母乳は低出生体重児の成長を助ける

その他

2007年10月15日

PEDIATRICS Vol.120 No.4 P.953-959

母乳は低出生体重児の成長にプラスに働くことが、アメリカのブラウン医科大学のBetty Vohrらよる試験で明らかになりました。

研究チームは7773人の生後30ヶ月の低出生体重児の神経発達を調査しました。そのうち593人は112.5ml/kg以上の母乳で育てられていました。

神経発達は精神発達指標(MDI)と精神運動発達指標(PDI)を使って調べられました。

その結果、1日の母乳の摂取量が10ml/kg増えるごとに、精神発達指標(MDI)のスコアが平均0.59、総行動スコア0.99ポイント、そして、精神運動発達指標(PDI)が0.56ポイント高くなることが分かりました。

研究チームは、母乳は低出生体重児の成長に大きく貢献すると結論づけています。

コメント

出生時の体重が2,500g以下の赤ちゃんを低出生体重児といいます。
低出生体重児の赤ちゃんは増加傾向にあります。

どんな赤ちゃんも母乳で育てることのメリットは計り知れないようです。

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