メルマガ

VOL.550 あらたなバランスに目を向けよう

2013年12月29日

____________________________________________________________________

 妊娠しやすいカラダづくり No.550 2013/12/29
____________________________________________________________________

                        
今週の内容__________________________________________________________

・2014年に向けて:あらたなバランスに目を向けよう
・妊カラ編集室から:「妊娠しやすい食生活」実践マニュアル付特別販売
・お知らせ(1):年末年始休みにおススメの本
・お知らせ(2):不妊セミナー&相談会のお知らせ(クリニック主催)
・編集後記


2014年に向けて Dec.2013_________________________________________
 
 あらたなバランスに目を向けよう
--------------------------------------------------------------------
2013年、私たちにとってのトピックスの一つは、"妊娠しやすいカラダ
づくり研究の本家本元"である、ハーバード大学のジョージ・チャバロ先生
をボストンに訪ねたことです。

これまで、サイトやメルマガを通して情報発信するうえで、常にこの研究グ
ループの動向をチェックし続けてきたので、感慨深いものがありました。

 「食生活やライフスタイルと妊娠する力の関係について、さまざまな研
  究に携わってこられて、先生が学ばれたことで最も重要なことはなん
  ですか?」

チャバロ先生に会えたら必ず聞こうと思っていたことです。

 「真に学んだことは、結局、1つ1つの食品や生活習慣ではなく、全体
  としてバランスがとれていることが大切だということ。何かに偏るの
  はよくありません。」

先生はこのように答えてくれました。

そして、不妊を経験することは、それまで気づなかかった"偏り"を教えて
くれることになるので、この機会に改めて食やライフスタイル全体のバラン
スを整えると、女性として、母親として、生涯を通した健康のベースを築け
るようになる、そうおっしゃいました。

そして、このことは、食やライフスタイルのことだけではないと思います。

科学が発展し、さまざまな技術を利用することが出来るようになればなるほ
ど、利用可能になった技術とそれを使う側がどのように使うか、そのバラン
スが問われるようになるように思えてなりません。

昨今、卵子の老化のことが盛んに言われていますが、卵子だけが老化してい
るわけではありません。

身体全体もそれなりに老化しているわけで、妊娠、出産しづらくなるのは、
そのことによって身体を守っているわけで、そういう意味ではバランスがと
れているわけです。

そこに、卵子だけを若返らせたり、卵子の老化だけをストップさせる技術を
用いればどうでしょう。

バランスを崩すことになってしまいかねません。

今年は私の周りでも、何組ものカップルが卵子提供を受けて妊娠を目指すた
めに海を渡りました。

そして、将来の妊娠、出産に備えて卵子を凍結保存しておくことが現実味を
帯びてきました。

そうなると、たとえ、卵子が若返ったとしても、体内環境の老化が進んでい
れば、別の問題が発生するかもしれません。

新たなバランスに目を向けることがとても大切なことになってくる、そんな
ことを考えさせられました。

妊娠しやすいカラダづくりは、2014年には11年目に突入します。これ
までの経験を糧にし、より一層、役立つ情報の発信に努めたいと考えていま
す。

来年もよい年にしましょう。

どうぞ、よいお年をお迎えください。

--------------------------------------------------------------------
↓編集長コラムバックナンバー
http://www.akanbou.com/column/henshuuchou/
--------------------------------------------------------------------
記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


ロワ佐奈子のセルフコントロール講座__________________________________

 第21回 祈り
--------------------------------------------------------------------
みなさん、こんにちは。

2013年も残すところわずかとなりました。この時期になると、一年の総清算
として今年1年を振り返ってみる方、また新しい年に向けての抱負をお考え
の方も多いのではないでしょうか。

さて、今日のテーマは「祈り」です。

教会に毎週通うクリスチャンや、日々決まった形式で祈りを捧げるユダヤや
イスラムの人たち。では、私たち日本人とっての祈りとは何でしょうか。年
始に行う初詣・・・?いわゆる宗教的な祈りとは別に、人は日々、誰しもが
それぞれのタイミングで祈りを行っています。例えば、漁師の夫の船の安全
を願って神棚に手を合わせる人。病気の家族の回復や、大きな試験を控える
子供の合格を祈る人。このように、信仰する宗教の違いにかかわらず、人の
祈りというのは千編一律なものであるといえます。

以前、「子育ては祈りのようなものだ。」と言った人がいました。解釈はい
ろいろあると思いますが、上に記したように子供の試験、学校での友達関係、
親がどんなに出てゆきたくとも、時には背後で祈ってやることくらいしかで
きない、そんな意味もあるでしょう。子を授かることに関しても同じ。もち
ろんやれることはやっておく、という大前提はありますが、それを超えた後
は「神のみぞ知る」部分が、人の生活には多々あります。

祈ることは、人としてごく自然な行為であり、生きていく上で必要なことと
も言えます。そしてそのパワーは、目には見えないのでわかりにくいのです
が、実はとても大きいと私は感じています。もちろん、自分のことを自分で
祈るのも大切なのですが、「人に祈ってもらう」ことも大きなパワーになる
ようです。

実際、妊娠しやすいカラダづくりのサイトにも、「祈れば妊娠力アップ?」
という題の編集長コラムがありますので、ご興味のある方は再度目を通して
みてください。
http://www.akanbou.com/column/henshuuchou/20050108.html

人に祈ってもらうためには、その人に自分の状況を知っていてもらう必要が
あります。それが苦痛だという方にはもちろんお勧めはしませんが、「あな
たのことを祈っておきました。」と言われて、嫌な気持ちになることはまず
ないと思うのです。実際、私は祈ってもらうこと、そしてそれを伝えてもら
うことでとてもあたたかい気持ちになり、そのかけがえのない友人たちの優
しい気持ちが大きな励みになってゆくのを体感しました。

友人でもある神父さんが、「人のために祈ると気持ちが落ち着く。」と言っ
たのを、その当時はあまり理解できずにいたのですが、最近その意味がわか
るようになってきました。我が身のためだけの祈りではなく、もっと普遍的
な祈りを他人のために捧げることは、実は自分が幸せになるための道なのか
もしれないとさえ思います。祈ってもらうこともとても大切なことですが、
今日はその前に、自分が誰かのために何かを祈ってあげられないかどうか、
ちょっと考えてみて欲しいと思います。

それでは、新しい年がみなさまにとって実り多きよい年となりますよう、心
よりお祈り申し上げます。


*この連載は隔週でお届けしています。
--------------------------------------------------------------------
記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


妊カラ編集室から____________________________________________________

妊娠しやすい食生活 ハーバード大学調査に基づく妊娠に近づく自然な方法
「実践マニュアル・妊娠しやすい食生活への7つのステップ」プレゼント
--------------------------------------------------------------------
このメルマガの編集長の細川が翻訳にあたった書籍「妊娠しやすい食生活」
を当社サイトから購入できます。
http://www.akanbou.com/shoku/

当サイトから購入された方への特典として、管理栄養士監修による「実践マ
ニュアル・妊娠しやすい食生活への7つのステップ」PDF版を無料でダウ
ンロードしていただけます。

■書籍概要

妊娠しやすい食生活 ハーバード大学調査に基づく妊娠に近づく自然な方法

著者:ジョージ・E・チャヴァロ(ハーバードメディカルスクール準教授)
   ウォルター・C・ウィレット(ハーバードメディカルスクール教授)
   パトリック・J・スケレット(ハーバードニュースレター編集者)
監修:志馬千佳(志馬クリニック四条烏丸院長)
翻訳:細川忠宏(妊娠しやすいカラダづくり運営者)
原著:The Fertility Diet
定価:1,890円(税込)
発行:マグロウヒル・エデュケーション
発売:日本経済新聞出版社

■特別販売サイトからご購入された方に実践マニュアルをプレゼント

妊娠しやすいカラダづくり内の特別販売サイトからご購入いただくと以下の
特典がつくきす。

★特典その1:実践マニュアル無料プレゼント

管理栄養士監修による「実践マニュアル・妊娠しやすい食生活への7つのス
テップ」PDF版を無料でダウンロードしていただけます。

妊娠しやしい食生活で推奨されている「原則」を日常の食事にいかに反映さ
せればいいのか、妊カラ管理栄養士からのアドバイスをまとめた小冊子です。

▼「妊娠しやすい食生活・実践マニュアル」監修者

山田聡子(やまだあきこ)
管理栄養士。日体協公認スポーツ栄養士。健康運動指導士。
青山学院大学国際政治経済学部卒。電通ヤング・アンド・ルビカム株式会社
マーケティング局勤務を経て、東京健康科学専門学校栄養士科卒業。その後、
明治製菓株式会社ザバススポーツ&ニュートリション・ラボ勤務。全日本男
子柔道、バレーボール山本隆弘選手、トップリーグラグビーチーム、大学ラ
グビーチーム、ライフセービング選手などを栄養サポート。現在、スポーツ
栄養士として、スポーツ選手・一般の方々への栄養サポート、専門学校講師、
栄養セミナー講師、記事執筆などを中心に活動中。

★特典その2:送料無料

■特別サイト:「妊娠しやすい食生活」書籍サイト
http://www.akanbou.com/shoku/

■アマゾンでもご購入可能です。
http://p.tl/u6aY

--------------------------------------------------------------------
記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


お知らせ(1)_______________________________________________________

 年末年始休みにおススメの本
--------------------------------------------------------------------
この休みに読む本としておススメしたい2冊を紹介します。一冊は、「サプ
リメントの正体」、そして、もう一冊は、「子宝サプリ」で、どちらもサプ
リメントについて書かれた本です。

■サプリメントの正体(東洋経済新報社)

サプリメントの正体、まさに、このタイトル通りの内容です。

お子さんを望まれるカップルのためのサプリメント、BABY&MEをお勧
めし、販売している私たちですから、日頃からサプリメントのことについて
はさまざまな情報を発信しいます。

サプリメントは外見は全く"お薬"と同じですが、その中身は月とすっぽん
ほどの差があります。

それは、お薬はその中身について、国が管理監督し、法律で規制しています
が、サプリメントはメーカーが勝手にやっているからです。

そして、それはサプリメントは「医薬品」ではなく、「食品」だからです。

法的なカテゴリーではキャンディーやお饅頭と同じです。

なので、どんなふうにつくろうが行政は関与しません。

率直に言ってしまえば、飲んで意味があるのかどうか、どんな品質なのか、
安全かどうか、それぞれのサプリメントによってバラバラなのです。

つくっている側、売っている側がそんな状態なわけですから、大切なのは使
う側、買う側が、賢く選ぶことです。

そのために頼りにすべきは「宣伝文句」や「体験談」ではなく、「栄養に関
する知識」であり、「サプリメントに関する知識」です。

そのことがわかりやすくまとめられているのが、この本だと、そういうわけ
です。

このメルマガの読者の方は、サプリメントを使うとすれば、妊娠、出産のた
めですから、やはり、いい加減な製品は選んで欲しくありませんし、選ぶべ
きではないと思います。

ですから、この本を読んで、知識や理論を武装していただきたいのです。

著者は株式会社ヘルシーパスという医療機関向けのサプリメントメーカーの
社長である田村忠司さんです。私が知る限り、サプリメントのことについて
は、現在、日本で最も信頼できる方の一人です。

なにを隠そう、当社のサプリメント、BABY&MEも医療機関で使ってい
ただていますので、ヘルシーパスさんに製造管理してもらっているのです。
なぜ、私がおススメするのか、わかっていただけると思います。

▼サプリメントの正体(アマゾン)
http://p.tl/o2gm


もう一冊は「子宝サプリ」。まさに、まさに、の一冊です。妊娠を望まれる
カップルのためのサプリメントについて、とてもよくまとめられた内容です。

この本についても"ご縁"があります。

監修ドクターの高橋ウイメンズクリニック院長の高橋先生は、不妊治療をご
専門とされるドクターで、日本で最も信頼できる不妊治療医の一人でいらっ
しゃいます。私も大変お世話になっており、なにを隠そう、当社のサプリメ
ントをお取り扱いいただいておりますし、クリニックのオリジナルサプリメ
ントの開発時にはお手伝いさせていただきました。

高橋先生は抗加齢医学会専門医でもいらっしゃって、不妊治療に抗加齢医学
的な考え方を取り入れていらっしゃいます。それは高齢のために卵子の老化
は主な不妊原因である患者さんが多いからです。

著者の小浦ゆきえさんは、あのオールアバウトのサプリメントのガイドで、
健康食品アナリストとして活躍されていらっしゃって、2児のお母さんでも
あるので、自ら、子宝サプリを実践された経験も お持ちです。

妊娠を望まれるカップルがサプリメントについて知っておくべき情報がわか
りやすくまとめられています。

おススメです。

▼子宝サプリ(アマゾン)
http://p.tl/vygG


お知らせ(2)_______________________________________________________

 不妊相談会のお知らせ(ウィメンズクリニック神野主催)
--------------------------------------------------------------------
東京のウィメンズクリニック神野院長の神野正雄先生は、独自の方法で血液
中と卵胞液中のAGEと呼ばれる終末糖化産物の量を測定され、体外受精の
治療成績との関係を国内外の関連学会で発表されています。

このAGEは老化の産物であり、不適切な生活習慣によってその量が多くな
ると言われています。

神野先生によりますと、AGEは体外受精での卵胞発育や受精、胚の発育、
妊娠の成否によく関連して、AGEが蓄積しているかどうかは、卵巣の働き
が低下しているかどうかを知る新しい目安となり、AGE蓄積の改善は新し
い治療法になりうるとのこと。

その神野先生のインタビュー記事はこちらです。
http://www.akanbou.com/doctor/interview06/

神野先生は、"健康で幸せなカップルに子どもができる"という自然の摂理
を患者さんも医師も無視しているのではないか、お子さんを望むカップルは、
まずは、日常に生活習慣を改善し、健康で幸せになることを目指すべきだと
強調されます。

■不妊相談会&セミナー

その神野先生が、年明けの1月19日(日)に8回目のセミナーを開催され
ます。

まだ子供を希望していない方には、不妊の予防につき、また現在不妊でお悩
みの方には、なぜ不妊となるのか、自分たちですべきことは何か、高度不妊
治療とはどんなものかを解説されるとのことです。

■予め知っておいていただきたいことして

神野先生は生殖医療技術レベルが非常に高いことは、もちろんのこと、本当
に情熱的、かつ、親身に、患者さん、一人一人に応じた治療を施されます。
そのため、他院で妊娠に至らなかった方がすぐに授かるというケースも少な
くないようです。

ただし、そのために患者さんに本当に大切なことを率直におっしゃいます。
ですから、マニュアル的な対応や気遣いを求められる方は向いてないと思い
ます。また、ご自身が通院されるクリニックにホテルのロビーのような雰囲
気や最新の設備、アメニティを重視される方も合わないと思います。

■開催概要

日程:2014年1月19日(日)14:00~16:00
場所:調布市文化会館「たづくり」6階602会議室
   *京王線調布駅南口徒歩3分
費用:無料
定員:24名(先着順)

お問い合わせや参加申込は電話で。
042-480-3105
担当:日浦(看護師)

▼詳細は以下のパンフレットをご覧ください。
http://home.j07.itscom.net/ivfjinno/setumeikai/images/siryou8.pdf

▼ウィメンズクリニック神野
http://home.j07.itscom.net/ivfjinno/index.html

--------------------------------------------------------------------
記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


運営サイト__________________________________________________________

私たちはお子さんを望まれるカップルを応援します。

▼不妊に悩む夫婦の自己決定を支援する情報サイト
→「妊娠しやすいカラダづくり」
http://www.akanbou.com/

▼妊カラ・男性不妊編
→「男性不妊 ~ ふたりで知っておきたいオトコのこと」
http://www.akanbou.com/dansei-funin/

▼お子さんを望まれるふたりのためのサプリメント
→「BABY&ME」
http://babyandme.jp/

▼ドコモ、au、ソフトバンク公式携帯サイト
→「おしえて!不妊ナビ」
http://funinavi.edia.ne.jp/index.html


編集後記____________________________________________________________

今年も1年、妊カラにおつきあいいただきまして、ありがとうございました。

皆さんにとって来年もすばらしい年になりますよう、そして、来年の今頃は
このメルマガを"卒業"されていらしゃるよう、スタッフ一同お祈りしてい
ます。

どうかよいお年をお迎えください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.550
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
--------------------------------------------------------------------
不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整
理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
--------------------------------------------------------------------
発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎発行部数
・自社配信: 1,201部
・まぐまぐ: 4,171部
・合計部数: 5,371部(12月29日現在)
--------------------------------------------------------------------
◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
--------------------------------------------------------------------
◎著作権について
当メールマガジンの内容に関する著作権は株式会社パートナーズに帰属しま
す。一切の無断転載はご遠慮下さい。