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VOL.059 生活を見直すことから始めましょう【前半】

2004年08月08日

                               
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□■□■□                      2004年8月8日発行  
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□■□■□     ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇        《毎週土曜日配信》
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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することにチャレンジしてみませんか?

私たち、「妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト」は、
不妊に悩むカップルを
正しい知識と情報を提供することによって
応援したい、

人まかせではなく、
自分たちのおかれた状況を正しく認識し、
自分たちを見失うことなく、
主体的、根治療法的な取り組みの力になりたい、
そんなふうに考えています。

よりよい内容にするためにも、
このメルマガに関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。

◆メールアドレス:info@nature-g.com

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皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。

1日遅れの配信になりました。
大変お待たせした皆さんにはお詫び申し上げます。

さて、新たに「妊娠しやすいカラダづくりへの5つのステップ」を始めます。
今回が第1回目のステップ1「生活を見直すことからはじめましょう」の
前半です。
後半は今週中に配信する予定です。

この連載では、各ステップのテーマ毎に、
読者の皆さんからのご質問やご相談を募り、
従来の内容にプラスして頂いたメ−ルにもお答えしていくようにしました。

そして、最新ニュースは今後はホームページ「妊娠しやすいカラダづくり」
ニュース&トピックスとして、アップしています。
今後はその都度、更新していきます。

サイトのほうは、現在はこの「ニュース&トピックス」のみの
プレオープンですが、
順次、コンテンツをアップしていきますので、
よろしくお願いいたします。

--VOL.059-INDEX-----------------------------------------------------

・最新ニュースタイトル

・連載「妊娠しやすいカラダへの5つのステップ」
 ステップ1 生活を見直すことから始めましょう

・ストレスとどう付き合う?気功的生活のすすめ
 第18回 「大切なこと〜生活の中の気功」

・編集後記

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  最 新 ニ ュ ー ス タ イ ト ル 一 覧

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ニュース&トピックスのメインページ(タイトル一覧ページ)はこちらから
http://www.akanbou.com/news/main.html

各タイトルの詳細記事の内容と解説のコメントをサイトでご覧頂けます。

■摂食障害が不妊症を招く
http://www.akanbou.com/news/news.080401.html

■35歳以降に子供を産むと卵巣がんにかかるリスクが低下する
http://www.akanbou.com/news/news.080601.html

■兵庫県が不妊治療助成の受け付けをスタート
http://www.akanbou.com/news/news.080602.html

■鹿児島県と鹿児島市が不妊治療費助成の受け付けをスタート
http://www.akanbou.com/news/news.0800701.html

---------★最新ニュース&トピックスに関するご質問等は★-------------

今週、ご紹介した最新ニュース&トピックスに関するご質問等ありましたら、
下記のアドレス宛にお送り下さい。
info@nature-g.com

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     連載 妊娠しやすいカラダづくりへの5つのステップ
  【ステップ1】「生活を見直すことから始めましょう」(前半)
      
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妊娠しやすいカラダづくりのためのファーストステップです。
生活習慣全般を見直すことからはじめませんか?
というものです。

こういうと割と皆さん、ピン!ときます。
誰しも自分の生活習慣について、
いろいろ粗探しをしてみると、
一つや二つ、カラダに悪そうなことって出てくるものです。
野菜が足らないかな〜、とか、
運動不足だろうな〜、とか、
それぞれに思い当たるところがあります。

ところが、生活習慣って、
ちょっとやそっとではなかなか見直せるものではないものです。

その上、見直したからといって、
いきなり何かが変わるものでもなく、
効果がなかなかでにくいというか、見えにくく、
長く時間がかかるものでもあるので、
一つ間違うと、もー、止ーめた、となるか、
頑に優等生的生活に疲れてしまい逆にストレスを溜め込んでしまう、
なんてことになりかねません。

そこで、妊娠しやすいカラダづくりのために生活を見直すということが
どういうことなのか、今一度、考えてみました。

■新しい生命を育む土壌づくり

植物にたとえます。

種を蒔いたあとは、
気候や土壌、水、養分次第で枯れてしまうか、
芽を出し成長していくかが決まります。
いわゆる母なる大地の養分によって生命が育まれます。

新しい生命の誕生、生育にもっとも大切なのは、
その母体の状態です。

■不妊治療を受けるのであれば取組んでも無駄?

自然妊娠で授かるにしても、
不妊治療による妊娠であるにしても大切なことは全く変わりありません。

不妊治療による補助を受けようとも、
卵や精子を育むのは私たちのカラダであり、
妊娠、そしてその継続、出産を可能にするのは、
薬や注射の力では決してありません。
母体に備わる生殖力です。

カラダの各機能がしっかりと働くこと、
このことなしにはなにも始まりません。

■ノウハウやマニュアルよりも考え方が大切

生活習慣をひとつひとつ、何をどうすれば良いのか、
挙げていけば、それこそキリがありません。

基本となる生活の状況は人ぞれぞれに異なります。
具体的なノウハウを列挙してマニュアル化することはさほど意味が
ありません。
それよりもその通りやらないと怠けているような罪悪感に苛まれたり、
そのことがストレスに感じたりすれば百害あって一利なしです。

何が大切で必要なことなのか、
考え方を理解することが大切です。

■新しい生命を迎えるための最も重要な準備。

結局のところ、新しい家族の一員を迎えるため、
ということに尽きるということ、
このことが最も強調したいことです。

ゲストを自宅に招待した際に、
掃除して、花を飾り、
ゲストに楽しく、リラックスして過ごしてもらうための心遣いは
誰しも当然のこととしています。

新しい生命を迎えるためには何が最も大切なのでしょう。
ベビーベッドやベビー服も必要ですが、
それよりも大切なのは、
未だ見ぬ生まれきたる子供が、
その後の長い人生を健康に生きるための
正しい食習慣を身につけるような環境づくりです。
子供に伝えるべきは、正しい生活習慣です。

そして、それは、両親が身をもって示すことでのみ可能です。

妊娠しやすいカラダづくりをきっかけに生活を見直すことは、
妊娠しやすいカラダをつくることに止まらず、
新しい家族の一員が健全に育つための環境づくりなのです。

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バランス良く食べること
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生活習慣に優先順位をつけるとしたら、
やはり食生活が最重要テーマということになるでしょうか。
飽食と言われる現代ですが、
油断すればとんでもない落とし穴がいくつもあることに気付きます。
とにかく自己防衛することしかありません。

なぜなら、現代の食べ物は、
食品産業によって提供されるものの割合が、
大変な勢いで増えているのが特徴です。
そして、企業が提供する食品は、
食べる人のカラダのためではなく、
企業の論理によって製造されているからです。

このことは、
手軽で、便利で、長持ちして、見た目美味しいそうな食品が溢れていますが、
逆に私たちのカラダにとっては有り難くない状況を作り出しています。

一言で言いますと、
食べ物が本来もっている自然な栄養バランスを壊しているため、
体内での栄養バランスが崩れてしまい、
カラダに本来備わっているさまざまな機能のスムーズさ、
効率性が低下しているのではないかということです。

★カロリー過多の栄養不足
食べ物の見た目の綺麗さや美味しさを追求した結果、
徹底して精製、加工しています。
このことによりとっても大切なビタミン、ミネラル、酵素を捨てています。

対策は、無精製の穀物を主食とすることです。
米であれば玄米や胚芽米、
小麦粉であれば全粒小麦粉や小麦ふすま、小麦胚芽を取ることです。
また、最近、注目されている雑穀を玄米に加えることで、
理想的な栄養バランスが実現します。
雑穀には、あわ、ひえ、ハトムギ、アマランサス等があります。

★腸内環境の悪化
腸は消化管の終着地です。
ここから栄養素が吸収され、
また不必要な物、有害な物質が排泄されます。
出入り口としてとっても重要なところと言えます。
いくらせっせと食べても
ここの環境が悪いと効率的に吸収、排泄されないと
元も子もなくなります。

ところが、食物繊維がはぎとられた食品が多い現代では、
腸内環境が悲惨なことになっており、
便秘に悩む人が大変増えています。

対策は、食物繊維をとること。
具体的にはごはん(玄米)中心の和食に、
納豆をプラスして野菜たっぷりが理想的なメニューです。
さらに、ヨーグルトを毎日食べること。
一方、肉などの動物性タンパク質を控えめに。

★脂肪の摂取バランスの悪化
リノール酸過多でオメガ6とオメガ3の脂肪の摂取バランスが、
崩れていること。
このことはアレルギーを始めとするさまざまな不調の原因となっています。

対策は、コ−ン油や紅花油などのリノール酸が多い油の摂取を控えること、
マーガリンやスナック菓子等のショートニングをとらないこと、
加熱調理にはオリーブオイル、
亜麻仁や魚を食べてオメガ3脂肪を積極的にとること等です。

★酵素不足
酵素は体内の代謝になくてはならないものです。
いくら炭水化物や脂肪等の栄養を摂取しても、
それらを消化したり、燃やしたりする酵素が不足していると
効率的なエネルギー産生は実現しません。

対策としては、生の野菜を種類と量を豊富に食べること。
毎朝、自家製の野菜、果物ジュースを飲むこと。
豆類を豊富に食べること。

以上の4つのテーマに加えて、
何でも食べること、
それに尽きます。

そして、考えてみると食生活の乱れはすべからく、
食に手間をかけないことが根本原因のように思われます。
色々な種類の新鮮な食材を調理して食すること、
これによってほとんどの問題は解決します。

--------------
小食を旨とする
--------------
昔から言われている"腹八分"という戒めは、
現代には昔の百万倍も価値があるように思います。

考えれば考えるほど小食が理にかなっていることが分かります。
食事を制限すると寿命が延びることは科学的に証明されています。
それは、カロリーを制限すると、
ミトコンドリアから発生する活性酸素の量が抑制されるためであると
考えられています。

要するに食べ過ぎると老化が早まるというわけです。

また、定期的に断食をすることで、
一時的な飢餓状態をつくることによって、
人間に備わった生殖力が向上することもよく言われることです。

それは人類の歴史をみてみると、
食糧難の時代ほど、
子供がたくさん産まれているということからも真実味が帯びてきます。

小食を意識したり、
週末断食を実践するとカラダが軽く感じられて体調も
大変よくなります。

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適切な体重を維持していますか?
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BMI(体格指数)で適正体重を知ることが出来ます。
世界共通の肥満度の指標をBMIといいます。Body Mass Indexの略です。
身長と体重から計算されます。

[BMI=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)]

身長の二乗に対する体重の比で体格をあらわす指数になります。
http://www.pleasuresky.co.jp/hi/body/bmi.php3
このサイトで、自分の身長と体重と年齢、性別を入力すれば、BMIを自動
計算してくれます。指標の見方は、
20以下  低体重
20〜25 普通体重
25〜30 肥満1度
30〜35 肥満2度
35〜40 肥満3度
40以上  肥満4度 

このBMIが男女とも、22の時に高血圧、肝障害、耐糖能障害等の
有病率が最も低くなるということが判明しています。
そこで、BMIが22となる体重を標準体重としています。
その算出の仕方は、

[標準体重=22×身長(m)×身長(m)]

肥満でもやせすぎていても妊娠しづらくなります。
まずは、適正な体重にすることです。
ただし、無理なダイエットは逆効果です。

以上で食生活についてを終了します。
ステップ1の後半は、嗜好品、ライフスタイル編です。

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 読者の皆さんからのメ−ル
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ステップ1に関する読者の皆さんからのメ−ルをご紹介して、
それにお答します。

----[ここから引用]------------------------------------------------

さっそくですが、生活習慣に関する日々感じている不安についてです。
現在、結婚して1年7ヶ月年齢36歳です。
結婚を機に、妊娠のためというのではなく主人が
肥満気味だったこともあり、
お互いの健康のために体を考えた食生活、生活習慣に変えました。
玄米食、ジュースをやめてお茶、コントレックスに、
間食をしないように、毎日軽く運動をするなど、
結果的に妊娠力を高める生活になったようでよかったなと思っています。
ただ、さっぱりコウノトリがやってくる気配はなく、それどころか私の
年齢的な限界が近づいているようで、生理が弱かったり無排卵、黄体機能
不全などホルモンのバランスが崩れている現在です。

実は結婚するまで、体調管理にはまったく無頓着で、
ひどい冷え性を持ちながらも改善せず、男性と同じように仕事をこなし、
そのストレス発散のため毎日ケーキを2〜3個たべては食事を抜くなど、
今思えば身も凍るような(^^; 生活を15年近く続けてしまいました。

まったく後悔先に立たずなのですが、
やはり長年のこういった生活は、
早い「女性の終わり」を促進してしまうのでしょうか?
今すでに卵胞が育たなかったりしているのですが、
今更食生活など見直しても時すでに遅しなのかな、
と婦人科に行く度に落ち込み時に涙してしまいます。
気休めの「だいじょうぶですよ」という言葉ではなく、
実際の影響を事実として捉えたいと思っています。

といいますのも、これ以上ホルモンの状態がよくなる可能性がないのなら、
今は、私たち夫婦が望んでタイミング療法だけを受けているのですが、
先生の進める「ステップアップ」(注射を併用した排卵誘発剤の投与)を
考えるべきなのかどうか、悩んでいるからです。

自分としては、37歳の誕生日の来る来年1月いっぱいまで
このまま自然のままで、
サプリメントを飲んでカラダが若返らないものかと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

------[ここまで引用終わり]----------------------------------------

Yさん、メ−ルありがとうございました。
同様のご相談のメ−ルを多数頂いており、
代表してYさんのメ−ルをそのままご紹介させて頂きました。

まずは、結婚を機に妊娠のためというのではなく、
お互の健康のためにカラダを考えた食生活、生活習慣を
見直されたことはとても良いことだと思います。

ただし、お気をつけ頂きたいのは、
なんらかの妊娠を妨げているであろう状態を改善するために、
食生活やライフスタイルを見直すことは、
即効性のある対策としては決して期待できるものではない、
ということをご理解下さい。

ましてや、独身時代に無茶な生活をされてきたという自覚がおありであり、
そのことが肉体的に生殖力の早期の低下に影響しているとすれば、
自然に改善されるためには、
同じくらいの期間を要すると考えるのが、
無理のない考え方ではないでしょうか。

因に、閉経時期と食生活の関連についての文献を探したところ、
2000年にアメリカの医学専門誌に掲載された論文がありました。
それは、岐阜大学医学部公衆衛生学教室の永田教授によるもので、
岐阜県高山市の女性1100人を6年間追跡調査したところ、
緑黄色野菜を多く食べている女性ほど閉経になる割合が低かったそうです。
やはり、食生活と女性の生殖機能に関連性があるようで、
若い頃のつけは払わねばならないのが現実でしょうか。

とは言うものの、Yさんの状況は決して重症ではありません。
36歳で結婚されて1年7ヶ月になるが未だ妊娠されない。
無排卵の周期もあり、
黄体機能不全の疑いがあるとのこと。
文面からはどこまで不妊の検査を受けられたのか、
ご主人はどうなのか定かではないところはもちろんあるものの、
この状態を客観的に見ますと、
決して悲観されるような状態ではありません。

今後の方策を考えてみますと、
今のままで来年1月まで様子をご覧になるのは、
年齢を考えますと長過ぎて、リスキーです。
現在のハーブによる療法で様子を見るのは3ヶ月程度にされるべきです。
3周期で変化が見られない場合には、
治療によるホルモン療法を受けられべきです。

大切なことは状況に応じた対策を適切なタイミングで実行することです。
食生活や生活習慣を見直すことは、
ベーシックなことで、いわば当たり前のことです。
妊娠のため、というよりも、Yさんもおっしゃっておられるように、
お二人の健康のため、
さらに、未だ見ぬお子様の健康のためです。

妊娠の障害になっているものは、
適切な方法で取り除いていく必要があります。
タイムリミットが存在することを悲観するよりも、
だからどのような対策が必要なのかを冷静に判断し、
前向きに実行することが大切です。

くれぐれも悲観したり、焦ったりして、
ご自分を追い込んだりしないように。
それは百害あって一利なし、です。

前向きにご自分とご主人に備わっている力を信じましょう。
それと昔のことを悔やんでもなにも良くなりません。
その経験が、結果として、
今後のご家族の健康に寄与するようになると考えて、
災い転じて福としましょう!

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妊娠しやすいカラダづくりへの5つのステップへ情報、ご質問、ご相談を
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情報や質問、相談は下記のメールアドレス宛にお願いします。
●info@nature-g.com

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  連載コラム「気功的生活のすすめ」            第18回
      
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アンケートからも多くも方々が熱心に読んで頂いているようです。
今後はより実践的な内容をお届けしたいと思っています。

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 「大切なこと・・・生活の中の気功」          いで ともみ
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普段、何気なく生活をしていると、見過ごしている事が以外に沢山あります。
今の季節だと、まさに外を歩けば、
自然も街も人も躍動的な色をしていますよね。
私もこの時期になると、オレンジなどの元気の出るような、
鮮やかな色がどうしても着たくなります。
天気のいい日は、真っ青な空の青と道に並ぶ街路樹の緑の青さが、
まず目を引き、日の光に輝く全てが、
眩しいだけじゃなくて色濃く生命力溢れて映ります。
そんな近くにあるものが、あんまりにも当たり前すぎて、
何も感じなくなる......それが一番怖い事だと思いませんか。

日頃、テレビや街の騒音に囲まれて生活していると、
何も気にならなくなり、
平気でうるさい中でも寝れたり普通に生活していますが、
突然、何もない田舎に行くといきなりその静けさに驚き、
逆に落ち着かなくなったり眠れなくなることがあります。
子供の頃は、田舎の夜の静けさが怖くて
虫の音や風の音がすごく響いて大きく聞こえ、
異空間に来たような心細さを感じたものです。

そうやって、私たちは子供の頃に比べどんどん大人になるとともに、
色々なものに慣れて鈍感になっていくのです。
それは、五感で感じる物だけでなく、心で受け止めてきたものも同じです。
そして、自分の体も私たちは今こうして生きて動いていることに、
なんの疑問も持たなくなります。

最近、テレビをみればあちらこちらで、
健康にいいものを紹介してくれています。
これを食べれば疲れがとれる! これをすれば痩せられる! 
などなど、色々ありますが、それも大変興味深いし勉強になりますが、
まず、その前に自分で自分の心と体や生活の上の
あらゆる環境の中にあるものに対し、
一度しっかりと目を向けてほしいのです。

私が思う大切な事......、
自分でも時々忘れずにしなければと気をつけていることがあります。
それは、全ての物事や動作、存在や出来事は、
ひとつに繋がっているということ。
食することも、眠ることも、仕事も遊びも......
一つ一つを自分と共に見つめて感じる事が出来れば、
いろんなことが大切に思え、繋がっていきます。

ここに生きて生活することは、自然の摂理と密接に絡み合い、
そこには大きなエネルギー(気)が溢れている。
そして、全ての存在を意識し、気を感じれば、
この世に生きて普通に生活することさえが功法になっていきます。

体を持つ現世において、
それらを体感するという形で与えられているものは常に溢れており、
今、感じられることを一つ一つ大切にすれば、
自分を生かしてくれるエネルギーは魂に流れ込んでくる。

心豊かに朗らかに、全てに感謝できれば、
なんと一瞬一瞬が幸せに溢れていることか。
手と手の間に流れる幸せの波動は、触れるものにも移って行く。
ささやかな幸せが、大きな愛を生む。
今の幸せを思う。これからをありがたいと感じる。
だから、全てを大切にしたい......。

今日から、少し自分を...、
そしてその周囲にあるものから環境や周りの人達をじっくりと、
観察してみてください。
そして、そこから溢れるエネルギーを感じ、
今それらに囲まれている自分を受け止めてください。
そこから何かが始まり、変化を生むはずです。

では、まず、ここでは今まで気に止めてなかった自分を中心に、
感じていきたいと思います。
自分を知り、感じて、慈しむことで、
自然と色々なものの見方が変わるはずです。
自分を大切に考えてみましょう。
ここを見過ごすと、何もかもが表面的にしか大切に扱うことができません。
ただ、捕らえ方を間違えてはいけません。
大切にすることは、わがままや自分勝手とは違います。
ここを勘違いすると全てがまったく別方向に行ってしまいます。
それらを頭に入れて、次回はまず、体を見つめてみましょう。
それでは、真夏日が続いていますが、
体調には気をつけていい夏休みを過ごせるように、
ちょっと自分の五感をフルに使ってみてください。
なにか、いつもと違う素敵なものを見つけたらぜひ、教えてくださいね! 
皆で日常に溢れる大切なものを分かち合いましょう。

-------------------------------------------
いで ともみ(看護師・カウンセラー・気功師)
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不妊症は現代病であると考え、西洋医学、東洋医学、心理学に通じた立場と
これまでの豊富な臨床経験を生かし、妊娠しやすいカラダづくりプロジェク
トのメンタルサポートを担当しています。

★連載コラム「気功的生活のすすめ」に関しての感想や内容についてのご質
問等は、どしどしメールでお寄せ下さい。
info@nature-g.com

----Congratulation!-------------------------------------------------
 
      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

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アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。

■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴

■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用

■妊娠にいたった治療内容

■妊娠にいたった経緯

■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

■現在、不妊改善中の方へ一言

以上です。
よろしくお願いします。

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        ★誌上カウンセリングに応募下さい★
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妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311

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現在の状況を出来るだけ詳しくお書き下さい。適切なサプリメントの摂取プ
ランをご提案させて頂きます。それぞれのご予算に応じたプランニングです。
ご利用を通してフォローさせて頂きます。

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■編集後記 
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まるまる1日遅れの配信になってしまいました。、
本当に申し訳ありません。

ステップ1の後半は今週中に配信いたします。
また、サイトは順次更新していきますので、
今後もチェックしてみて下さい。

また、先日のアンケートにもあったのですが、
相談したいのだけれど、
どのようにすれば良いかわからないとか、
勇気が出ないとか、
多くありました。
ちょっと、フリーなメ−ルは敷居が高いんでしょうか。
サイト上で気軽にご相談を受け付けられるように計画しています。

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★「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
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妊娠しやすいカラダづくり No.059
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【発 行】 株式会社ライフケアマネージメント内
      [妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏
【監 修】  荻田浩司(内科医・医学博士)
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