妊娠までに要した期間が影響するもの

不妊治療のリスク

2005年10月22日

Fertility and Sterlity vol.84 P966-974 Oct 2005

妊娠するまでに要した期間は、妊娠の結果に影響を及ぼすようであると、スウェーデンのランド大学病院の研究者が生殖医学誌「Fertility and Sterility」に発表しました。特に、流産や子宮外妊娠、多胎出産の割合が高くなるようです。

今回の研究は、これまでも同様の報告がなされてたものの、妊娠までの期間と子宮外妊娠や死産との関連を調査したものは、自分たちが知る限りではないと実施した研究者は指摘しています。

調査は、スウェーデンの女性、5302の妊娠を対象としました。

流産や子宮外妊娠は妊娠までに要した期間が長いほど割合が高くなりました。

対照的に多胎の出産は妊娠までの期間が短いほど多く、死産については関連は見られませんでした。そして、一人子を出産した場合は、妊娠までの期間が長いほど早産の割合が高かったようです。

妊娠までに要した期間とその妊娠の結果の関連のメカニズムについては、さらなる研究が必要としています。

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