[要 約]
チェコのプラハで開催されているヨーロッパ生殖医学会において、
東京の加藤レディースクリニックの桑山博士は、
未受精卵を質を損なわずに凍結保存する方法を発表しました。
ガン患者の女性にとっては、
放射線治療前に卵子を凍結保存しておくことで、
治療によって生殖能力が損なわれても、
将来、凍結保存した卵子を使って体外受精を受けることで、
子供を持つことが可能になるものです。
凍結保存して、解凍後に不妊治療に使うことが一般的になっている精子とは異なり、
未受精卵は、 壊れやすく、解凍時にダメージを受けることが多いことから、
未受精卵の凍結保存は困難なものとされており、
これまで、世界中で、妊娠、出産に成功したのは150例にしか過ぎませんでした。
桑山博士は、これまでの方法に比べて、短時間で凍結する技術を開発、
これにより、
加藤レディースクリニックでは、高い解凍率を得ることが出来たと発表しました。
この未受精卵凍結法により、111の凍結卵のうち、94.5%が解凍に成功、
その後の体外受精による妊娠率は41.9%で、新鮮胚の42.5%に匹敵するものでした。
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