有害な重金属と子宮内膜症や子宮筋腫との関係

その他

2008年01月26日

Human Reproduction Advance online publication

カドミウムの蓄積濃度の高い女性ほど子宮内膜症になりやすくいことが、アメリカの政府機関(国立保健統計センター)が実施した、全米規模の調査(国民健康栄養調査)データから判明したとのこと。

また、鉛や水銀の蓄積濃度の高い女性は、そうでない女性よりも子宮筋腫と診断される確率が高いことも判明しました。

アメリカのオハイオ州のCase Western Resrve Universityの研究チームは、20~49歳の1,425名の女性を対象に有害な重金属の血中濃度を調べました。

そして、 そのうち、子宮内膜症と診断されていた61名の女性や子宮筋腫と診断されていた114名の女性と、いずれの病気にもかかっていない女性とを比較しました。

その結果、子宮内膜症の女性はそうでない女性よりもカドミウムの血中濃度が高く、カドミウムの血中濃度レベルを3つにグループ分けしたところ、最も濃度の高いグループは、最も低いグループよりも子宮内膜症の女性が3倍でした。

コメント

子宮内膜症の原因についてはよく分かっていないとされていますが、ダイオキシンのような環境ホルモンや今回報告されている重金属の体内蓄積との関連性が、以前から指摘されているようです。

関連性が疑われるというレベルではありますが、有害な重金属を体内に取り込まないようにすること、また、運動などで体内の有害な物質を排泄する力を高めることが大切です。

■参考サイト
厚生労働省「食品に含まれるカドミウム」に関するQ&A