菜食主義は双子の妊娠率を低くする

生活習慣・食事・サプリメント

2006年05月22日

the Journal of Reproductive Medicine May 20 2006

牛乳等の乳製品さえも食べない厳格な菜食主義の女性は、そうでない女性に比べて、双子を妊娠する確率が5分の1であることが、アメリカの研究者の調査で判明し、「the Journal of Reproductive Medicine 」に掲載されました。

多胎妊娠を専門とするニューヨークのLong Island Jewish Medical Center のDr.Gary Steinman は、牛乳や牛肉の生産性を高めるために、牛に与えられたホルモンが原因ではないかと考えられるとしています。

調査は、ノーマルな食生活、菜食主義者(乳製品は食べる)、完全菜食主義者と、3つの食習慣別の双子の妊娠率を比較しました。

その結果、乳製品を食べない女性は、食べる女性に比べて、双子を妊娠する割合が5分の1でした。

インスリン様成長因子が原因であるとみています。

人間も含め、全ての動物は、インスリン様成長因子(IGF)と呼ばれる化合物を、主に肝臓で成長ホルモンによる刺激の結果、分泌されます。

このインスリン様成長因子(IGF)が、牛乳に含まれるために、卵胞刺激ホルモンへの卵巣の反応が良くなって、排卵する卵子の数を増やすのではないかとしています。

また、IGFは、初期胚の生存率を高めるとする研究もあります。

牛乳を飲まない菜食主義の女性の血中IGF濃度は、乳製品を食べる女性よりも13%低いことも分りました。

双子を含む多胎妊娠の発生数は、生殖医療が始まった1975年頃から顕著に増加しました。

また、女性の出産年齢が上昇傾向にあることも双子が増える要因であると考えられます。

ところが、 Dr.Gary Steinmaは、1990年代に入ってからも増加する双子は、他の要因が存在するのではないかと考えました。

それが、牛への成長ホルモン投与です。

IGFの血中濃度は、遺伝的な要因のもよります。

コメント

Dr.Gary Steinmanは、妊娠を意識する女性は双子妊娠を避けるために、牛乳や乳製品の摂取を控えるべきであるとしています。

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