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VOL.189 情報リテラシーを高めたい

2007年01月13日

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           妊娠しやすいカラダづくり

  2007/1/13 No.189
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
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こんにちは!

今年が皆さんにとって素晴らしい年であることを祈念しつつ、
2007年はじめての妊カラをスタートします。

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            今週のコラム
              VOL.189             
        What(何を)ではなくHow(どのように)
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★情報を活用するか、それとも、情報に振り回されるか

最近、あちこちのスーパーで納豆が売り切れているそうです。

テレビの健康番組で、納豆を1日に2パック食べると、
高いダイエット効果が得られると放映されたからだそうです。

納豆に含まれる大豆イソフラボンは、
ダイエット効果のあるDHEAというホルモンを増やすという、
あるアメリカの学者の見解を拠りどころにしているようです。

あいかわらず、効果的なダイエット法への関心は相当高いようで、
楽して痩せたいという非現実的願望と言えば、皮肉が過ぎるでしょうか。

まあ、納豆2パックを毎日食べても何百円のことですし、
もちろん、ダイエット効果は得られなくても、
健康にはとてもよいものでしょうから、
それほど目くじらを立てることもないのかもしれませんが、
種々雑多な情報があふれている現代の社会を生き抜いていくうえで、
こんな情報の受け取り方をしていては心もとない限りです。

たった1つの体内のホルモンや成分の多い少ないが、
体重の増減にどれほどの影響を及ぼすというのでしょうか?

体重が増えたり減ったりするのは、
多くの要因が複合的に作用した結果であって、
特定の成分をせっせと摂り続けて痩せられることはあり得ません。

不妊関連では、アメリカの学者のこんな論文が報告されています。
http://www.akanbou.com/news/news.2007011301.html

それは、トランス脂肪酸をたくさん摂取する女性は、
排卵障害の不妊になりやすいというものです。

納豆のダイエット効果と同様に、
トランス脂肪酸を食生活から完全に排除すれば、
不妊が改善されるという単純なものではありません。

ご承知の通り、特定の食べ物や成分の多い少ないによって、
妊娠しやすくなったり、しづらくなったりするものではありません。
妊娠する力を左右する要因は複数で複合的なのですから。

★情報リテラシーを高める

最近、"情報リテラシー"の重要性が叫ばれています。

情報リテラシーとは、簡単に言ってしまえば、
情報を自分の目的のために活用する力のことですが、
逆に言うと、そんな力が必要とされるほどに、
現代社会というのは、
正しい情報や間違った情報が、
また、自分に必要な情報や不必要な情報が、
はたまた、自分に都合のよい情報や不都合な情報が、
それはもう、大量に入り乱れて発信されているということに他なりません。

もちろん、情報リテラシーなんて身につけなくても生きてはいけるでしょう。
もしかしたら、一番楽な生き方かもしれません。
何でも他人の言うことを聞いて自分で考えないことですから。

たとえば、病院に行って、先生の言うことを素直に聞いて、おまかせする。

ただ、どんな結果になろうとも、
それも素直に受け入れなければなりません。
もしも、思わぬ結果になった場合でも、
文句を言ったり、後悔しても、もはや、手遅れです。
自分で決めなかったわけですからね。

不妊を改善する場合、或いは、不妊治療を受ける場合、
いくつかの考え方や方法、治療法から、
自分たちに最適だと思えるやり方を選ばなければなりません。

不妊というのは、緊急を要したり、
命にかかわるような病気ではありませんから、
専門家や経験者に相談すれば、
それぞれ、少しずつ違ったことをアドバイスされるかもしれません。

だから、最後は、二人で決めるしかありません。

ここで、重要になってくるのが"情報リテラシー"なのです。

★What(何を)ではなくHow(どのように)が大切

不妊という状態、または、不妊治療というのはとても複雑なものです。

そして、不妊と一口に言っても、
それぞれの夫婦によって、その状態は千差万別です。

そんな状況では、
妊娠する力を高めるために、
自分たちに最適な方法を考える場合、
何を摂ればよいのか、或いは、何をすればよいのかは、
だいたいは、出揃っていると思うのです。
そして、「何」には、自分たちに最適な答えなどないことを理解すべきです。

それよりも、既に、出揃った物や方法論を、
「どのように」取り入れるのが自分たちに最も最適なのか、
それを考えることが大切なことだと思うのです。

1日に2パックの「納豆」を食べることが正解ではなく、
自分は、「どのように」食べて、
「どのように」運動をすれば、
ダイエットに成功するのかを"考える"ことが大切なのです。

「トランス脂肪酸」を摂取しないことが正解ではなく、
自分たちは、「どのように」食べて、
「どのように」生活すれば、
妊娠する力を高められるのかを"考える"ことだと思うのです。

いかがでしょうか?

カラダの状態が変化するのは最低限の時間が必要です。
情報に振り回されるのは大切な時間の無駄です。

このメールマガジンが、
皆さんの情報リテラシーを高めるために、
お役に立つことが出来れば幸いです。


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             今週の更新情報
            http://www.akanbou.com
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年1月13日 最新ニュース
トランス脂肪酸摂取と排卵障害による不妊の関連
http://www.akanbou.com/news/news.2007011301.html
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2007年1月12日 妊娠報告
自分にあったサプリメントと食事で体質改善をはかって
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2007011201.html
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2007年1月11日 Q&A
亀頭の下の部分の皮が裂けて性交できません
回答:心斎橋中央クリニック 院長 西川 浩 先生
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007011101.html
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2007年1月10日 最新ニュース 
ビタミンEの血中濃度が高い妊婦ほど大きな子どもを出産する
http://www.akanbou.com/news/news.2007011001.html
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2007年1月9日 Q&A
インフルエンザの予防接種の影響は?
回答:本誌編集長 
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007010901.html
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2006年12月27日 Q&A
アトピー性皮膚炎の人には不妊症が多いと聞いたのですが・・・
回答:梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一 先生
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.tatsumi-025.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


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            妊カラ実践セミナー
    妊孕性を高める気功教室のリニューアルスタートのご案内
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妊娠しやすいカラダづくりのための気功教室は、
2005年10月にスタートし、毎週土曜日に開催してまいりました。
そして、スタートして10ヶ月を経過した頃から、
妊娠にいたる参加者の方々が目にみえて増えるようになり、
私たちも教室の開催に手ごたえを得ることが出来ました。

ただし、昨年末までは、
常設の開催場所を確保することが出来なかったため、
教室の運営について、満足な環境を得ることが叶いませんでした。

そんなところへ、この度、財団法人東京助産師会が、
私たちの運営趣旨に共鳴いただき、
飯田橋の東京助産師会館を、
常設の開催場所とすることが出来るようになりました。

これを機に、より多くの方々に参加いただけるようになり、
また、より充実したプログラムを導入することが可能になりました。

以下にその概要をご説明させていただきます。

一人でも多くの方々と一緒に取り組んでいきたいと思っています。

■私たちは妊孕性を高めるために気功をどのように取り入れているのか?

私たちは参加される皆さんに、
気功のスペシャリストになって頂こうとは決して思っていませんし、
気功の功法だけを身につけて頂こうとも考えてはいません。

目的は妊孕性を高めること、
すなわち、妊娠しやすいカラダをつくることです。

ただし、一言で「妊娠しやすいカラダ」と言っても、
とても漠然としていますし、参加される皆さんの状況もさまざまです。
たとえば、不妊期間の長い短い、
不妊治療を受けている方、いない方、
仕事をされている方や辞めてしまった方、専業主婦の方、
授かるという目的は同じですが、
それ以外の現在の妊孕性や生活環境は、
お一人として同じ方はいらっしゃいません。

私たちは、そんな状況を踏まえて、
どんな方でも妊孕性を高めるようなプログラムを、
これまでの経験をもとに、徐々に、作り上げてきました。

ポイントは以下の通りです。

◎リラックスする方法をマスターする

不妊を経験すること、不妊治療を受けることは、
それだけで、大変なストレスを伴うものです。
その上にストレスは妊娠する力を低下させてしまうこともあり、
まさに、受身でいると、悪循環に陥ってしまいかねません。

私たちは、ストレスに対処し、リラックスを得る唯一最適な方法は、
複式呼吸法であると確信しています。
ただし、ちょっとしたコツと慣れが必要です。
教室に1クール(12回)通われる中で、マスターして頂きます。

◎自分の心やカラダの状態に対する意識を高める

これまでの経験で痛感したことの1つは、
たとえば、カラダの冷えを自覚していない方がとても多いこと。
普通に生活しているだけでは、人と比べようがありませんからね。

ところが、教室に通ううちに、また、いで先生の手技を受けているうちに、
他の参加者の方と比べることが出来たり、いで先生の指摘を受け、
自分の心やカラダの状態に対する意識がとても高くなります。

セルフケアやカラダづくりのスタートは自分で自覚することからです。

◎セルフケアで心やカラダの状態を整える方法をマスターする

いで先生は、気功師であり、看護師であり、心理カウンセラーでもあります。
そして、これまでの経験を活かして、気功の功法だけでなく、
複式呼吸法やストレッチ、マッサージを取り入れたセルフケア法を、
身につけていただきます。

1クールでセルフケアを実践できるようになること、
これが最大の目標です。

◎オプションとして

毎回、教室終了後にハーブティーを飲みながら、
不妊改善の自然な療法を体系立ててレクチャー(無料)します。

また、希望者には、いで先生による外気治療(有料)、
主催者の細川(不妊カウンセラー)による不妊カウンセリング(無料)、
心理カウンセリングを希望される方には、
専門のカウンセラーをご紹介します(有料)。

さらには、月に1度、開催場所1階のレストランで、
希望者のみで懇親会を催します。
参加者同士の交流を深めることで得ることも大きいと思います。

■妊カラ実践セミナー「妊孕性を高める気功教室」開催概要
http://www.akanbou.com/kikouclass/top.html
http://www.akanbou.com/kikouclass/sankayoukou.html

運営者:細川 忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
講 師:いでともみ先生(気功師※八卦循導気功、看護師)
http://www.akanbou.com/column/kikou-top.html
※女性アシスタント1名

リニューアルを機に、
定員を増やすことが出来ましたので、
新規の受講を受け付けることが出来るようになりました!

お早めにお申し込みください。
まずは、1回のみのお試し参加で、
雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?

開催日程:毎週土曜日
開催時間:13:30〜15:30
開催場所:(財)東京助産師会館(飯田橋)5階ホール
会  費:30,000円(1クール12回分一括前払い)
定  員:20名

※1回のみのお試し参加が可能です(2,800円)

◎お申込み・受講パターンについての説明です
1回(お試し受講)のお申し込みか、
12回一括のお申し込みかのいずれかです。
どんなものか、1度試してから継続した受講を考えたいという方は、
とりあえず、1回のお試し受講をお申し込み下さい。
尚、12回で一括申込頂いた場合は受講料金は一括してお支払い頂きます。
また、12回でお申し込み頂いた場合は、
前日までにご連絡頂ければ受講日は自由に変更して頂いて結構です。

◎いつからでもスタートできます
どの土曜日からでもスタートしていただけます。
また、継続して受講される場合、
毎週末、間隔をあけずに受講されるのが望ましいですが、
ご都合に合わせて、間隔をあけて受講されても結構です。
尚、教室は、何回目の参加の方でも支障なく受講頂けるような
進め方をしています。

◎完全予約制です、予約から参加までの流れをご説明します
[1]ご予約は、メールにて、
   お名前、年齢、ご住所、電話番号、参加希望日をお知らせ下さい。
   尚、お申込方法はメールによるもののみとさせて頂きます。
   予めご了承下さいませ。
[2]予約が確定しましたら、
   事務局より予約内容の確認と詳しい受講案内、
   事前アンケート内容をメールにてお知らせします。
[3]事前アンケートの回答をメールにて事務局宛お送り下さい。
[4]受講日の1週間前までに受講料金をお振込下さい。
[5]受講日の集合時刻に開催場所へお集まり下さい。

■夫婦で取り組む気功教室のご案内

夫婦で一緒に取り組める呼吸法やマッサージ、ストレッチ、
そして、もちろん、気功功法の講習です。

既に募集を締め切っていましたが、
開催場所が東京助産師会館に変更になり、
定員が増えましたので、急遽、2組を追加募集します。
ご参加希望の方はお急ぎください!

開催日程:1月20日(土)
開催時間:13:30〜15:30
開催場所:(財)東京助産師会館(飯田橋)5階ホール
会  費:5,000円(お二人分)
定  員:10組20名

▼気功教室についてのお問い合わせ、お申し込みはメールにて
kikou@akanbou.com


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           妊カラ実践セミナー(2)
        不妊改善のためのサプリメント活用術
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▼あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案、販売します!

サプリメントであれば何でもいいというわけではありません。
サプリメントの賢い選び方、上手な使い方を提案します!

↓以下のページからどうぞ
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
↓どんなサプリメントがよいのか分からないという方、ご相談下さい。
http://www.nature-g.com/query/main.html


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編 集 後 記
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新年早々、私事で恐縮なんですが、
大晦日からダウンしてしまい、寝正月を余儀なくされてしまいました。

昨年もそうでしたし、それまでも、そんなことは何度もありました。
どうやら、年末年始休みになって、仕事から解放されると、
スイッチが切れたように体調を壊してダウンしてしまうという、
そんな都合のよいプログラムが、私の体にはセットされているようです。

体力気力が、徐々に回復してくると、
本とノートパソコンをベッドに持ち込み、
ひたすら、ごろごろ、読書三昧のお正月でした。

今年もよろしくお願いいたします。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.189
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◎発行部数
・自社配信: 1,005部
・まぐまぐ: 5,167部
・合計部数: 6,172部(1月13日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかなる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
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当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【責任者】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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