3度目の体外受精を精巣から、直接、精子を採り出して

07.10.27

お名前  うりさん 性別  女性 年齢  37歳 結婚歴  9年0ヶ月
不妊期間 9年0ヶ月 不妊治療期間 3年0ヶ月

妊娠に至った治療内容

精子凍結
IVF
ICSI

妊娠に至った経緯

私達は最初からIVFに挑戦でした。
というのも、夫が昔、腸の大病になりその手術時に生殖器官の配管を変え、精子が膀胱へ流れる仕組みになっていたため、自然妊娠は100%無理だったからです。
精子サンプルを採る際は、前日と当日の朝にベーキングソーダを混ぜた水を飲み、膀胱内で精子を殺菌し、尿として出したあとまた殺菌、ICSIで受精。これを2回やりましたが失敗。
やはり一度、尿と混ざってしまった精子は弱っていたのだと思います。
そこで夫はPESAという、精巣から直接精子を取り出す手術をすることを決意してくれました。
術後はとても痛くて、陰部もすべて剃って辛そうでした。傷跡は今もあって、形も二度と前とは同じではないと言っています。結局彼は4-5日は家で安静にしていました。
男性にとって、大切なところにメスを入れるなんてことはプライドにも関わることなので大決心だっと思います。
こんな大変な手術を受けてくれた夫に本当に感謝しています。
妊娠判明のきっかけ、採卵からずいぶん経ちトランスファーも済んだ後、思わず時期に卵巣過剰刺激症候群に症状が出始め、あわててクリニックに駆け込むと、妊娠検査前だというのに、妊娠を告げられました。
卵巣過剰刺激症候群の症状はかなりきつく、体重も4日のうちに5キロ増え、なかなか尿量も増えずに大変な状況でした。
しかし苦しんだ甲斐があって、三度目のIVFは見事に成功! 
現在3ヶ月目で双子を授かりました。
双子の心臓がウルトラサウンドのスクリーンにチカチカと映った時はまだ小さいのに、がんばっている2人にとても感謝しました。
ドクターからは今のところ流産の心配はまったくないといわれ順調です。
今まで寂しく暮らしていた私達2人に太陽のような暖かさや賑やかさを運んできてくれる二人です。
絶対に大切に育てます。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

三度目のIVFの直前にストレスで私自身の体調が崩れてしまったので、実行前の一ヶ月半の毎週一度、鍼治療に通いました。
お陰で、血行の状態が改善されて生理のときの塊がなくなりました。
その他としては、普段から週2回のスイミング、夕飯のあとの散歩などをしていました。
食事も、野菜やくだものをなるべく取り入れるようにしました。
それから、実家の母が、天国の祖母に毎日手を合わせたり、ベイビードールを買ってきて毎日、毎日話し掛けたりしていたそうです。

不妊改善中の方へひと言

成功にははやり夫婦相互の協力が必要です。
お互いが成功にむかって心を合わせることが大切だと思います。
それから、今は妊娠成功についての情報がたくさんあります。
その中で、何が自分に適しているのかを見極めて実行してみると良いと思います。

編集室より

おめでとうございます!!

お二人や医療チーム、周囲の方々のお力が結集されたご様子がとても伝わってきます。
感動的なお話しをいただきました。

貴重な経験を投稿いただき本当にありがとうございました。