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VOL.154 汝、自らを責めることなかれ!

2006年05月06日

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           妊娠しやすいカラダづくり
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2006/5/6 #154
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.akanbou.com
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。

このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

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01 今週のコラム:妊娠しやすいカラダづくりが意味するもの
02 今週の更新情報
03 読者の皆さんからのメール
04 妊カラサバイバルガイド:汝、責むることなかれ!

---[CONTENTS]-----------------------------------------------------

━01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
        今週のコラム
         VOL.154
  妊娠しやすいカラダづくりが意味するもの
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5月2日の最新ニュースでお知らせしている通り、
アメリカの政府機関であるCDC(疾病管理センター)は、
女性は、妊娠を計画する前に、自身の生活習慣をチェックして、
必要とあらば見直すべきであるとの"妊娠前ケア"を奨励しています。

5月1日に発表し、機関誌に掲載される予定とのことです。
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/rr5506a1.htm

具体的には、例えば、葉酸のサプリメントを飲むとか、
タバコやお酒を止めるとか、
適正体重を維持するとか、
無闇に薬を飲んではいけないとか、
有害な化学物質は極力避けるようにするとか、
夫婦で意識を高めるとか、
まあ、日頃から、私たちも言っていることではあります。

そうかと思えば、4月末から5月始めにかけて、
サンフランシスコで開催されているアメリカ小児科学会では、
子供の肥満問題についての調査報告が相次いでなされています。
http://www.pas-meeting.org/

解決策として、強調されているのは、母親の意識改革です。

野菜や果物を中心としたバランスのよい食事を食べることで、
まずは、母親、自らの食育が必要であるとして、
子供の健康を左右するのは、母親次第であると忠告しています。

この2つのニュースは、
いずれも、母親になる女性の妊娠前の"カラダづくり"が、
将来、生れ来る子供の健康状態を大きく左右することを物語っています。

そして、アメリカでは、
実際の子供の健康状態に大変な危機感を持ち始めた証でもあります。

現に、妊娠中や出産時のリスクや出生後の健康リスクは、
約半分の予期せぬ妊娠が原因であるとしているのです。

予期せぬ妊娠?

そうです、子供をつくるつもりがなかったのに、
妊娠してしまったケースが、出生児の半数近くを占めていて、
妊娠中や出生時、出生後に健康に問題があるのは、
そんな予期せぬ妊娠で生まれた子供が多いというのです。

いかがですか?

"予期せぬ妊娠"という、聞くだけで、
恨めしく、腹立たしい気持ちになるのをちょっと抑えて頂いて(^_^;)、
それほど、準備なしに妊娠してしまうことがリスクだということ、
いかに、普段の生活が、"乱れて"いるかという、
アメリカの現実を知って頂きたいわけです。

そして、もしも、日本でも、多かれ少なかれ、
同じことが言えるのであればですよ!、
妊娠する迄、時間がかかるということは、
確かに、落ち込んだり、焦ったり、
そして、悩んだりするものではあるのですが、
この機会に、"妊娠しやすいカラダづくり"のために、
自らの生活習慣を見直したりして、
健康についての意識が高まるのであれば、
長い目でみれば、とても"幸運なこと"と言えるかも知れないのです。

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★このコラムへのご感想、ご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━02━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週の更新情報
http://www.akanbou.com
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2006年5月6日 最新ニュース
ガン治療後の生殖力温存のための新たなガイドライン
http://www.akanbou.com/news/news.2006050601.html
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2006年5月5日 最新ニュース
葉酸は胚の生存力を高める
http://www.akanbou.com/news/news.2006050501.html
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2006年5月4日 Q&A
運動もし過ぎると妊娠しづらくなるのでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006050401.html
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2006年4月27日 編集長コラム
妊娠報告から教えられること
http://www.akanbou.com/column/main.html
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2006年4月26日 Q&A
体外受精しか方法はないと言われたのですが・・・
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006042601.html
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2006年5月3日 Q&A
仕事とアルコールは止めるべきでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006042501.html
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2006年5月2日 最新ニュース
赤ちゃんの健康管理は妊娠前から始めるべき
http://www.akanbou.com/news/news.2006050201.html
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2006年5月1日 妊娠報告
カラダと心はつながっているものだと思いました
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006050101.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

━03━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          読者の皆さんからのメール
           VOICE FROM READERS
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読者の皆さんから頂いたメールをご紹介します。

---[メールの引用ここから]-----------------------------------------

はじめまして

結婚3年目、妊娠を意識して1年半、です。
いつもメルマガを読んで、励まされています。

私は、5年前に子宮筋腫の手術をしました。
まだ結婚予定もない独身(28歳)だったので、
子宮筋腫で、緊急手術と言われてもピンと来なくて、
発覚から2週間で入院となりました。

母は、「もう子供を産めないのでは?」と、
かなりの動揺をしていましたが、
当の本人は「何とかなるよ」と言った感じでした。

約1kgの筋腫を摘出し、年1回の検査に通っていますが、
幸いにして再発はありません。
結婚して間もない頃は、避妊をしながらピルを飲用していました。
「子供が欲しくなったら飲まなければいい」と思いながら。

しかし、自分の身体はコントロールできないもので、
ピルをやめて、妊娠を希望しても音沙汰なし。
先日も、子宮筋腫(&子宮ガン)検査をした後、
担当医に「妊娠を希望して1年半。検査をしたほうがいいか?」と、
相談しましたが、
「まだ32歳でしょ?大丈夫。」と、言われてしまいました。

私の中では、あと1年くらいがリミットかなと思ってます。
夫(36歳)は、「先生(担当医)が大丈夫と言うなら大丈夫」と楽観的です。

不妊治療をしてまで、と言う気持ちがあるのは事実ですが、
検査をして事実を見つめた方がいいのか。
考える毎日です。
妊娠について、少し忘れるようにしていますが、
いざ、行為をすることになると、思い出してしまいます。

なかなか難しいです・・・

取り留めのないメールになってしまい申しわけありません。
皆さんのメールが紹介されるのを読むと、
「なるほど」と共感したり、考えさせたりと、
メルマガを参考に、しています。

これからも、よろしくお願いします。

---[メールの引用ここまで]-----------------------------------------

Kさん、ありがとうございました。

始めから方針が決まっている方なんて、いません。
正解なんてありませんから、本当に難しいものですね。

誰しも、アクションを起こすべきなのかどうか、
もしも、起こすのであれば、いつ、どのように起こせばがよいのか、
いろいろなことを、限りなく、考え、悩みます。

そんな中で、ご主人との温度差も意識しながら、
少しずつ、少しずつ、自分たちらしい選択をしていかれるのでしょうね。

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        妊 カ ラ サ バ イ バ ル ガ イ ド
           不妊を乗り切るために
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妊カラサバイバルガイドは、サイト版に、毎週、アップしていきます
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望んでもお子さんを授からない期間を長く経験することは、
おそらく、人生で、最も難しく、
また、ある意味、最もやりがいのある経験の1つかも知れません。

そして、苦痛や喪失感、失望を伴う経験です。

また、自身をとてつもなく成長させてくれる経験でもあります。

私たちは、妊カラサバイバルガイドが、
二人が不妊を乗り切る手助けとなるだけでなく、
二人が人間として、また、夫婦として、強くなること、
そして、二人の努力が報われることの一助になることを願って止みません。

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2006/5/6 汝、自らを責めることなかれ!
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》》》妊娠しやすいカラダづくり編集室より

━[不妊に関するご相談はQ&Aへどうぞ!]━━━━━━━━━━━━━

▼人には聞けない不妊の悩みに専門家がお答します。

【回答者】

・梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一先生
・セルフサポートグループNPO法人FINE(ファイン)代表 松本亜樹子さん
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▼皆さんからの妊娠報告をお待ちしています。

とにかく、不妊を克服された方々の体験は本当に励みになります。

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■編集後記 
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連休もあと1日を残すのみとなりました。
今年のゴールデンウィークは概ね天気にも恵まれ、
大いに楽しまれたことでしょう。

私は、サイクリング三昧でした。

最高に楽しめたのですが、
お陰で、顔は、日焼けで、ヒリヒリ、
足腰は、筋肉痛で、バキバキな状態です。

さて、次号予告です。

VOL.155より、「妊カラ基礎講座」が始まります。
多くのご要望にお応えします。
不妊を克服するために、必要な知識を一緒に勉強していこうというものです。
きっと、あらゆる場面に役立つと思います。

どうぞ、お楽しみに!

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]   No.154
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◎発行部数
・自社配信: 948部
・まぐまぐ: 4,802部
・合計部数: 5,750部(5月6日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【責任者】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセリンラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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