[要 約]
体外受精において着床前診断を実施しても、
高齢女性の治療成績は改善せず、逆に悪化することが、
オランダの大学の研究チームが実施した無作為二重盲検試験で明らかになりました。
試験は、35歳から41歳の体外受精を受けている女性408人を、
着床前診断を受けるグループ(206人)と通常の体外受精を受けるグループ(202人)に分けて、
836周期(着床前診断は434周期で、通常の体外受精は402周期)の治療成績を比較しました。
その結果、着床前診断を受けたグループの妊娠率は25%で、
通常の体外受精を受けたグループの妊娠率37%を下回るものでした。
また、出産に至った割合も、
着床前診断を受けたグループは24%で、
通常の体外受精を受けたグループの35%を下回る結果となりました。
研究チームの研究者は、
なぜこのような結果になったのか明確な原因は不明で、
さらなる研究が必要としながらも、
着床前診断を実施する際に細胞にダメージを与えること、
また、診断の精度の問題(本当に妊娠に至る細胞を選別できているのか)等を指摘しています。
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