後悔だけはしたくないと思い、やれる最大限のことを

13.08.11

お名前  NWさん 性別  女性 年齢  40歳 結婚歴  5年2ヶ月
不妊期間 3年3ヶ月 不妊治療期間 3年3ヶ月

妊娠に至った治療内容

顕微授精(4回目)。
自然周期で排卵誘発剤で刺激して、3つの卵子採取したが胚盤胞までいったのがたった1つ。一番いいグレードだったので、体調を整えるために凍結して、3ヶ月後に移植して妊娠。

妊娠に至った経緯

36歳1ヶ月で両方卵巣嚢腫による右全摘出左部分切除手術を受ける。

卵巣が弱かったため結婚が決まると同時に不妊治療に入る(36歳8ヶ月)。7回の人工授精したが陰性。夫の不妊(運動率が悪い)のため最初から顕微授精。1回目は4個取れて1個胚移植するが陰性。残りを胚盤胞まで育てようとしたが育たなかった。2回目は2個取れたが胚盤胞まで育たずにゼロになる。卵巣の負担が大きいので3ヶ月休憩して、3回目は5個取れて2個の胚盤胞ができて1つ移植したが陰性。凍結した1個を移植した時かすかに妊娠反応出るがすぐに出血。

精神的に追い詰められた時自然妊娠が分かる(38歳4ヶ月)、しかし7週で流産。

その後1年近くタイミングに切り替えたが妊娠せず、精神的にも肉体的にも限界を感じ、最後の顕微授精と決めて臨んだのが39歳5ヶ月。たった1個の胚盤胞の受精卵を39歳8ヶ月で移植して妊娠。

40歳5ヶ月で出産。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

高いが保険がきかない漢方薬。

サプリメントはベイビー&ミーフォーウィメン(マルチビタミンミネラルフォーウィメン)とベイビー&ミーメン(アンチオキシダントフォーメン)。葉酸。亜麻仁油。

食事は冷凍ものはもちろん、外食もほとんどせず、母にも手伝ってもらって有機野菜や天然魚などをふんだんに取り入れた和食中心にした。ストレスたまるので、食材が信頼できるレストランでフランス料理や懐石料理を食べに行った。
運動は趣味が自転車だったので毎週80キロぐらいのサイクリング。毎日1時間半~2時間の歩行。週に1度のヨガ。できない時もあったができるだけやるようにした。
週1度の鍼治療。

不妊改善中の方へひと言

お金をかければ子どもが授かる保証はどこにもなく、だけど後悔だけはしたくないと思いやれる最大限のことをしました。ここまでやれば諦めもつくだろう・・・と。

姉や友人からもそんなにはお金はかけられない金持ちだねと嫌味を言われたりししましたが、夫との合言葉は「生活保護受けてでも子どもが欲しい、健康な体があれば働くことができる」でした。

預金も底をついた頃の妊娠で、私の両親にも援助をしてもらいました。夫は婿なので私の両親は跡取りの為に協力してくれました。

結局トータルで700万ぐらいかかりましたが、元気な男の子を授かってよかったです。何より跡取りができたと大喜びする両親と眠い目をこすりながら日々努力してくれた夫の喜ぶ顔が見れて、子どもは家族を幸せにしてくれるものだと思いました。

その他、ご自由に

こうやって結果が得られた私は、恵まれてると思います。

嫌味を言われた姉(姉も不妊治療中)とは絶縁関係にあり、友人からは「やっぱりコツコツ頑張ってる人は報われるんだね」と言われて未だ会うこともないので、複雑な心境ではあります。しかしわが子を見るたびに幸せを感じるのでこれでよかったのだと思います。お金がないので2ヶ月で子どもは保育園ですが、忙しく充実した日を送ってます。

不妊治療中には細川さんにグチをメールしたりして、随分ストレス発散になりました。大好きなワインもセーブしないといけなかったので、たまに夫とたくさん飲んだりしました。

妊娠が分かっても6週から出血して切迫流産で安静。安定期入る前には前置胎盤のため出血と激痛で安静。あんなに運動していたのに筋肉は落ちまくり歩くのもふらふらしていました。何とかマタニティヨガを始められたのが7ヶ月の時。逆子もギリギリまで直らず、8ヶ月からは毎日2時間歩きました。10ヶ月からは3時間歩きました。破水しても陣痛はこないで、帝王切開ギリギリの破水から54時間で産みました。

切迫流産中は夫が朝5時起きで弁当や朝食、洗濯掃除をしてくれました。今は私が授乳で夜起こされるので、やっぱり5時起きで支度をしてくれます。夫婦仲も良くなりました。

そんな問題だらけの妊娠生活だったため、妊娠報告が遅くなり出産報告になってしまい、すみません。

編集室より

ご出産おめでとうございます。

貴重なご経験を投稿いただきまして本当にありがとうございます。
これまで、何度かメールのやりとりをさせていただいていたので、私たちも本当に感謝!感謝!です。
不妊治療経験は夫婦の絆を強くする、ですね。
私たちも勇気をいただきました。

これからふたりで育児を存分に楽しまれることでしょうね。
本当にありがとうございました。