不妊治療にも尻込みしてしまい、毎月くる生理に一人泣いています。

30〜35歳

Questionご質問・ご相談内容

不妊治療にも尻込みしてしまい、毎月くる生理に一人泣いています。

結婚3年目、妊活歴1.5年を迎える兼業主婦です。夫婦ともにフルタイムの仕事が忙しく、不妊治療にも尻込みしてしまい、毎月くる生理に一人泣いています。

6~7か月前から本格的に基礎体温を測り始め、2層にも分かれていたことに安心し、排卵日前後やその前の1週間程度の期間を2日に一回程度の頻度でタイミングをとっているのですが、全く妊娠する気配はありません。

まわりは、結婚と同時期に妊娠した子、1~2年のうちに妊娠した人、残りは独身ばかりです。私のような結婚したのに妊娠できないような人はいません・・・。

職場の人からも親からも、友人からも子供作らないの?もう若くないよ?と親切心なのかあいさつ代わりに言われます...。

毎月の生理では不安定になり泣き出して、不妊治療をしようと相談する時も泣き出して1時間近く話すこともできませんでした。

このままでは、生理付近日程の仕事に迷惑をかけてしまいますし、何より夫が気を使っているのがわかります...。

どのように心を強く持てばよいでしょうか?
もう、子供まだなの?と言ってくる人たちには不妊治療を公言して距離を置いてもらったほうがいっそ楽なのでしょうか...。(周囲の噂話の格好の的になるかもしれませんが...)

どうやって不妊という現実と向き合うべきなのか教えてください。

また、来月に不妊治療(検査)を受ける予定で、夫婦両方で行く予定です。

心構えがあれば教えてください。

お願いいたします。

お名前:hina  性別:女性  年齢:30
結婚歴:2年  不妊期間: 年 6 ヶ月  不妊治療期間: 年 ヶ月

Answer【回 答】臨床心理士 小倉智子先生

今はまず検査をして、不妊の原因があるのかないのかを確認し、次にできることを取り組む、ことになるでしょう。その際に「不妊症」という診断がついたのであれば、自分が、そして自分達夫婦が不妊であることを受け入れていくことになります。それには時間がかかりますが、自分の人生を否定して生きていくことは苦しいのです。どんな人生であっても自分の人生であると受け入れることで、次のステージに進むことができます。

こんにちは、心理士の小倉です。
お子さんを望んでいるのに、授からず気持ちが不安定になるのですね?涙がでることもあるのですね?

不妊の定義としては避妊せずに1年間夫婦生活をおくっても授からない場合、ですが、一日も早くお子さんを望んでいるhinaさんにはご自身が不妊であると感じられるのですね。

御夫婦で不妊の検査にいかれるということですので、是非そうなさってください。心構えとしては、不妊の原因が明確にわかることがあります。その場合、驚きとショックがあるかと思います。また、自分のせいで子どもが授かりにくい、という罪悪感をもちやすいのですが、一方で原因が明確であれば治療法も明確なこともありますのでそれが希望となります。それでも心理的に様々な負担がでてくると思いますので、カウンセリングなどの心理的なサポートをご利用ください。

もし特に問題がない、となると安心もするのですが、ではなぜ妊娠しないのだろう、という疑問がでます。医師からも「まだ若いから焦らなくていいよ」と言うかもしれません。hinaさんの焦りに気持ちを理解してくれない可能性もありますので、この場合もhinaさんが話せる場を探すとよいかと思います。

もう1点お伝えしたいのは、もし不妊治療を開始、となりますと治療上どうしても女性の負担が9割となります。男性不妊の場合でも、7割くらいはやはり女性の負担となります。この負担とは心理的、身体的なものです。そのため、夫の理解が得られにくい場合があります。そこは治療を始める前に、夫婦で可能な限り不妊治療について知識として理解しておくとよいでしょう。実際に治療を始めると、やはり気持ちの違いはでてくるものですが、あらかじめそうなるとわかっていると、ある程度の対応できるかと思います。

不妊治療を公言するかどうか、というご質問ですが、伝える相手によると思います。残念ながらまだまだ不妊や不妊治療について、正確に理解している人は少ないので、おっしゃるような好奇心や無知からくる心ない言葉「治療したらすぐ授かるね」「そこまでして子どもが欲しいの?」で傷つく可能性があります。もちろん、不妊治療をしているのでお休みします、と言いやすいのであれば「公言」してもいいかもしれませんが、知ってもらいたい人にだけ伝えれば十分かと思います。

不妊という現実と向き合うことは辛いことです。自分が「普通」でない、ことを受け入れるのは難しいものです。ただ、現段階ではまだhinaさんは不妊、とは断定できないのですが、子どもが授からず悲しい思いをしているには違いありません。今はまず検査をして、不妊の原因があるのかないのかを確認し、次にできることを取り組む、ことになるでしょう。その際に「不妊症」という診断がついたのであれば、自分が、そして自分達夫婦が不妊であることを受け入れていくことになります。それには時間がかかりますが、自分の人生を否定して生きていくことは苦しいのです。どんな人生であっても自分の人生であると受け入れることで、次のステージに進むことができます。

Q&A

これまでの相談一覧

カテゴリーメニュー

年齢別

症状、検査・治療

気になるキーワード

予め知っておいてほしいこと

回答について
専門家による回答ではありますが、限られた情報に対しての一つの見解であることをご理解ください。
また、すべての回答にお答えできないこと、回答に時間を要する場合があること、急を要するご質問・ご相談への対応や医療機関の紹介は行っておりませんのでご了承ください。

免責について
掲載された情報は、ご自身の判断と責任の元でご利用になられるもので、もし、掲載された情報をご利用になられた結果、不都合等が発生した場合でも、回答者や当サイトの運営者には一切の責任が発生しないことをご了承ください。