[要 約]
超低出生体重児は、成長するにしたがって、出生時のハンディを克服し、
学業や就業、自立度、結婚、人間関係において、標準体重児と比べても遜色ないことが判明しました。
超低出生体重児は、
4分の1は障害を持つにもかかわらず、
思春期には十分に社会に適応しているようだと、調査に携わった研究者は指摘しています。
ただし、それは、先進国で、普遍的な医療を受けられる家庭に生まれた子供の話で、
発展途上国の貧困層に生まれた低体重児は、そうとは言えないと指摘する専門家もいるようです。
そして、最適な環境で育てられた低体重児は、ほぼ、ハンディを克服していると言えますが、
知能指数の低さゆえに、学業の習熟度について苦労するかもしれないとしています。
今回、JAMA(the Journal of the American Medical Association)に掲載された調査は、
1977年から1982年の間に生まれた501g以上、1000g未満の超低出生体重児、149名を対象に実施されました。
8歳以降、定期的にインタビューし、同姓の標準体重児と比較しました。
その結果、超低出生体重児の72%は、
脳性小児麻痺や自閉症、弱視、認知症のような神経感覚に損傷を持っていました。
因みに、標準体重児では2%でした。
ところが、教育レベルの到達度はほぼ同じで、
高校を卒業したのは、超低出生体重児では82%、、標準体重児では87%でした。
また、大学に進学したのは超低出生体重児では32%、標準体重児では33%でした。
正社員として就業しているのは、超低出生体重児では48%、標準体重児では57%でした。
そして、自立して生活しているのは、超低出生体重児では42%、標準体重児では53%でした。
さらに、結婚しているのは、超低出生体重児では23%、標準体重児では25%で、
子供をもうけているのは、超低出生体重児では11%、標準体重児では14%でした。
このように、いずれの指標でも顕著な違いは認められませんでした。
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