初めての体外受精で採卵しにくい位置に卵が1個しか出来ませんでした

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初めての体外受精で採卵しにくい位置に卵が1個しか出来ませんでした

いつも拝見させていただいています。

今回はじめての体外受精の準備で、点鼻薬とHMGの注射をしてきましたが、検査で卵子が右に0個、左に1個しかないと言われました。

左の卵巣は子宮内膜症で子宮の裏側に癒着してて、採卵は難しいので、また3ヵ月後にやり直す方向でという事になりました。
右の卵巣は、前の病院でAIHの時もあまり卵子が育たなかった気がするので、次回といってもまた卵子ができないのではと不安です。先生には点鼻薬が効きすぎたから、次回は使わないとは言われたのですが・・・
やっとステップアップの決心がついて通ったのに、今回何もできず、しかも高額な出費がとてもショックでした。

確実に体外受精をするためには、癒着を取ったり、右の卵巣を腹腔鏡検査かなにかで調べてもらうしかないのでしょうか?

子宮内膜症のせいらしいのですが、子宮の入口が曲がってて狭いそうです。
精子は入っていくから大丈夫とは言われていますが、逆立ちなどした方がよいでしょうか?

お名前:あま  性別:女性  年齢:36
結婚歴:8年  不妊期間:6年0ヶ月  不妊治療期間:4年0ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/卵管通気・通水/子宮卵管造影/フーナーテスト  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)/AIH(人工授精)

Answer【回 答】梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一 先生

はじめての体外受精で、点鼻薬とHMGで卵胞が1個しかできず、その卵胞も採卵しにくい位置にあったという事ですね。

卵巣刺激法をかえる事により、卵胞数が増える可能性はあります。

腹腔鏡手術などをしても、左の卵巣の位置をかえるのはとても難しいと思います。ただ、採卵の頃になると卵巣の位置がかわって採卵が可能になる事もあります。
右の卵巣を腹腔鏡で調べる意味はないと思います。
現実的には、卵胞があまりできない、一方の卵巣が採卵できない位置にあるというのは、かなり困難なケースです。

点鼻薬を使うと、次の体外受精までに3ヶ月位間をおく必要があります。

むしろ、クロミフェンなどにより軽い卵巣刺激を毎月行い、右の卵巣から卵胞が発育するのを待って、その周期に採卵をするという方法をとらざるをえない事が多いです。

子宮の入り口が曲がっているケースは時々あります。
精子が入るのには問題ないでしょうし、逆立ちをする必要もありません。

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