4回の目の体外受精(胚盤胞・フレッシュ)で

06.06.27

お名前  ふない さん 性別  女性 年齢  36歳 結婚歴  2年1ヶ月
不妊期間 1年9ヶ月 不妊治療期間 1年0ヶ月

妊娠に至った治療内容

4回目の体外受精(胚盤胞・フレッシュ)で。

妊娠に至った経緯

4分割卵(凍結)移殖を3回するも、かすりもせず。
次に卵の質を上げましょうと行ったカウフマン療法後最初の周期では受精卵が育たず、次周期で二個採卵したうちの一つだけが胚盤胞まで育つ。
「これが終わったらしばらく治療は休憩しよう」との気持ちを持ちながら(ある意味惰性で)、フレッシュで移殖したところ着床、胎嚢確認、心拍確認とトントン拍子にすすみ、現在9週目です。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

好きなお酒やコーヒーを我慢した頃もあったのですが、次第に治療(というか通院)のストレスが強くなり、「どうせできないなら」というようなやけっぱちの気持ちでどちらも適度に飲むように戻してしまいました。

原因不明の不妊だったのですが、結婚後太ってしまったこともあり、妊カラを何度も読み返しているうちに、やはり「運動」がカギなんじゃないかと思いなおして、ジムに入会し、週三回のペースで筋トレ・有酸素運動(ステッパー、エアロバイク)を思い切り行いました。
そうすることで、頭の中に空気が入ってくるような気持ちよさがよみがえり、結果としてストレス発散にも効果があったように思います。
身体も血の巡りがよくなり、眠りが深くなり、冷えづらくなったようにも感じました。
あとは、移植後からBaby&Me(サプリ)を飲み出しました。

治療の休憩を前提として、移殖前から「これが終わったら自分にバケーションをあげるんだ!」と、夏の計画などを楽しみに立ててある意味移殖に全く集中していなかったことが、案外効いたのかも?という気もします。。。

不妊改善中の方へひと言

治療の後半に顔や手足に蕁麻疹が出てしまい、最初は薬疹を疑ったのですが、結局は 「ストレス」ということが分かり、実際観察してみると通院前になると悪化してくるので、本当にそうなんだと実感しました。
私は心理カウンセラーなので他人様のストレス状態には気づけるのに、自分のそれに全く気づかず、湿疹が出ても薬を止めずに、その痒みや苦しみに耐えることが、妊娠に繋がるとさえ考えていたところがあります (誰にもストップをかけられませんし)。湿疹が出てくれなければストレスの存在に全く気づかなかったことでしょう。

実際は、全く逆なのだと思いました。
自分のききたい音楽を聴いたり、食べたいものを食べたり、「妊娠のため」、「授かる子供のため」ではなく、「母体となるであろう自分のため」に配慮することが何より大切なのだと。

治療の結果、妊娠に至るまでには、個々人それぞれの歩みがあるので、あまり周囲の数値とかを気にせずに、ひたすらマイペースで続けてみて、そして「疲れたら休む」というオプションが必ず常に存在することを忘れずに。
自分の身体や心のあげる悲鳴を無視せずに、きちんと耳を傾けてあげてください。

その他、ご自由に

「妊カラ」のメールに何度も慰められ、励まされて続けてこられました。
英語のサイト(webMDなど)を自分なりに読んだりしていたのですが、研究結果などタイムリーに報告していただけて、そちらの面でもとても参考になりました。

誰にも言えず、分かってもらえない(たとえ同じように治療をしていたとしても、結局のところ自分のこと以外はひとごとですから。。。)部分を、常にフォローしてもらえていた大切な伴走者として、本当に感謝しています。

ありがとうございました☆

編集室より

おめでとうございます!

不妊治療中の心の持ち方と言いますか、ストレスとの付き合い方について、心理カウンセラーでいらっしゃるだけあって、現在、治療を受けておられる方に大変参考にして頂ける内容です。

とても貴重なお話しを投稿頂き、また、過分なお褒めの言葉も頂きありがとうございました。
私たちのことを“伴走者”と評して頂き、本当に、報われる思いです。

こちらこそ、ありがとうございました。