知らぬ間に妊娠を妨げるクラミジア

不妊原因になる病気

2004年11月20日

シアトルタイムズ

ほとんどの若い女性は、将来、子供が出来にくくなってしまうおそれのある性感染症に無知なようです。ところが、代表的な性感染症のひとつである「クラミジア」の感染者は、確実に増えていて、特に、15から24歳の女性に著しいと、専門家は指摘しています。

やっかいなことに、感染初期には自覚症状がほとんどないことから、検査をし、抗生物質を服用さえば直ぐに治療可能なのにもかかわらず、感染していることに気付くかずに、放置することになりがちです。特に、女性の場合は、骨盤内炎症性疾患へと進行し、卵管の癒着や閉塞を招くことから、不妊や子宮外妊娠の原因となってしまいます。

また、妊娠中であれば、流産や早産しやすくなったり、分娩時に感染があれば、産道感染による新生児肺炎や新生児結膜炎を起こします。

さらに、若い女性の方が、子宮頚部の環境がクラミジアトラコーマ菌が繁殖しやしすいとのこと。

コメント

驚くことに、医療先進国と言われる国の中で、性感染症やHIVの感染者数が増加傾向にあるのは、なんと、日本だけなのだそうです!
なぜなのか、おそらくは、性というのは、"恥ずかしいもの"、"隠すべきもの"として、主に、中高生に対して、正しい性教育がなされていない為であると考えられます。
それは、まさに、健康食品が薬事法によって、効果効能、使い方を表示できないばかりに、間違った使い方をして、健康を害する人が増えていることに通じているように感じました。

記事にもあるように、クラミジア感染症は、女性にとっては性感染症のうちで最も多く、不妊症の原因としても増加傾向にあるようです。
コンドームを使用する等の予防第一なのですが、不妊症を心配される方は、クラミジアの検査は受けておくべきです。
病院で受けるのが、恥ずかしくて、という方のために、自己検診キットも販売されています。

■関連ページ
オールアバウト「不妊治療」"不妊症の原因シリーズ クラミジアってなあに?"
http://allabout.co.jp/children/sterility/closeup/CU20040505A/index.htm

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