提供卵子による妊娠はリスクを高める

不妊治療のリスク

2005年06月25日

Medline

提供卵子による妊娠は、妊娠中の高血圧等の妊娠中毒症や流産のリスクが、妊婦の免疫が働くことによって高まると、ヨーロッパ生殖医学会で韓国の研究者が発表しました。

提供卵子による体外受精で妊娠した61名の女性を対象に調査したところ、妊娠中毒症は5.4倍みられたのにたいして、親族から卵子の提供を受けた女性では2.2倍だったとのこと。

早期閉経や卵巣機能が低下してしまった女性にとって、卵子を提供してもらうことが妊娠のための唯一の方法になりますが、流産や中毒症のリスクが高まるようです。

コメント

現在の日本では、夫婦以外の第三者の卵子や胚をつかうことは認められていません。
唯一、夫以外の第三者の精子をつかった人工授精のみです。

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