男性が初めて病院に行く前に事前情報を提供するのは有効

男性不妊治療方法

2005年01月26日

Fertility and Sterrility

どんなことをされるのか分からないことや最悪の事態を恐れるあまり、不妊クリニックにかかるために予約を入れたものの、キャンセルしてしまう男性が多いようですが、このほど、専門誌「Fertility and Sterility 」の1月号に掲載されたドイツの研究者が実施した調査研究によりますと、事前に簡単なパンフレットを郵送することで、彼らの不安や心配が和らぎ、キャンセルが減ることが判明しました。

パンフレットには、2ページに渡って検査や医師からの問診内容が説明されており、たとえば、精液検査のための精液は、完全にプライバシーが守られたスペースでゆったりした雰囲気でできること等が説明されています。
さらに、血液検査で針をさされる以上に痛みや苦痛を伴う検査がないことも強調されています。

調査では、250人の初めて不妊クリニックにかかる男性患者を対象として実施され、半数の男性にのみ、クリニックへいくちょうど2週間前にパンフレットを郵送しました。
その結果、予約をすっぽかした男性は、パンフレットを送付していない方では12名いたのに対して、送付組では4名しかいなかったとのことです。

コメント

調査研究の結果は、当然というか、当たり前のことのように思います。
そのことよりも、いかに、男性は、何も知らないか、ということだと思います。まあ、それも当然というか、仕方ないというべきでしょうか。
いずれにしましても、元来が、妊娠とか、出産というのは、女性の大仕事だという認識が普通なのかもしれません。

ところが、不妊の原因はといいますと、いまや、男女半々というのが現実です。手段や方法は別として、男性も最低限の知識をもっておくべきでしょう。

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