子宮筋腫切除後気持ちと体調を整えて初めての胚移植で

12.08.22

お名前  ゆきのさん 性別  女性 年齢  44歳 結婚歴  5年 3ヶ月
不妊期間 3年 ヶ月 不妊治療期間 1年 3ヶ月

妊娠に至った治療内容

低刺激(クロミフェン、HMG)→採卵→体外受精→3日目8分割(グレードIII)移植→妊娠

妊娠に至った経緯

結婚前から大きな子宮筋腫(直径4~5cmが4個)があることが判っていましたが、特に手術などはしていませんでした。40歳で治療を開始しようとしましたが、まず筋腫の切除を勧められ、開腹手術。結局、治療を開始できたのが41歳になってからでした。

1回目、自然周期(クロミフェンのみ)で行いましたが、空胞。

2回目、ロング法を行い、1個採卵できましたが、異常受精(多精子受精)で、受精までもいきませんでした。

41歳という年齢もあったのか、その後ホルモンバランスを崩してしまい、半年間程治療を休まざるを得ませんでした。

気持ち的には、辛い時期でしたが、その間は主人と二人で色んな所へ旅行へ行き、気持ちを落ち着かせました。

そして、42歳になった秋に治療を再開しましたが、初回はなんと排卵済みになってしまい、急遽人工授精となりましたが、ダメでした。

そして、再開後の2回目、初めて受精が成功し、初めての移植で妊娠し、昨年43歳で無事に出産しました。

妊娠中は特に問題もありませんでした。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

冷たい飲み物は控える。腹巻をしたり、身体を温める。また、鍼や漢方も試しました。最後まで続けていたのは、ビタミンEとエビオスでした。

また、お休みせざるを得なかった半年間に、登山が好きな主人と一緒に、いろんなところに山登りに行きました。

その期間に鍼や漢方などで身体を整えたことと、山登りで足腰を鍛えたこと&リフレッシュしたことが、結果的には良かったのではないかと感じています。

不妊改善中の方へひと言

私は、実は、前回の子宮筋腫の手術の影響か、片方の卵巣が採卵できない場所にあり、常に片側の卵巣からしか採卵できない上に、ロング法でも低刺激でも、できる卵の数も1個で、本当に厳しかったです。

妊娠できたときは、後数回やってダメだったら、自然に任せようと主人と話していた矢先でした。

上手くいえませんが、私にとっては、お休みの半年間が今となってはキーポイントになったと思っています。

登山によって、足腰を鍛えたことによって血流量があがったのかなと思いますし、その間に自分自身のリフレッシュや、治療について冷静に向き合う時間を作ることができました。

結果、治療を再開したときには、気持ち的にリラックスして取り組むことができるようになっていました。

私は、初めての移植で妊娠したので、問題は私の卵子にあったのだろうと感じています。(主人にはなんの問題もありませんでしたので)

治療に取り組む場合、不妊の要因となっているものを早く見つけ出し、その要因にあわせた治療をする必要があるのではないかと思います。

編集室より

おめでとうございます。

適切な治療を受けることもさることながら、場合によっては、いったん、治療を中断しても、気持ちや体調を整えることも大切なことだということでしょうか。

貴重なご経験を投稿いただきましてありがとうございました。