妊娠中のカルシウムのサプリメント摂取で合併症のリスクが低下

不妊治療のリスク

2006年03月14日

Obstetrics and Gynecology

カルシウム不足の妊婦がカルシウムのサプリメントを摂取することによって、血圧上昇や尿中タンパクの発生を招くとして、潜在的に 重篤な妊娠合併症とされている子癇前症の程度を低くすることが、WHOの研究によって明らかになりました。

このことから、妊婦は妊娠中にカルシウム不足に陥らないように気をつけるべきであると報告しています。

専門誌に掲載された論文によりますと、1日のカルシウム摂取が600mg以下の妊婦、8,325名を対象に、1日に1.5gのカルシウムのサプリメントか、偽薬を服用させたところ、カルシウムのサプリメントを摂取したグループでは、子癇前症の程度を低くする効果が認められたとしています。

医師は妊婦の1日のカルシウム摂取量をチェックし、不足が認められる際には、カルシウムのサプリメントを推奨すべきであるとしています。

コメント

妊娠中のカルシウムをはじめとするミネラルの摂取の大切さは、比較的、認識されているように思います。

ただし、カルシウムは、元来、吸収されにくいミネラルであること、妊娠中というデリケートな時期であることから、人間が食する習慣のない卵の殻や珊瑚、ドロマイト等の岩石などではなく、海藻や穀物、野菜等のい食べ物を原料とし、効率的に吸収できるような高い品質の製品を選ぶことが必須です。

★参考サイト
■100%アミノ酸キレートカルシウムマグネシウム

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