クラインフェルター症候群の男性からの精子採取は35歳以降は厳しい

男性不妊治療方法

2006年01月14日

Fertility and Sterility Vol.84 , Issue6,P.1662-1664 Dec.2006

クラインフェルター症候群のよる無精子症の男性不妊患者からの精子の採取は、35歳を超えると困難になると、帝京大学医学部の岡田 弘助教授らの研究チームが発表しました。

研究チームは、51人のクラインフェルター症候群の男性不妊患者の精巣から、精子の採取を試みたところ、26人からは成功しましたが、25人からは採取できませんでした。

採取に成功した男性患者の平均年齢は31歳で、採取できなかった男性患者は38歳でした。そして、35歳以下であれば、精子の採取の成功率は極めて高かったと報告しています。

コメント

クラインフェルター症候群による無精子症でも、精巣から精子を採取して、顕微授精することで、治療が可能になったものの、精子の採取は、35歳を超えると困難になるようです。