肥満が精液の質や性ホルモンに及ぼす影響

2007年12月24日

Fertility and Sterlity

男性の肥満は血中の男性ホルモン濃度を低く、女性ホルモン濃度を高くし、精液の質を低下させることが、デンマークの大学病院の試験で明らかになりました。

デンマークのAarhus University Hospitalで、2,139人の男性の精液と血液サンプルから、精子に数や運動率、性ホルモンの血中濃度を調べ、体格指数(BMI)との関係を調査したところ、肥満男性では、男性ホルモンの濃度が25~32%低く、女性ホルモンの濃度は6%高いこと、そして、BMIが25.1~30.0と高い男性ではBMIが標準の男性に比べて、精子の数がやや少ないことが分かりました。

このことから、肥満は性ホルモンや精液の質に影響を及ぼすことが分かりました。ただし、精液の質への影響がそれほど大きくはありませんでした。

コメント

肥満は女性だけでなく、男性のホルモンバランスにも影響を及ぼすようです。精液への影響は、決定的ではないものの、あることも分かったようです。

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