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VOL.093 卵子と精子が元気になるには?

2005年02月26日

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□■□■□                    2005年2月26日発行  
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"妊娠しやすいカラダづくり"メールマガジン版です。
いつもお読み下さってありがとうございます。

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不妊や不妊治療の"事情"について最も通じておられる方でしょう。

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2005年2月20日 最新ニュース
日本産婦人科学会が、全ての体外受精児の追跡調査の実施を決定
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2005年2月21日 妊娠報告追加しました。
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★私たちが「妊娠への5つのステップ」で伝えたいこと


不妊治療中の読者の方から頂いたメールの一部を抜粋してご紹介します。


------〈引用ここから〉----------------------------------------------

〈中略〉

最近、「不妊治療」って「治療」なのだろうか?
と考えてしまいます。

高いお金を払って、AIHをして、期待して、ダメで落ち込んで・・・、
精神的なダメージが大きくて、
「治療=良くなる」というイメージがでてこなくて。

〈中略〉

------〈引用ここまで〉----------------------------------------------

不妊治療を受けているにもかかわらず、
なかなか、結果が出ないという女性からのメールです。

普通は、「治療=良くなる」というイメージを誰もが抱いていますよね。
なので、治療を受けた周期は、期待が高まるのは当然のこと。

ところが、不妊治療では、治療を受けていても、
この「治療=良くなる」という感覚が、
なかなか持てないんですね。

それであれば、お金と労力をかけて、辛いことにも耐えて、
治療を続けることに疑問に感じるのも、また、当然と言えば、当然なわけです。

こんなことが続くと、
毎周期の気持のアップダウンに疲れてしまい、
ドツボに陥ってしまいかねません。
ジェットコースターとは、よく言ったものです。

それでは、不妊治療における"治療"とは、一体、何なのでしょうか?

どうやら、言葉と意味のミスマッチが、
苦しみの原因の一つであるように思えるのです。

というのは、よくよく考えてみると、
治療と言いながら、実際に何を行っているのかと言いますと、
いわば、"介添え"を行っているのです。

なんの"介添え"かと言いますと、
精子と卵子が出会うこと、
そして、受精することの"介添え"なのです。

人工授精から体外受精、顕微授精へとステップを上げるのは、
この"介添え"の度合いを高めていくことなのです。

治療ではなく、介添えなのです。

治療感、要するに、良くなっているという実感が持てないのは当然なのです。
いくら、強力な介添えを繰り返しても、
介添えされる"側"である、卵子や精子が良くなっていかなければ、
妊娠には、近づかないということになります。

いかがでしょうか?

妊娠のための最も大切な要素は、
"質の良い卵子"と"活発で数の多い精子"が、
適切なタイミングで出会うこと、です。

代表的な不妊治療である、人工授精や体外受精、顕微授精は、
いずれも、"出会い"を助けているだけなのです。

妊娠に近づいている!という確信が持ちづらいのは、
卵子の質が良くなっていたり、
精子が、どんどん活発になって、数が増えているという実感がないから、
と言えます。

体外受精を受けたことで、妊娠への期待を大きくするというのは、
言ってみれば、
高いお金をかけて優秀な家庭教師に来てもらうだけで、
成績が上がることを期待するようなものなのです。

成績が上がるかどうかは、
やっぱり、本人の資質と努力次第なのです。

このように、妊娠への5つのステップの目的は、
もちろん、我が子を抱くことにあるのですが、
目標は、まずは、女性にとっては、質の良い卵子の排卵であり、
男性にとっては、活発な精子を数多く造成すること、
そして、数多くセックスをすることとしています。

この"5つのステップ"こそが、
遠回りにみえて、実は、妊娠にダイレクトに"効果的"であるということが、
お分かり頂けたでしょうか?

えっ?

卵子の質を上げる方法はないと、医師に言われたって?

それは、説明が不十分ですね。
卵子の質を上げるような"治療"方法はない、ということなのです。

妊娠への5つのステップで、
重要視しているのは、食事、生活スタイル、運動、性生活、栄養素、
そして、精神状態です。

これらの状態によって、
卵子や精子は良くも悪くもなるのです。

卵と言うと、どんなイメージですか?
普通は、卵というと、毎日食している"鶏の卵"ですよね。

実は、私(細川)の父は、
30年ほど前まで、数千万羽の養鶏場を経営していました。
ですから、私は、鶏とともに育てられたようなものです(^_^;)。

鶏を見ていると、卵の質について、いくつもの興味深い発見があります。
養鶏の経営は、効率的に卵や鶏肉を生産することがポイントです。
ですから、40センチ×50センチのケージ(かご)に、
たいていは6羽ほど入れます。
人間で言えば、満員電車のすし詰め状態です。
それで、がんがん、エサ食べさせます。
この過密状態で病気が発生するととんでもないことになりますから、
抗生物質をバンバン与えます。

このような環境で管理され飼育された鶏と、
野生に近い放し飼いで、
一切の薬を使わない自然なエサで育った鶏の卵を比べますと、
一目瞭然です。

まずは、自然な鶏の卵は、白身は透き通って、透明です。
黄身は、大きく、弾力があって、
箸ではさんでも、プリンプリンして崩れません。

それに対して、鶏舎で抗生物質漬けの鶏の卵は、
白身は濁って、黄身も小さく、
中には卵を割った途端、黄身まで割れてしまうものもあります。

どっちの卵の質が良いか、言うまでもありませんね!

さらに、面白いことに、
普段、鶏舎で労せずして、エサを与えられた鶏は、
卵を産み続けると疲弊して、次第に卵の質が低下してきます。
そんな時は、どうするかご存知でしょうか?

断食させるのです。
エサを与えることをしばらく、ストップするのです。
そうすると、不思議なことに、
古い羽根がぬけ、新しい羽根が生えてきて、
また、元気になり、よい卵を産みはじめるのです。

これらの鶏の生態は、生き物の生殖について、
多くのことを示唆していることが理解していただけると思います。

極論すると、自然な環境から、
管理された、家畜化された環境になればなるほど、
生き物の生殖力は、弱くなっていくようです。

人間も同じ生き物ですから、自然な生活から遠ざかるほど、
卵子や精子の活力が次第に低下していくようです。

そうでなければ、発展途上国の子沢山と先進国の不妊の増加は、
どうしても説明がつきません。

まずは、母となり、父となる者が、
カラダも心も活力に溢れた生活を楽しむことから始めることです。
時間の問題で子宝を授ることは間違いありません。


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■編集後記 
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本文でお知らせした通り、
妊娠への5つのステップがアップが完了しましたので、
サイト版のコンテンツが出揃いました。

今後は、コラムやトピックスもどんどん更新していく予定です。

皆さんにお願いです。

コンテンツをご覧頂いた感想やご意見、
また、今後の記事に関するご希望やご要望等、
どしどし、お寄せ下さい。

お待ちしています!

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妊娠しやすいカラダづくり No.093
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
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【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
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