風疹で流産・中絶、過去35年間で3万8000件

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2004年10月09日

産経新聞 200410/08

昭和43年から平成14年までの35年間に、風疹(ふうしん)による妊婦の人工妊娠中絶と自然流産が全国で38,000件に上ることが、アメリカ疾病対策センター(CDC)の日本人研究者の調査で判明しました。

札幌市で開かれる日本ワクチン学会で発表されるとのことです。

風疹は発熱、発疹の出るウイルス感染症で、風疹に免疫のない妊娠初期の女性がかかると、流産したり、赤ちゃんが難聴や白内障、心疾患の障害をもつ「先天性風疹症候群」として、生まれることがあると言われています。
感染した妊婦の中には流産したり、赤ちゃんが障害を負うことを恐れて、人工中絶を選ぶ人も多いとされているものの、これまでその数はわかっていなかったそうです。

データをまとめた研究者は、予防接種の徹底を呼びかけています。

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