友人からの妊娠報告に接して、このままだと心が壊れそうです

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友人からの妊娠報告に接して、このままだと心が壊れそうです

結婚6年目です。
なかなか妊娠しないため今年4月に腹腔鏡下手術を受け、7月に妊娠判明しましたが8週で繋留流産しました。

そんな中、家族ぐるみでとても親しくしている友人から妊娠報告を受けました。彼女たちには流産したことも治療のことも話していないので仕方ないのですが、夫婦4人でいるときに、奥さんからはつわりの話を、旦那さんからは妊娠週数の数え方の話をされ、うまく表現できないけれど、自分の心が海の底に沈んでいくような感じがしました。

彼らが私たちよりずっとあとに結婚したことも関係していると思います。
帰宅して夫と二人になったときに、思わず「妊娠の話をされるとつらい」と言ったら、「むこうはこっちの事情を知らないのだから仕方ないよ」と言われました。夫も(むしろ夫の方が私より強く)子供を望んでいますが、誰かの言葉をマイナスに捉えたり、僻んだりすることがなく、ある意味、心が健康な人です。彼のそんな部分に救われるときもあるけれど、今回はただ話を聞いて、泣かせて欲しかった。
前向きにならなきゃいけないことも、妊娠は競争じゃないことも分かってる、でもどうしても悲しくて涙が出るのを止めることができず、一人ぼっちな気持ちです。
自分でも何を相談したいのかよくわかりません。
ただ、このままだと心が壊れてしまいそうです。

お名前:クロ  性別:女性  年齢:34
結婚歴:5年  不妊期間:4年1ヶ月  不妊治療期間:3年0ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/子宮卵管造影/腹腔鏡検査/フーナーテスト  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/AIH(人工授精)

Answer【回 答】セルフサポートグループ NPО法人Fine(ファイン)代表 松本亜樹子さん

クロさん、はじめまして。NPO法人Fineの松本です。。一日も早くご返事を・・・と思いながら、遅くなってしまって、申し訳ありません。

クロさんからのメールを拝見して、切なさで胸がいっぱいになりました。
その自分の気持ちを、どうお伝えすればいいのかわからず、何度も何度も書き直し、筆がすすみませんでした。
まだ迷い中ですが・・・

まず、いちばんにお伝えしたいのは、「クロさんは、決してひとりぼっちじゃないですよ!」ということです。
私もずっとそう思ってきたので、クロさんがそんな風に思われてしまう気持ち、少しはわかるつもりです。
不妊の悩みや治療の悩み、それを誰かに話すことは、とっても勇気の要ることですよね。
話してもわかってもらえなかったらどうしよう、もっとつらい思いをするかもしれない。
そう思うと、いくら仲のよい友人でも、やっぱり話せなかったりして。
そんな中、たった一人の仲間で味方で、支えとしているだんな様に、「気持ちを受け止めてもらえなかった」と感じてしまったら・・・涙が止まらなくなるのも、当然のことだと思います。

でもね、クロさんは、ひとりぼっちじゃないですよ。
きっとクロさんのメールを読んで、同じように感じている仲間が、全国にたくさんいると思います。
だから、一人ぼっちだなんて、思わないでほしいなぁと思います。

そして、次にお伝えしたいのは、そんなときは、いっぱい泣いていいんですよ。ってこと。
頑張って、前向きになんて、ならなくていいんですよってこと。
そんなときは、頑張らなくて、いいんです。^^

クロさんは、ご友人の前では、必死にガマンしたんですもの。もう十分です。
私だったら、顔に出ちゃったかもしれない。
でもクロさんはご友人の前では、きっと、一所懸命ニコニコされていたのだろうなと思います。それってすごいなぁ、と思いました。すごくつらかっただろうに、クロさんは頑張り屋さんなんだなって。

だからその後、だんな様に「よく頑張ったね」って、ひとこと、言ってもらいたかったんですよね。そして、いっぱい泣きたかったんですよね。
そのあてが外れてしまったことは、どんなにかショックだっただろうと思います。

クロさんがおっしゃるように、だんな様はきっと、とても前向きでいらして、ご友人の幸せが自分達のところにも遠からずやってくることを確信してやまないのかもしれませんね。だから、クロさんみたいに不安な気持ちを、お持ちじゃないのかもしれませんね。
そして、流産というつらい経験に対する感情は、やっぱり女性と男性では、温度差があるかもしれません。
そのあたりが、今回の、だんな様との小さな気持ちのすれ違いを生んでしまったような気がします。

クロさん、もしもできることなら、一度、今回のこのお気持ちを、だんな様にお話してみてはいかがでしょう。
もしかしたらだんな様は、クロさんのつらいお気持ちを察していながらもどうやって接したらいいのかわからず、「自分まで落ち込んじゃいけない」と頑張って、明るくしていらっしゃるのかもしれません。

実際に私の親しい友人は、流産後のだんな様の言動が冷たいと悩んで悲しんでいたのですが、思い切って気持ちを話してみると、実はだんな様もものすごく悩んで、どうしたらいいのかわからず、空元気を出して明るく振舞っていたのだと言われたそうです。
「男性って、本当に不器用なんだな」と思ったと同時に「夫婦の絆って、こんな風にして、強まっていくのかもしれないな」としみじみ思った出来事でした。

クロさん、これからはガマンせずに、だんな様の前でも、いっぱい泣けるといいですね。
そして、決して一人ぼっちで泣かないでくださいね。
想像しただけで、胸が詰まってしまいます。

現在のお友達にはやっぱり話せない、という場合は、専門家に相談してみるのも、いい方法だと思います。
クロさんが通っていらっしゃるクリニックに、カウンセラーさんはいらっしゃいますか?
もしいらっしゃるようだったら、一度お話なさるのもいいかもしれません。
また、クリニックに患者会やサークルなどがあるようでしたら、ぜひ一度参加なさることをお勧めします。
私も経験があるのですが、同じクリニックに通う友人ができると、とても心強いものです。
もしもそういう環境がなければ、地域の不妊相談窓口を利用するのも一つの手段ですし、Fineにもたくさんの相談の手段や、仲間作り、おしゃべりの機会を用意しています。
不妊体験者であるピア・カウンセラーが実施しているわかち合いの会「Fine Bloom」や電話相談、また、プロカウンセラーによる電話カウンセリングや、面接カウンセリングも行なっています。
テーマを決めてほぼ毎月実施しているおしゃべり会などもあります。
インターネットのコミュニケーションツールとしては、掲示板や最近オープンしたばかりのSNSもあります。

全国の不妊に悩む仲間達が、ひとりぼっちにならないような環境を整えるために、できるだけたくさんの場を提供できるよう、頑張っています。
もしよろしければ、ぜひ一度、利用してみてくださいね。

クロさんが、たくさんの仲間に出会えますように、そして、その重たい、重たい気持ちが、 少しずつ、重さをなくしていけますように、心から、お祈りしています。

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