１１回目のICSIで、４０歳の誕生日に陽性反応が
07.05.03
不妊期間 9年4ヶ月 不妊治療期間 3年3ヶ月
妊娠に至った治療内容
結婚して１年半が過ぎても妊娠できないので、初めて産婦人科で検診を受けたところ、子宮筋腫がみつかり、着床障害の位置にあると言われ、半年後に子宮筋腫核摘出手術を受ける。
その後は問題がなくなったと思い自然妊娠を試みるが全く妊娠できず、２年半程経ってから、不妊治療をしていた友人から初めて男性不妊の可能性もあると聞いて主人の検査をしたところ、乏精子症のため顕微授精の設備のある病院を紹介される。
2004年１月、主人40歳、私37歳で最初から顕微授精(ICSI)での治療がスタート。
11回目（クロミッド採卵３回を含む）のICSI、８回目の胚移植（二段階ET)で、40歳の誕生日に初めて陽性反応が出る。
妊娠に至った経緯
高度不妊治療を始めてから１年半、５回目のICSI、３回目のETの結果がダメだったときに、不妊治療をしていた友人の紹介で、隣県のクリニックに転院。
そのクリニックではアロマテラピーと温熱療法の設備があり、７回目のICSI、６回目のETの結果がダメだったときに、クロミッド採卵３回の予定と同時に温熱療法を勧められ、自宅で３ヶ月レンタルとその後はお腹を温めるベルトを購入し着用し続けたところ、３回のクロミッド採卵と７回目のETの結果はダメだったけど、今までより卵の質がよくなり、DHEAのサプリを処方してもらいながら、フォリスチム注射を使ったShort法での11回目のICSI、８回目の胚移植（二段階ET)で初めて陽性反応が出て、現在15Wになります。
妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
今まで健康診断でも問題なく、特別な体質・体型でもないのになぜ不妊なの？と思いながら、マカを夫婦で飲んだり、漢方薬局で生理周期に合わせての漢方薬を処方してもらったり、子宝を授けてくれる”木村さん”を部屋に飾ったり待ち受けにしたり、鍼治療を受けたり、有名な神社やお寺で祈祷してもらったりと、不妊症に効くというものはいろいろやってみました。
結果的には、妊娠する半年前から始めた温熱療法のお蔭で、自分が冷え性だったことに気づき、体質改善できたことがよかったのかもしれません。
今まで夏でも汗をかく事が少なく、”いつも涼しげな顔していいね”と周りから羨ましがられていましたが、温熱療法を受けると岩盤浴のようにびっくりするほど汗をかき、それからは自然と汗が出やすくなり代謝が良くなったのだと思います。
同時に、苦手だった納豆を食べ始め、１日３～５分の体操をした後、１５分程度の散歩を判定日まで毎日続けました。
お腹を温めるベルトを購入してからは、毎晩お腹に巻いて寝ると冬でも朝まで熟睡できました。
わかりやすく言えば「汗かきでなければ冷え性気味」だと自覚して、とにかく体を温めて、軽く体を動かすことが基本中の基本だと思います。
それに気づき実行することが妊娠への近道だったのではないかと思います。
不妊改善中の方へひと言
私が本格的に不妊治療を始めた時は37歳目前で、その時から卵の質が良くないのは年齢のせいだから仕方がないと言われ、毎回「卵の質が良くもないけど悪くもないから、方法を変えながら続けましょう」と言われ続けてきました。
転院先のクリニックで卵の質を良くするためにと温熱療法を勧められてからは、目に見えて体質が改善されていくのを感じました。
それでも40歳を目前にした結果がダメだったときには、それでもダメなのは本当に年齢のせいかもしれないとあきらめようとした時に、先生はあっさりと「私は40歳なんてまだまだ可能性があると思うよ。」と言ってくれました。
年齢という時間や金銭面との闘いもありますが、最後まであきらめないで、きっとミラクルが起こるはずです。
その他、ご自由に
振り返ると本当にここまでたどり着くのは長い道のりでした。
ただ、夫婦の形や自分の気持ちや体が、今だからこそ授かったのかもしれません。
今回は特に、実妹の出産と治療時期が重なり、生後２日目の赤ちゃんを抱かせてもらったときに今まで感じたことのない幸せ感と、愛おしさと、感謝の気持ちでいっぱいになり、思わずこっそり「私のところにもお友達連れてきて」とお願いしてしまいました。
いつもは不安だったりする判定日までの期間も、連日顔を見に行っては癒されていました。
以前は周りの人の妊娠や赤ちゃん、小さな子供のことを素直に受け入れることが出来なかった時期もありました。それだけ赤ちゃんが好きな自分の本心であることに間違いありません。
自分を責めたりしないで、自分の気持ちを信じて、赤ちゃんに出会ったときには、笑顔でこっそりお願いしてみるのもいいかもしれません。
最後に、こちらのサイト＆メルマガには本当に助けて頂きありがとうございました。
これからも、ひとりでも多くの方にミラクルが起こりますよう、心からお祈りしています。
編集室より
おめでとうございます！
貴重な経験を投稿いただき本当にありがとうございました。
