期待する効果が得られたとしても、
かえって、全体のバランスを崩してしまいかねないリスクが伴うものです。

いかがでしょうか。

再度、情報に踊らされることなく、活用することを考えてみました。

ところで、渦中の納豆ですが、
私は大好きで、食べると体の調子がいいので、ほぼ、毎日食べています。

さて、昨年、読者の声で、
取り上げて欲しいテーマで1番多かったのは、
"ホルモンバランスを整える自然な方法"でした。

"薬に頼らないで"ホルモンバランスを整える方法であったり、
"治療効果を高めるために"ホルモンバランスを整える方法であったりと、
少しずつ、その動機は違ったりするのですが、
いずれにしても、夫婦生活から、妊娠、出産、授乳に至るまで、
全ての生殖プロセスをコントロールしているのは生殖ホルモンなのですから、
妊娠しやすいカラダづくりというのは、
具体的には、ホルモンバランスを整えることであると、
言い切ってしまってもよいのかもしれません。

そして、このホルモンバランスを整えるために大切なのが、
身体のメカニズムから考えることです。

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        ★連載企画としてスタートします!★

      ホルモンバランスをととのえる自然な方法(1)
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■ホルモンは生殖ホルモンだけじゃない

ホルモンバランスを整えることの大切さはよく言われることですが、
そのホルモンバランスって、どのホルモンのことなんでしょう?

実は、注意深くみてみると、意外にもあやふやなんですね。
もしくは、生殖ホルモンに限定している場合が多いようです。

脳の視床下部からGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)が分泌され、
それを受けた下垂体からは、
FSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体化ホルモン)が分泌され、
それらを受けた卵巣から分泌されるのが、
エストロゲンや(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)で、
それらの働きによって、卵が育ち、排卵が起こります。

ところが、これは、生殖ホルモンの働きを分かりやすく理解するために、
体内のホルモンの流れや働きの一断面を切り取っているに過ぎません。

生殖ホルモンといえども、そのターゲットは生殖器官でだけでなく、
その作用が及ぶ場所や働きは、それはもう、多岐に渡っています。

そして、生殖ホルモンのほかにもたくさんの種類のホルモンがあって、
それらは、それぞれに相互に作用し、密接に、協調しあっているのです。

ですから、その中のどれか1つでも調子が乱れてしまうと、
その他の全てのホルモンに影響が出るといっても過言ではありません。

生殖ホルモンのバランスを整えるためには、
生殖ホルモンに影響を及ぼしやすいホルモンも考えないと片手落ちです。

■ホルモンバランスとの付き合い方

このようにホルモンバランスというのは、
なかなか、一筋縄ではいかないことがだんだんわかってきます。

ホルモン補充療法が、うまくいくこともあれば、
はじめはうまくいっていたのに、途中でうまくいかなくなったり、
はじめから副作用に悩まされて、
中断せざるを得なくなることがあったりもするのは、
ホルモンの働きが多岐にわたること、
ホルモン特有の「フィードバック機構」によって、
複数のホルモンが密接な相互作用のもとに、
絶妙なバランスのうえでこのシステムが働いているからに他なりません。

たとえていうと、
キャンパスに絵を描いていて、
色が気に入らないといって、
上から、書き足していくうちに、
結局、収拾がつなかくなってしまうのに似ています。

ホルモン療法は、医師の腕の見せ所であるのはこのためです。

■身体のもっている復元力

それでは、時間がかかりますが、
やはり、最も確実で、最も安全な方法は、
自らの身体の"復元力"で、ホルモンバランスを整えることなんです。

たとえ、医師のホルモン療法を受けていても、同様です。

では、身体のもっている復元力を、
私たちの努力で、呼び起こすことは可能なのでしょうか?

それとも、崩れてしまったホルモンバランスは、
お天気が回復するのは待つしかないように、
ただただ、受身で、回復するのを期待して待つしかないのでしょうか?

或いは、ひたすら、腕のよい先生を探すしかないのでしょうか?

もちろん、短期決戦の場合は、腕のよい先生を探すのが確実でしょう。

ところが、妊娠するだけであれば、短期決戦なのかもしれませんが、
その後の母子の健康は、長期の戦いに勝たねばなりません。

やはり、自身の復元力を取り戻すことは必須なのです。

■複雑なメカニズムに立ち入っていくと

確かにホルモンの働きは複雑で、
ホルモンバランスを自然に整えることは、
一筋縄ではいかないかもしれませんし、時間もかかるでしょう。

ところが、そこを少しずつ分け入っていくと、
何をどうすればよいのかが、ハッキリと、みえてきます。

それは、何かを毎日食べればよいなんていう単純なことではありませんが、
長期決戦に勝利いただくために、
今の生活に取り入れやすくて、そして、楽しく取り組めるメソッドです。

早く取り組めば、早く、取り戻せることは間違いありません。

それでは、ホルモンバランスを整える自然な方法を、
来週から数回にわたってご紹介してまいります。


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             今週の更新情報
            http://www.akanbou.com
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年1月20日 妊娠報告
ホルモンを補うのではなく自力でという方針に切り替えて
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2007012001.html
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2007年1月19日 Q&A
もう一度、まずは、病院に行くべきでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007011901.html
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2007年1月17日 最新ニュース
子宮内膜の厚みと妊娠率との関係
http://www.akanbou.com/news/news.2007011701.html
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2007年1月17日 Q&A 
自分が不妊なのではと思い、とても心配です
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007011701.html
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2007年1月16日 Q&A
人工授精についてお伺いします
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007011601.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


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           妊カラニュース
     20070121
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★「赤ちゃんが欲しい」主催イベント「HAPPYフェスタ」のご案内

主婦と生活社「赤ちゃんが欲しい」定期購読者のグループ「赤☆くらぶ」が、
この度、初の大イベントを開催されるそうです。

あなたと同じように、夢に向かって努力を続けている仲間と出会え、
そして、たくさん元気になれる催しが盛りだくさんとのこと。

カップルで、あるいはお友だちと、ご参加されてみてはいかがでしょうか。
もちろん、おひとりでのご参加、大歓迎とのことです。

▼詳細は以下のページをご覧ください。
http://www.shufunotomo.co.jp/acx/event/

★夫婦で取り組む気功教室が開催されました

2005年秋から毎週土曜日に開催の「気功教室」ですが、
この度、初めての試みとして、「夫婦で取り組む気功教室」ということで、
7組14名の方々に参加いただき、
飯田橋の東京助産師会館にて開催されました。

二人で取り組む複式呼吸やストレッチ、マッサージ、
そして、簡単な気功の功法を習得されました。

皆さん、和やかな中にも真剣さが感じられ、とってもよい雰囲気でした。

概ね好評をいただきましたので、定期的な開催も考えています。

▼妊カラ実践セミナー「気功教室」
http://www.akanbou.com/kikouclass/top.html


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            妊カラ実践セミナー
        不妊改善のためのサプリメント活用術
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http://www.nature-g.com/funin/supple.html

▼多くの声が寄せられています。

■よしりんさん(37歳) 2007/1/15

一昨年11月に、初めての妊娠報告をさせて頂いた者です。
残念ながらその時は、繋留流産となってしまいました。
人工授精、体外受精失敗後のまさかの自然妊娠でしたので、
主人とも相談した結果、
もうしばらくサプリメントと体質改善で様子を見ようと言う事にし、
パインバーク、フラックスオイル、マカ、
そして、Bコンプレックス(葉酸)を続けました。

すると、去年の5月にまた自然妊娠する事ができ、
今年の1月3日に可愛い女の子を無事出産いたしました。
本当に信じられない気持ちで、あきらめなくてよかったです。

今までいろいろなサプリメントを試しましたが、
自分に合う物にたどり着くまでかなり時間がかかりました。
また、品質や成分に違いがある事も、あまり知りませんでした。
パインバークを飲み始めてから、体が軽く疲れにくくなったように思います。
今は授乳中ですが、飲んでよい製品はありますか?
これからもぜひ、利用したいと思います。

本当に、ありがとうございました。

■アキさん(39歳) 2007/1/18

妹に冷え性にはマカがいいからと勧められていたのですが、
たくさんある商品の中で、
どれがよいのやら、さっぱりわからなかったのですが、
こちらの製品であれば間違いないだろうと思い、
飲み始めたのが昨年の秋でした。

まだ、妊娠には至っていませんが、
この冬はずいぶんと冷えにくくなりましたし、
何より、確実によい卵がとれるようになったのが一番です。

主人も疲れにくくなったと申しております。

また、事あるごとに、治療のことや病院のことなど、
細川さんにご相談申し上げて、
その度に、きめ細かくアドバイスいただいけるのが、
本当に心強い限りです。

いつもありがとうございます。

▼信頼のできるマカをお探しの方へ

原産地にて自然栽培+有機JAS認証マカ100%+無添加保証が、
私たちの答えです。

★どんなものか、一度、風味をお試しください。
無料で、サンプル2包と「マカ活用の手引き」をお送りしています。
以下からご請求ください。
https://www.cgi-maker.com/tools/form/otameshimakca

▼あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案、販売します!

サプリメントであれば何でもいいというわけではありません。
サプリメントの賢い選び方、上手な使い方を提案します!

↓以下のページからどうぞ
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
↓どんなサプリメントがよいのか分からないという方、ご相談下さい。
http://www.nature-g.com/query/main.html


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編 集 後 記
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昨日は夫婦で取り組む気功教室でした。
その後、いで先生と遠藤先生と新年会でした。

新年会といっても、話題はと言えば、いつもの通り、
新しい妊娠しやすいカラダづくりのエクササイズのことばかり。

で、とっても、盛り上がりました。

東京助産師会の協力も仰ぎながら、
現在の気功教室をよりパワーアップしたプログラム「X」を、
近々、発表できる予定です。

これまでの3年間の実践と参加者の声を集大成しました、です。

そして、お開きの後も、興奮さめやらず、
プログラム「X」の企画を考え出すと、とまらなくなって、
とうとう、寝ることを忘れてしまいました。

おかげで、メルマガの配信は日曜日になってしまいました。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.190
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・自社配信: 1,005部
・まぐまぐ: 5,176部
・合計部数: 6,181部(1月20日現在)
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【責任者】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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