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ヘアカラーは不妊に影響しないのでしょうか?
■2006/11/10 アップ

■テーマ:ヘアカラー

 
 

▼お名前
ウォン

▼性別
女性

▼年齢
30

▼ご質問・ご相談内容
化学物質の入ったカラーリング剤は不妊に影響すると本で読みました。
白髪が目立つため天然素材のカラーリング剤を購入するか迷っています。
天然素材でもハーブだと妊娠等に影響するものがあるとのことです。
へナのカラーリング剤は不妊に影響しないのでしょうか。

▼結婚歴
5 年

▼避妊期間
1 年 0 ヶ月

▼不妊期間
4 年 * ヶ月

▼結婚後これまでの経過を簡単にお書きください。
2001年8月に結婚。2002年12月まで避妊。
2006年8月まで共働きだったが9月から専業主婦、不妊治療スタート。

▼基礎体温表はつけておられますか?
はい

▼※つけておられればどのような推移を示しておられるか簡単に教えて下さい。
2相。26日〜28日周期と30日周期が交互。

▼結婚後、お仕事はされていますか?
いいえ

▼不妊治療は受けておられますか?
はい

▼不妊治療期間は?
年 2 ケ月

▼今までどのような検査を受けられましたか?
子宮卵管造影
子宮内膜検査

▼今までどのような治療を受けられましたか?
タイミング指導

 

【回答者】 妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

ヘアカラーが生殖機能に悪影響を及ぼす可能性があるとの指摘は、
日本では、環境系のNPO法人が研究機関に委託した実験で、
ヘアカラーに環境ホルモンの作用があることが確かめられたことがきっかけになっているようです。

ただ、あくまで、試験管内で乳ガン細胞が増殖したこと、
ねずみにヘアカラーを塗布したら免疫系に異常をもたらすたんぱく質が発生したこと、
そして、雌のマウスにヘアカラーを塗ったところ子宮が萎縮したというもので、
全て、試験管内や動物実験で、ヘアカラーの環境ホルモン作用が疑われたということです。

このことで、ヘアカラーを使えば、生殖機能に影響を及ぼすとか、
不妊になるおそれがあるなどと結論づけるのは、相当に無理があるように思えます。

また、生殖医学関連の論文にあたってみると、
アメリカ生殖医学会の学術誌「Fertility and Sterility」の2006年の4月号に、
ヘアカラーと子宮内膜症の関連を大規模な試験によって調べた、
ハーバード大学医学部の研究報告が掲載されていますが、
結論が、関連性は確認出来なかったとしています。

さらに、アメリカのJAMA(Journal of the American Medical Association)の2005年の5月号で、
ヘアカラーの発ガン性を、過去の論文から調査したところ、
明確な関連性は確認出来なかったとしています。

いずれにしても不妊の原因になるかどうかは、
実際に使った人と使わなかった人を長期間に渡って比較するしか方法はありませんが、
そのような実験はこれまで実施されていませんし、
この手の実験は、倫理的な問題もあって、なかなか実施が困難なものです。

環境ホルモンの影響についても同様ですが、クロともシロとも言えないわけです。

ですから、現実的には、まずは、避けられるものなら避けるのが無難でしょうが、
避けられないものや避けがたいものについては、
それほど神経質にならずに、
例えば、メーカーに生殖機能への影響が疑われるような成分の含有を確かめて、
もしも、問題がなければ、さほど気にする必要がないとするのが無理のない考え方ではないでしょうか?

もちろん、気持ちの問題ということもありますから、
どうしてもご心配なのであれば、避けるべきだとは思いますが。