7回のAIH、6回のIVF、ICSIをへて

09.11.10

お名前  T.Tさん 性別  女性 年齢  38歳 結婚歴  6年0ヶ月
不妊期間 6年7ヶ月 不妊治療期間 3年9ヶ月

妊娠に至った治療内容

人工授精 7回、体外(顕微)受精 6回

妊娠に至った経緯

32歳で結婚して、いつできてもいいと思っていましたが、授からず、2年3ヶ月を過ぎたころ、1つ目の病院の門をたたきました。

一通り検査をして、私には子宮筋腫、夫の精子は量と運動率に若干少なめなので、自然妊娠は厳しいかもしれないが、妊娠できないことはないとの結論に。

その病院で2回人工授精をして、年齢もあるからと、ステップアップを薦められました。

機械的な感じを受けてしまったためか、なんとなくその病院から足が遠のき、夫が転職したり、自分の仕事が忙しかったりで、1年4ヶ月ほど通院せずにいましたが、その間基礎体温ははかり、自己流タイミングは計っていましたが、妊娠にいたることはありませんでした。

37歳を目前にして、やはりこのままではと思い、心機一転取り組むためにも病院を変更してみようと思いました。
以前にお話をお聞きする機会もあったこともあり、通勤途中に病院もあるので、ここでお願いできたらと思うところに行きました。
検査結果などは古いかと思いましたが、あるものはもって行きました。

先生もスタッフの方も丁寧に説明してくださり、以前とは違う心境ですすんでいきました。

人工授精を4回、初の体外受精挑戦で一度妊娠を確認できましたが、12週で稽留流産しました。
1回目の流産でしたが、次回のために何か原因がわかればと、習慣性流産の血液検査をしたところ、赤ちゃんに十分血液が届いていなかった可能性があることがわかり、今度妊娠することができればバファリンを飲むことなど対策をとらねばならないことがわかりました。
これはロング法で誘発した採卵でしたが、数があまり増えず4個採卵できたうちの虎の子の受精卵でした。

OKが出て、治療を再開しました。

もう一度ロング法による採卵をして体外受精に挑戦しましたが、数も増えず受精もせず。

1周期とばして、クロミッドで誘発して自然周期での採卵に変更になりましたが、2回受精せず。

気持ち的にはこの頃が一番沈み込んでました。

もう一度自然周期での採卵から顕微授精へ。
やっと1個が胚盤胞まで育ち、凍結することができました。
でもたった一つのためもう1個でも増やせないかということで、次の周期も自然周期での採卵を試みましたが、排卵済みで人工授精に切り替わりました。

もう一度、自然周期での採卵を試みましたが、受精しませんでした。

年齢も進みますし、次の自然周期に凍結胚盤胞を戻そうということになりましたが、この間インフルエンザにかかったりして2周期見送りました。

戻すための準備をしていたわけですが、自然周期の卵子がいるので、これを採卵してみるかどうかといわれ、顕微授精してもらったところ、これが順調に育ち、凍結胚を戻さず、今周期の受精卵(新鮮胚)を戻してもらいましたら、妊娠にいたりました。

エストラーナとバファリン、プロゲストンの注射を毎日、安定するまで続きました。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

夏でも腹巻、冷やさない。
こちらのサプリメント(アンチオキシダントフォーベイビー&ミー、スーパーアンチオキシダントセット)。
ザクロエキス。

夫にも病院で処方された漢方薬とザクロエキス。
劇的な変化はありませんでしたが、体調がよくなったようで徐々に上向きでした。

ヨガをしている友人から教えてもらった体操。

食事の記録。

あまり、神経質にならず食べたいものは食べ、自分で解決できないストレス(仕事とか)以外は避けるようにしていました。

不妊改善中の方へひと言

このサイトにお世話になっているもののひとりとして、何を言っていいのか言葉が出ません。
自分自身のお体を大切に、よい結果につながることをお祈りします。

その他、ご自由に

信頼できる病院の先生、スタッフの方々に出会うことができ、大変お世話になりました。
また、仕事のストレスを抱えながらも、話を聞き、薬を飲み、協力してくれた夫に感謝します。

また、受精卵がなかなかできないときに、細川さんにお会いする機会がありました。
おかげさまで予定日まで1ヶ月をきりました。
お礼をこめて報告します。

編集室より

おめでとうございます!

Tさん、よかったですね。
私も本当にうれしく思います。

その節は、遠いところ、わざわざお越しいただきありがとうございました。
大変な思いをされ、そして、いろいろ模索されていらっしゃった頃だったのですね。
今でもお話しした内容はよく覚えています。

新しい生命というのは、パートナーの状態も含めて、数えきれないくらい、いろいろなものやことが相互に影響しあって、そして、ある時に、授かるものなのだと、つくづくと感じます。

ですから、その時々に起こることについては、あまり悲観的になる必要はないのかもしれませんね。

大切なのは、信頼できる病院や先生との出会い、一緒に取り組むこと、そして、何よりも、パートナーと心をあわせることでしょうか。

知らせていただき、本当にありがとうございました。

もうすぐですね、お元気なお子さまをご出産されますように!