セカンドオピニオンを求め、体外受精で

06.10.06

お名前  HANA さん 性別  女性 年齢  44歳 結婚歴  4年8ヶ月
不妊期間 4年8ヶ月 不妊治療期間 0年9ヶ月

妊娠に至った治療内容

精液検査、フーナーテスト、体外受精

妊娠に至った経緯

PCOSであったため、自力排卵が難しく、不妊治療を始める前10年間は、毎月4~5本のFSH製剤の注射により、生理を起こさせていた。
PCOSの治療から5年後に結婚。
治療は継続し、その過程で症状が改善され排卵も起こるようになるが妊娠せず。
昨年よりクロミッドも併用し、半年間タイミングをとるも妊娠せず。
そのクリニックでは、申し出てもホルモンのチェック、卵管の検査、精液検査もしてくれず、疑問を感じ通院を止める。
ARTに進むべきか迷っていた時、セカンドオピニオンを求め、内科医で不妊カウンセリングをしているドクターに相談。
年齢的に、一刻も早い体外受精を勧められ、そのクリニックで私のホルモン値の検査、夫の精液検査をしてもらう。
いずれも問題のない数値。
また、同時期に不妊に力を入れている鍼灸医で相談するとやはり早い時期の体外受精を勧められる。
二人の先生から同じ意見を言われ、体外受精を決意するも、仕事の繁忙期にかかったためしばらくは不妊専門クリニックに行けず、その2ヶ月半後に初体外受精。
初診時にちょうど自力で卵胞が育っており、全く誘発なく1個の採卵で受精し妊娠。
自然周期をメインとするクリニックであったため、処方された薬剤は移植後のホルモン剤9錠のみ、わずか9回の通院で卒業。
PCOSの治療で大量の注射をしていたので、薬剤投与がほとんどなくうれしかった。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

タイミングで妊娠しなかったころ、ネットで調べた結果、不妊に対し自分がいかにのんきで無知であるかがわかった。
それからはホルモン値や体外受精について、こちらのサイトも含め情報収集を行った。
体外受精を決意してから、通院できない2ヶ月間は体作りの時期ととらえ、週1日鍼灸医に通院し、そちらの指導のもと、毎日の自宅でお灸や股関節のストレッチ、週末には下半身中心のエクササイズをした。
夏の冷房に弱いため、真夏であっても長袖、パンツで通勤。常に腹巻きを携帯し、寒さを感じたら着用していた。
10年前より玄米食を実践、また豆乳を毎日飲んだ。
こちらのサイトを参考に、葉酸サプリ、フランス海岸松樹皮エキスのサプリを摂取。

不妊改善中の方へひと言

不妊治療はギャンブルに似ていると思います。
お金をかけた分、勝つまで=妊娠するまで回数を重ねてしまいがちです。
でも子供がいないことイコール不幸、という考え方は、現在の自分のあり方を否定しているような気もします。
私は年齢の事もあり、妊娠できたら非常にラッキーと、あまり深刻にならなかったことが、ストレスを感じず良かったのかと思います。

その他、ご自由に

ステップアップすべきかどうか迷っていたときに、セカンドオピニオンを得られた事がとても良かった。
その際に、体外受精をしても妊娠の確率は5%と言われた。
私たち夫婦は二人でも仲良く暮らしており、二人とも好きな仕事を持ち、子供がいなくとも十分幸せでした。
しかし年齢的なリミットを感じたとき、今、産まなくては後がない、10年後に後悔するかもしれない、現代の先進医療の恩恵を受けてみよう、でも体外受精は2回までと決めました。
体作りも含め、自分でもできるだけの事はし、最先端の医療を受けても妊娠に至らなかったらすっぱりあきらめようと思っていました。
ところが初の体外受精でまさかの妊娠。非常にラッキーでした。
こちらのサイトの情報は、最新ニュースなど非常に役立つ内容が多く、大変参考にさせていただきました。
ありがとうございました。

編集室より

おめでとうございます!

早くに不妊治療の特殊なところを認識され、自ら、セカンドオピニオンも含めて、主体的に情報を収集され、それらを 取捨選択、判断された様子がよく分かります。

成功の確率を考えると、ご指摘の通り、不妊治療はギャンブルに似ているかもしれませんね。

であれば、結果(勝つ事=妊娠する事)にこだわり、のめり込んでしまうと、自らを苦しめることになりかねないということでしょうか。まずは、二人の生活がベースにあって、という大前提が大切ですね。

多くの方々に参考にしていただけたのではないかと思います。

貴重な経験を詳細に投稿頂き本当にありがとうございました。