トマトに含まれる成分が子宮内膜症の癒着を軽減させる可能性

生活習慣・食事・サプリメント

2008年07月12日

the American Society for Reproductive Medicine conference in San Francisco

トマトに含まれる抗酸化物質「リコピン」が、子宮内膜症による癒着を緩和させる可能性のあることが、アメリカの大学の試験管内の実験で確かめられ、実験結果がアメリカ生殖医学会の総会にて発表されました。

アメリカのWayne State Universityの研究チームは、試験管内で人間の細胞をリコピンの曝したところ、癒着ができる目安となるたんぱく質が大幅に減少したことを確かめました。

このことから、トマトに含まれるリコピンが、子宮内膜症による炎症が、周辺の組織の癒着を引き起こすことを緩和できる可能性があるとしています。

コメント

あくまでも試験管内の実験で、リコピンには、癒着が発生しにくくする働きがあることが確かめられたということですが、リコピンの有用な働きはこれまでも数多く報告されていますので、トマトを積極的に食べるのはよいのではないでしょうか。

因みに、リコピンは脂溶性(脂肪に溶ける)成分で、熱に強いことから、トマトをオリーブオイルで加熱した料理はリコピンを摂取するのによいとのことです。

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