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VOL.095 どうぞ、愚痴って!

2005年03月12日

                               
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□■□■□                    2005年3月12日発行  
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□■□■□     ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇        《毎週土曜日配信》
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http://www.akanbou.com
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みなさん、こんにちは。
"妊娠しやすいカラダづくり"メールマガジン版です。
いつもお読み下さってありがとうございます。

今週は、サイト版で最新ニュースを2件更新しました。
Q&Aや妊娠報告もお寄せ頂いておりますので、
順次更新していく予定です。

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            ★今週の更新情報★
  http://www.akanbou.com
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2005年3月10日 最新ニュース
精子と卵子が受精する際に不可欠なたんぱく質を発見
http://www.akanbou.com/news/news.031001.html
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2005年3月9日 最新ニュース
顕微授精による出生児への悪影響は認められない
http://www.akanbou.com/news/news.030901.html
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不妊治療を受けることによって、
生まれ来る子供へのリスクへの調査報告がこのところ相次いでいます。

先月も日本産婦人科学会が、
全ての体外受精によって生まれた子供の追跡調査の実施を決定しました。

3月9日の最新ニュースでは、
ヨーロッパで高度な不妊治療による出生児を、
5歳になった時点で調査したところ、
自然妊娠で生まれた子供と知能においても、運動能力においても、
なんら変わりはなかったという報告です。


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  前号の掲載記事「妊婦のダイエットと低体重児の増加」について

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前号の冒頭の記事の内容について、
私(細川)の視野の狭い、かつ、浅薄な見解に、
読者の方からいくつかの指摘を頂きました。

その中の一通をご紹介させて頂きます。

-----〈メールの引用ここから〉---------------------------------------

〈中略〉

>なんの苦労もなく子供を授ってしまうと、
>子供を授ることの有り難みを感じる機会がないのかもしれないと。

妊婦のダイエットの件、
私が読んだ記事では行き過ぎた体重指導のことも書かれてありました。
難産になると言われたら妊婦さんは赤ちゃんのため、安産のためと、
体重を増やさない努力をします。
そういう思いでダイエット(体重コントロール)をされている方も
たくさんいらっしゃいます。

虐待のこともそうですが、その背景にあるものに言及することなく、
上記のように一刀両断、二極化した書き方はどうかと思います。

不妊女性の中にも虐待に走る人はいます。
妊娠を目標に頑張ってきていざ赤ちゃんが生まれると、
夢に描いていたバラ色の生活とは違う、大変な毎日。
こんなはずじゃなかったという思い。
育児は同じように大変です。
母親の孤独、葛藤は同じように起こります。
不妊期間があろうとなかろうと現代の育児が抱えている問題は
起こりうると私は思います。

>ただただ、単純な話し、命を粗末にしているだけですよね?

単純な話にしていてはいけないと思います。
「命を粗末にしているだけ」
命を生み出す妊娠をテーマにしているメルマガで、
このような感想が書かれることを悲しく思います。
あまりに他人事です。
<ダイエットと低体重>、<虐待>
これはこちらのメルマガを読んでいる人が、
いずれ行き当たるかもしれない問題でもあります。
(不妊期間があろうがなかろうが、です)。
妊娠と子育てを一つの道のりで考えていくと、
単純な話ではすまされないことです。

そして・・・・
命について言いたいメルマガではないとおっしゃるのなら、
引用させていただいたようなことは書かないほうが賢明だと思います。
命を大切にと筆者の方が考えていらっしゃるのなら、
もう少し言葉を選んで広い視野で発言していただければと思います。

-----〈メールの引用ここまで〉---------------------------------------

Mさん、ありがとうございました。

ご指摘については、全く、その通りで、
反論の余地はございません。

妊娠中のダイエットについては、
必ずしも、自身のスタイル維持のためばかりではなく、
ご指摘の通り、
病院の体重指導が原因になっているケースの方が多いようです。

実際、出産された方々にインタビューさせて頂くと、
いずれの方も病院で厳しく体重指導を受けたとのことでした。
ある方は、妊娠前の体重プラス8キロと言われたそうです。

妊娠中の体重増加は、
確かに、難産や妊娠中毒症を招くリスクを高めるようですが、
とにかく、現代とは食生活や環境が異なった一昔前の、
"二人分食べなさい"というようなことが、
未だに言われることもあり、
ついつい、体重指導を厳しくし過ぎるきらいにあるようです。

この場合は、問題にすべきは、妊婦の方の意識ではなくて、
病院の行き過ぎた体重管理ということになるでしょうか。

いずれにしましても、子供の"虐待問題"もしかり、
物事の一つの側面のみをとらえて、
偉そうにコメントし、お恥ずかしい限りです。
特に、日頃からそのような態度を批判しているにもかかわらずで、
深く反省する次第です。

また、体重が、2,500グラム未満のお子さんは、
全て、生活習慣病にかかりやすくなる訳ではありません。
病気の発症は、さまざまな要因がからみあって起こるものです。

たとえ、低体重で生まれても、
成長するにつれ、"差"は次第になくなっていくもので、
体重だけで、過度に心配される必要はないことを付け加えさせて頂きます。


━[Q&A]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       マ カ の 品 質 と 副 作 用 に つ い て  

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夫婦生活の量と質を充実させるということで、
夫婦でマカを摂取することのメリットを、
読者の方々の投稿メールを通して、ご紹介しましたが、
今週は、マカの利用に関して、多くのご相談、ご質問を頂きました。

多くは、マカ製品の品質について、
また、マカを飲むことで起こり得る"副作用"についてでした。

-----〈メールの引用ここから〉---------------------------------------

〈中略〉

以前からマカに興味をもっていました。
試したいと思うものの、
どんな製品がよいのやら、さっぱり分からず、
今、一歩、踏み出せずにいました。
ところが、こちらのメールマガジンで紹介され、
推奨されている製品であればと、
早速、二人で飲みはじめたいのですが、
マカ製品の品質の差って、なんなのでしょうか。

〈中略〉

-----〈メールの引用ここまで〉---------------------------------------

製品選択の難しさというか、不明瞭さは、マカに限ったことではなく、
サプリメント全般に言えるのではないかと思います。

"本物の"マカとか、
"最高の品質の"マカとか、
それぞれに自社製品をアピールするのですが、
肝心な情報がありません。

それは、何をもって、"本物"とか、"最高の品質"というのか、
その基準を示さないことには、
どこまでいっても"自画自賛"にしか過ぎません。

★マカは南米アンデス地方に生育する"根菜"

マカは野菜です。
そんな、自然の作物の品質ってなんなのでしょう。

実は、これはとっても漠然としています。

なぜなら、規格がきとんと決められていて、
その規格通りに、工場で製造される製品ではありませんから、
だいたいが、品質にバラツキがあって当たり前なのです。

いくら、質のよい種子を選定し、
心を込めて手入れし、栽培しても、
ちょっとした天候の不順が作物の出来、不出来を、
大きく左右するものです。

要するに野生植物は生育条件によって、
その薬効成分の含有量が変動するのです。

この大前提を正しく理解しておく必要があります。

★ハーブサプリメントの品質は有効成分が規格化されているかどうか

それでは、植物(ハーブ)由来の薬やサプリメントは、
そんな出来、不出来を、製品化の際に、
どのように克服しているのでしょう。

それは、有効成分を規格化することです。

それぞれの植物から、薬効成分のみを取り出して、
きちんと規格化するのです。
そうすれば、製品毎の品質のバラツキが避けられます。

★マカの薬効成分は特定しづらいという事実

ところが、マカは全く事情が異なるのです。

マカの品質が大変、分かりづらいのは、
このマカ特有の事情によるものと言っていいかもしれません。

それは、マカの滋養強壮作用やホルモンバランスを整える働きは、
特定の成分によるものではないのです。

なんと、マカの薬効成分は特定出来ないのです!

それでは、マカはどのように働くのでしょうか?
それは、マカに含まれる全ての栄養成分の相乗作用によるものです。

マカの植物としての最大の特徴は、
含まれる栄養成分の多彩さと量なのです。
他に同じような植物が世界中で見当たらないほどです。

具体的には、乾燥重量の20%はたんぱく質で、
たんぱく質を構成するアミノ酸のバランスも抜群で、
アミノ酸スコアは、なんと80!
ビタミンやミネラル、中でも鉄や亜鉛は他の植物の数十倍、
さらには、数多くの植物性の生理活性成分が豊富に含まれます。

そして、未だ人間には発見されていない未知の成分も含めて、
全ての栄養成分の相乗作用によって、
マカ独特の効能が得られるものと考えられています。

★自然のバランスをそのまま摂取することが最も効果的

マカの最も有効な摂取方法は、
自然の配合バランスをそのまま取るということになります。

エキスのような形態ではなく、
マカそのものをそのまま摂取することです。

★産地や栽培方法

原料とするマカの産地や栽培方法も含有成分に影響を及します。

原産地で、昔ながらの方法で栽培されていることが、
抑えるべきポイントです。

要するに原料とするマカの出所が確かなものであれば、
問題ないと言えます。

以上です。

このように、根菜であるマカの品質に関しては、
マカの特性を理解した上で、判断することが大切です。

まとめますと、エキスではなく、マカをそのまま取ること、
原料の出所が確かであること、大きくは、この2つです。

いかがでしょうか?

決して、規格化できるものではありませんので、
どこかの生産者団体の保証があるとか、
地元の大学のお墨付き等、
はたまた、マカの色が濃いとか薄いとか、
全て、根拠が明確でない"自画自賛"の域を出ません。

次に、多いご質問は、マカの副作用について、です。

-----〈メールの引用ここから〉---------------------------------------

〈中略〉

分かりやすい文章、心のこもった内容に感謝しつつ、
ここで紹介されている心造り&体造りを生活に取りいれています。

そこで、"マカ"についてお聞きしたいことがあります。

"マカ"を飲用することによって、逆に体調が悪くなったり、
アレルギー症状がでたり・・・などといった例はないでしょうか?

と言うのも、つい最近まで不妊を改善するために、
漢方薬を服用していたのですが、
結果、胃腸の状態を崩し、 動悸も酷くなってしまい、
またそんな体調不良が 漢方薬から来ていることに気づくのに、
随分時間がかかったのです。

漢方薬局の先生は「漢方薬でその様な状態になることはない」っと、
取り合ってくれませんでしたが・・・。

"マカ"は以前から良いと聞いており、購入して手元にあるのですが、
そんな漢方薬の経験から、
また体調を崩したら・・・っと思うと、なんとなく怖くって、
飲用できないままでいます。

なので"マカ"に関する良い情報はもちろんのこと、
「こんな例外もありました!」っていう感じの情報も知ることができれば、
より、マカのことを取り入れ易くなる気がするのです。

なので何か他に、マカに関する情報があれば、
取り上げて頂ければ、嬉しく思います。

〈中略〉

-----〈メールの引用ここから〉---------------------------------------

日頃食べ慣れている野菜や果物の類ではありませんので、
まれにお腹が張る、お腹が痛くなるといった体調不良を感じる人がいます。

マカやご指摘の漢方に限らず、
どのような植物性の生薬にも起こり得るものです。

だからと言って、
怖がったり、神経質になる必要はなく、
飲みはじめて、合わない人には直ぐに起こりますので、
1週間ほど様子をご覧になって、
治らなければ、飲むのを中止することが大切です。

ただし、そのように合わなかったという方は、
当社の実例では、約2,000人に1人という程度の割合です。

また、女性の方で、マカを飲むことで、
月経の周期が乱れてしまう例が、これも、まれですが、あります。

ただし、それも最初だけで、飲み続けていく内に、
正常化するようです。

マカには、ホルモンそのもの、
または、ホルモン様の働きをする成分が含まれているわけではありません。
ですから、直接、ホルモン環境に影響を及すことはなく、
マカのさまざな栄養成分の相乗作用で、調節機能が働くという、
あくまで、間接的な作用です。

いずれにしても、
合わないのにもかかわらず、飲み続けることは止めるべきです。

確率が低いものの、合わないとなれば、
直ぐに摂取を中止すれば、
カラダに悪い影響を及すようなことにはなりません。

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妊娠を望まれるご夫婦のためのサプリメントガイド
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目的に応じた推奨サプリメント
http://www.nature-g.com/funin/supple.html

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サプリメントプランをアドバイスいたします
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現在の状況を出来るだけ詳しくお知らせ下さい。
適切なサプリメントの摂取プランをご提案させて頂きます。
それぞれのご予算に応じたプランニングです。
http://www.nature-g.com/query/index.html


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        ど う ぞ 、 愚 痴 っ て !

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たまたま、偶然だとは思うのですが、
愚痴を聞いて!というメールを立続けに頂戴しました。

-----〈メールの引用ここから〉---------------------------------------

はじめまして、突然のメールで失礼します。
毎回メールマガジンを読ませていただいてます。
ためになる事や、いろいろな情報が得てとても参考にしてます。

最初のメールが愚痴っぽくなってしまいますが、
結婚して今年5年目です。
31歳です。
なかなか妊娠できなくて病院に行って、
私の卵管検査、旦那の精液検査をした結果異常なしなので、
あくまで自然妊娠を希望してるので、
タイミングを計ってますが、今年になっても駄目です。
駄目なら駄目なりに悩んでも仕方がないから、楽しい事をしてますが、
今月なかなか生理が来なかったので、
「もしかして♪」と思って昨日妊娠判定を買ったら、
6日遅れで今日生理が来て相当落ち込みました。
「私は親になる資格がないのか・・・」
出口のないトンネルにあと何年入ってなきゃなきゃならないのか、
不安でいっぱいです。
神様は私にどれほどの試練を与えたら気がすむのでしょう。
私の周りに同じ悩みの人がいないので、
こちらで愚痴を言わせていただきます(^^;)。

(中略)

-----〈メールの引用ここまで〉---------------------------------------

どうぞ、どうぞ、どんどん愚痴って下さい。

>神様は私にどれほどの試練を与えたら気がすむのでしょう。

本当にその通り!

別のメールでは、

-----〈メールの引用ここから〉---------------------------------------

(中略)

あと少し愚痴?胸のうちを聞いてください。

今年に入り、友達が、精子抗体陽性で、卵管も穴だらけなので
自然妊娠は無理だと不妊科で打ちのめされていました。
体外受精を本気で考え病院に通っていたのに、
なんと自然妊娠をしたらしいのです。お医者も信じられないと
言ってるそうです。
それを聞いて私は驚き、本当に良かったじゃない!と思ったはずが、
今なんだか力が落ちてしまっています。

まだまだ、友達の幸せ妊娠をココロから喜べないでいることに
悲しいやら、情けないやら。
視点を変えれば、子供を授かるとはそういうものなんだと、
私にも絶対チャンスはあるんだと言えるんですよね。

〈中略〉

-----〈メールの引用ここまで〉---------------------------------------

なかなか、素直には喜べなくて当然じゃないですか。

奇跡的に授る人がいるのに、なかなか妊娠しない人もいる。

こんな理不尽なこと、愚痴らずにはいられないとです・・・。


人の愚痴への感想でも、新たな愚痴でも、
溜めるのは精神衛生上よくありません!
どんどん出してしまいましょう。

メール待ってるとです!


━[Q&A]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       
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■編集後記 
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3月に入っても、寒い日が続いています。

インフルエンザが猛威をふるい、
花粉も飛び出したようです。

自然までもが、煩わしく思えてきます。

そんな時は、思いっきり愚痴って、
開き直ってみるのもいいかもしれません。

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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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妊娠しやすいカラダづくり No.095
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
      [妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【監 修】  荻田浩司(内科医・医学博士)
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