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[要 約]
母乳で育てた期間が長い子供ほど、その他の環境要因にかかわらず、
青年期になっても肥満になりにくいことが、
このほど、専門誌「Epidemiology」に掲載された調査によって明らかになりました。
これまでの研究では、母乳で育てることと子供の体重には、
相関関係があるとするものもあれば、
母乳以外の環境要因によるもので、相関関係はないとするものもありました。
それは、例えば、高学歴で、収入の高い家庭の母親ほど、子供を母乳で育てる傾向が強く、
そのような母親に育てられた子供には肥満が少ないというものです。
今回、ハーバード大学の研究者が実施した調査は、
同じ家庭の環境で育った兄弟を対象として調査を実施しました。
9歳から14歳の5,614組の兄弟を対象に調査したところ、
母乳で育てる期間が4ヶ月長くなれば、
青年期までに肥満になる確率は6%低下するというもので、
養育環境にかかわらず、母乳と子供の肥満の相関関係を確認しました。
その理由は、必ずしも明らかにはなっていませんが、
調査に携った研究者によりますと、母乳には、代謝に影響する成分が豊富ではないかということ、
また、母乳の場合は、どれだけ飲むかは、子供次第ですが、
そうでない場合は、哺乳瓶のミルクがなくなるまで飲むことも影響しているのではないかとしています。
いずれにしても、母乳は子供にとっては、最も理想的な栄養環境であり、
少なくとも、6ヶ月間は、母乳で育てることを薦めています。
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