3ヶ月以上母乳で育てられた子供は寝小便しにくい

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2006年07月06日

the journal Pediatrics

3ヶ月以上母乳で育てられた子供は、寝小便しにくいと、アメリカの研究チームの調査で明らかになりました。

研究に携わったニュージャージのRobert Wood Johnson Medical SchoolのDr.Joseph G.Baroneは、予備試験データではあるが、3ヶ月以上の母乳による育児は、子供の成長にはプラスに働き、例えば、その1つに、寝小便しにくくなると、母乳を勧めています。

研究チームは、5~13歳の子供で、これまで寝小便の経験のあるる55名と寝小便の経験のない117名を対象に、お乳の与え方について調査した結果、寝小便経験者では、母乳を与えられた子供は45.5%、寝小便の経験のない子供では81.2%だったと報告しています。

また、母乳を与えた期間からみると、寝小便の経験の有無を左右するのは3ヶ月であることも判明しました。

このことから、3ヶ月以上母乳で育てられた子供は、寝小便しにくくなるのではないかと結論づけています。

ただし、寝小便をするかどうかの要因は、決して、母乳だけではなしことや、未だ予備試験段階であることから、さらなる研究が必要であるとしています。

コメント

母乳で育てることは、さまざまな点で子供の健康に寄与することは、これまでの多くの研究の結果から明らかになっています。

また、厚生労働省は6月29日に乳幼児栄養調査の結果、離乳食にベビーフードをよく使用した親の方が、ほとんど使用しなかった親よりも、子供が一歳以上になった時に、「遊び食い」や「偏食」に悩む割合が1割以上高いことが明らかになったと報告しています。

子供にとって、より自然で、親が手間をかけることが、子供の心身の健康にとってとても大切であることは間違いのないことのようです。

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