性経験ある高校生の11%がクラミジアに感染

不妊原因になる病気

2004年12月04日

共同通信

性経験のある高校生の11.4%が性器クラミジア感染症に感染しているという調査結果を、旭川医大の今井教授らがまとめ、東京で開催中の日本製感染症学会で発表します。

先進国の高校生の感染率は1~2%程度といわれており、教授は、日本は恐らく世界で最もまん延しているとして、その原因をきちんとした調査や性教育がなされていないことを指摘し、早急に対策を取らないと、不妊症やエイズウイルス感染が急増するなど、取り返しがつかなくなると警鐘を鳴らしています。

これは、性経験率や人工妊娠中絶率が全国平均とほぼ同じであるある県の13高校で調査してもので、性感染症の症状がない1~3年生の男女生徒3,200人に性経験の有無などを尋ね、尿の遺伝子検査でクラミジア感染を調べたものです。

コメント

大変、ショッキングな報告ではありますが、日本では、クラミジアを含む性感染症(STD)は、増加の一途をたどっていることは、かねてから指摘されているところですが、今回の調査報告は、改めて、その実態の一旦を垣間見せているということでしょう。
早急な性教育の徹底が望まれます。

「エイズ以外の性感染症」
クラミジアをはじめとするエイズ以外の性感染症を詳細に解説されています。

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