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VOL.111 体の働きが正常になる食べ方って?

2005年07月02日

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           妊娠しやすいカラダづくり 
         [メルマガ版毎週土曜日配信] 

  2005/7/2 #111  
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━                
http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関する様々な情報を、出来る限り客観的な視点で提供します。
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。

「気功的生活のすすめ」にてお知らせしていますが、
いよいよ、皆さんと直接お会いして、
不妊の悩みを克服するためのお手伝いを始めます。

まずは、皆さんからのご要望の多かった、
いでともみ先生の"不妊改善のための気功教室"からです。
今月中には詳細をお知らせ出来ると思います。

ところで、最近のブログ人気を反映して、
読者の皆さんから、個人で運営しているブログを紹介頂いたり、
相互リンクの依頼を頂くことが増えました。

そこで、妊娠しやすいカラダづくりのサイト版では、
読者の皆さんの個人サイト&ブログのリンク集のページを、
新たに設けることにしました。

個人でサイトやブログを開設、運営されている方で、
相互リンクを希望される方はメール下さいね。

詳細は、下記の案内をご覧下さい。

それでは、今週の更新情報です。

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            ★今週の更新情報★
  http://www.akanbou.com
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2005年7月1日 Q&A
治療の進め方に悩んでいます
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005070101.html
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2005年6月29日 Q&A
排卵日検査薬の正確性について
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005062901.html
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2005年6月28日 Q&A
不妊でしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005062801.html
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2005年6月28日 最新ニュース
妊娠時の肥満は娘の不妊を招きやすい
http://www.akanbou.com/news/news.062801.html
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2005年6月27日 Q&A
このままの治療に不安を感じます
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005062701.html
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2005年6月26日 最新ニュース
男性のストレスも治療成績に影響
http://www.akanbou.com/news/news.062601.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━[連載コラム]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     気 功 的 生 活 の す す め   

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http://www.akanbou.com/column/kikou-top.html

■"妊カラ"主催「不妊改善のための気功教室」

冒頭でお話した通り、
以前より、実際に、いで先生に気功を教えて欲しいというご要望を、
多くの方々から頂いておりました。

そこで、"妊カラ"主催「不妊改善のための気功教室」を企画しました。
不妊に関する悩みの相談も同時に出来るような形態を考えています。

まずは、試験的な実施をへて、常設の教室にする予定ですので、
皆さんのご参加をお待ちしています。

詳細は追って、発表しますので、お楽しみに!

また、開催場所やスケジュール、その他なんでも、ご希望があれば、
どしどし、メールをお寄せ下さい。

★メールのタイトルは「気功教室」でお願いします。
news-master@akanbou.com


━[気功的生活のすすめ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     第26回 心静かに、耳を澄ましてみる大切さ

              気功師・看護師・カウンセラー いでともみ      
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今回は、調心についてお話したいと思います。

調心とは、心の雑念を払い、リラックスすることで、
同時に入静し、意識的に、
自分の体や内気をコントロールする能力を高めることです。

ここで、一番難しいのが入静。

入静の過程は、功法の動きに合わせて、脳の後頭葉にα波が現れはじめ、
動きになれて繰り返していくうちに、雑念が少しずつ減少。
入静していくことで脳全体にα波が増えてきて、
前頭葉により現れていきます。

このようにして入静により、
心も脳もリラックスした状態になっていく訳です。

ただし、こうして言葉で説明するのは簡単ですが、
実際にやるのは難しい。

まず、気持ちの落ち着く環境で、目を閉じ、
動きに集中しながら呼吸法を使って行えば、
徐々に余計なことを考えないでいられるようになります。

でも、動きになれてくると功法を繰り返しているうちに、
頭が働きだしていろいろな雑念が浮かんでは消えるものです。

特に気功では瞑想をするのですが、
静かに自分の呼吸に意識を集中しながら雑念を追い払うのは、
初めはとても難しいと思います。

私たちは、常に何らかの悩みを抱え、
どんな時も何かしらの問題や日常の些細な事まで、
頭から離れることはないと思います。

そして、その状態から頭を空っぽにするのは、
ある程度、鍛錬が必要です。

でも、初めは雑念が消えなくても、
気功を行うやる気と姿勢だけで、心と頭を休めることは出来ます。
なかなか一人では出来なくても、
誘導してくれる指導者と仲間がいれば自然と環境づくりが出来るものです。

そして、少し冷静に離れた目線で物事を見直すきっかけや、時間を作れます。

心に詰まっている思いを開放し、
大切なことを見失わないための自分を見つめる時間になると思います。

気功を行うものとして、
私自身、心を整理する、いい時間をここで沢山得られたと実感しています。

それは、毎日を忙しく過ごし、
自分の体や心と向かい合うことを後回しにして逃げていた自分が、
立ち止まって今の自分に正面から向き合ってこれからを考え、
歩みだす大切な時間となりました。

ですから、ぜひ皆さんにも試してほしいのです。

次回は、これらを踏まえて、
心と体の関係とイメージの使い方・重要性をお話したいと思いますので、
来月まで待っててくださいね。

■いで先生へのご感想やご意見はメールでどうぞ
news-master@akanbou.com


━<今日から実践できる妊娠術>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

         "妊カラ"ウィークリー【9】

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"妊カラ"ウィークリーです。

今週のテーマは、「正しく食べれば、卵は育つ」です。

卵の成熟や排卵には、カラダの機能が正常に働くことが必要で、
そのためには、正しく食べることが大切です。

★排卵障害への治療は対症療法である。

"排卵障害"は、女性の不妊原因の2〜3割を占めると言われています。

不妊治療という観点から言うと、
この"排卵障害"は、さほど、困難な治療ではありません。

場合によっては、どんな薬を、どのように使うか、
医師の腕の見せ所、という難しいケースもあるにはありますが、
かなりの確率で、薬によって排卵を起こし、妊娠することが可能です。

ところが、忘れてならないのは、
排卵障害の治療は、そのほとんどは、"根本的な治療"ではなく、
"対症療法"である、ということです。

排卵しにくくなっている根本的な原因があることはあるのですが、
そこに対して治療を施すのではなく、
排卵誘発剤によって、人為的、強制的に排卵を起こすのです。

もちろん、排卵しさえすれば、妊娠が期待出来るわけですから、
それは、それでよしとしなければならなのですが、
排卵しにくくさせている根本的な原因を取り除いておかないと、
女性のカラダを長期的な視点からみてみると、
将来的に他のからだの不調を招きかねないリスクは抱えたまま、なのです。

お分かりいただけるでしょうか?

★インスリン抵抗性と排卵障害

もちろん、排卵障害の根本原因といっても、
単純ではありませんし、そんな簡単なものでもありません。

だいたい、原因不明の排卵障害も多いわけですし、
実際のところ、遺伝的な要因も少なくないとされています。

ただ、最近、排卵障害の原因の半分近くを占めると言われている、
多嚢胞性卵巣症候群や他の排卵障害には、
糖の代謝の異常が伴っていることが、盛んに言われています。

そこで、糖の代謝の異常から起こる排卵障害にスポットを当ててみます。

糖の代謝異常?

なんのこっちゃ、という感じですよね。

インスリンというホルモンの名前を聞いたことがあると思います。
血中のブドウ糖を細胞内に取り込むことによって、
血糖値を下げるホルモンです。

このインスリンの効き目が悪くなることを、
インスリン抵抗性が高いと言います。

インスリンの効き目が悪くなるということは、
血糖値は高いままですから、どんどん、インスリンが分泌され、
血液中には行き場を失ったブドウ糖とインスリンが大変な量になります。

高インスリン血症です。

これが進むと肥満を招き、糖尿病にすすむリスクが大きくなります。

この糖尿病の手前の状態が排卵を妨げる状態だというのです。

過剰なインスリンが卵巣に作用すると、
アンドロゲンという男性ホルモンの産生を促進し、
PCOSの原因の一つになります。

ですから、インスリン抵抗性を改善する糖尿病の薬を飲んだり、
体重を減らしたり、運動をすることによって、
排卵が起こることがあるのは、このようなメカニズムからなのです。

欧米では、このような臨床例が、度々、報告されています。

★インスリン抵抗性の原因は?

インスリンの効き目が悪くなるのは、
遺伝やストレス、運動不足、
そして、間違った食事を続けることが大きな原因になります。

★インスリン抵抗性を招かないような正しい食事とは?

インスリン抵抗性を招くパターンは、
血糖値が急激に上昇するような食べ方をすることで、
インスリンを過剰に分泌させ、
それによって、今度は、血糖値は急低下することで、
満たされない食欲のために、
また、何か食べたくなるという悪循環を繰り返すことです。

◎主食は、玄米か分搗き米(未精製穀物)

パンであれば全粒粉パン、シリアルなら玄米フレーク。
精製していない穀類は食物繊維が豊富で、腹持ちが良く、
体の中でしわしわと吸収されるので、
血糖値もゆるやかに上昇し、ゆっくりと下がっていきますので、
インスリン抵抗性を招かない主食です。

◎砂糖を減らす

空腹時に"砂糖"は禁物です。

空腹時に砂糖のたくさん入った甘いもにを食すると、
血糖値はロケットのように跳ね上がります。
そうすると、膵臓から大量のインスリンが分泌され、
血糖値を急激に下げます。

こんどは、強烈な空腹感におそわれ、
また、無性に甘いものが食べたくなるという悪循環になり、
次第にインスリンの効き目を悪化させます。

ですから、ケーキやお菓子は食後に食べるのが正解です。

ただし、果物に含まれる果糖は、
砂糖のように急激に血糖値を上げることはありませんので、
心配無用です。

◎豆を豊富に食べる

豆は、血糖値を急激に上げない食品の最右翼です。

積極的に食べましょう。

◎「生」のものを食べる

野菜サラダや果物、酢の物、刺身、漬物など、
火を通していない生の食べ物には、酵素が含まれています。

人間の体内で起こる化学反応には全て酵素がかかわっており、
なくてはならないものです。

ところが、加工食品が増えて、なまの物から酵素を補給しないと、
酵素を生成する膵臓の負担が大きくなって、
ホルモンのバランスを悪化させてしまうおそれがあります。

◎カロリーのある飲み物は避ける

清涼飲料水は多量の砂糖が入っていますので、
すぐに吸収されるため、血糖値の急激な上昇を招いてしまいます。

インスリン抵抗招く、最大の原因です。

喉が渇いたからといって、
お水かわりに缶コーヒーを飲むのは最悪、です。

◎ファーストフードは出来るだけ控える

今年の1月に発表されたアメリカの調査では、
週に2回以上、ファーストフードを食べる人は、
週1回未満の人に比べて、
インスリン抵抗性が約2倍になるという結果でした。

ファーストフードの消費量が多いほど、
インスリン抵抗性が高まるということが明らかにされました。

◎脂肪の摂取バランスに注意

肉やファーストフードに含まれる「飽和脂肪酸」や、
リノール酸を大量に含む植物油の摂取は、
インスリン抵抗性を招きやすく、
魚油や亜麻仁油、オリーブオイルは、
インスリン抵抗性を改善します。

肉は1日に40グラム以下に。

マーガリンやバター、マヨネーズ、クリームは、
出来るだけ控える。

フライや揚げ物も少なく。

加熱料理にはオリーブオイルを使う。

サラダには亜麻仁油を使う。

魚を週に2回以上食べる。

だいたいこのような感じです。

★正しい食事は治療の成功率を上げる

このように、正しい食事によって、
体の働きが正常になることで、
スムーズに糖の代謝され、
排卵を妨げるものを排除することが出来るのです。

結果として、治療の成功率も上昇するのは当然のことでしょう。

◎〈今日から実践出来る妊娠術〉"妊カラ"ウィークリーで、
 希望するテーマやご質問があれば、どしどし、メール下さい!
news-master@akanbou.com


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  読者の皆さんの個人のサイトやブログと相互リンクして下さい!

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妊娠しやすいカラダづくりのサイト版に、
読者の個人サイト&ブログのリンク集のページを新設することになりました。

つきましては、個人サイトやブログを開設、運営されている方で、
相互リンクを希望される方は、下記の要領で事務局宛、お知らせ下さい。

■メール宛先
edit@akanbou.com

■メールタイトル
相互リンク

■お知らせ頂きたい内容
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2)連絡先メールアドレス
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5)自己紹介文(200字程度)

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妊娠しやすいカラダづくりの主旨に関係のない内容、
または、物販等の営利目的のサイトやブログは、
ご希望に添いかねる場合がありますので、予めご了承下さい。

尚、当サイトへのリンクの形態はおまかせします。

どしどし、お寄せ下さい、お待ちしています!


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皆さんからの妊娠報告をお待ちしています
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■編集後記 
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正しい食事の他に、適度な運動もインスリン抵抗性を改善します。
体重が落ちなくても、食事の内容を改善し、
毎日のウォーキングで排卵障害が改善されることもよくあります。

全ての排卵障害において、
有効であるとは限りませんが、
カラダの機能を正常にすることの恩恵は計りしれません。

不妊改善のための気功教室へのご要望、
個人サイト&ブログの運営者の皆さんからの相互リンクのメールは、
どしどし、お寄せ下さい。

お待ちしています!

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妊娠しやすいカラダづくり No.111
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
      [妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【発行責任者】細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【編 集】 酒井奈緒
【監 修】  荻田浩司(内科医・医学博士)
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