原因不明不妊に対する漢方や鍼灸治療の効果について

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原因不明不妊に対する漢方や鍼灸治療の効果について

原因不明不妊に対する漢方、鍼灸治療の効果についてご意見を聞かせてください。
臨床医をしております。
AIH開始の時期から漢方内服を開始しました。
温経湯2ヶ月、当帰芍薬散2ヶ月、下痢がひどいため中止し 、小建中湯に変更、現在はまた温経湯に戻っています。
年齢的にも、不妊歴からしても、もう体外受精を考慮していく時期に入ってきているとわかってはおりますが、今の仕事の状態では物理的に難しいですし、自分の中でもまだそこまで考えられないため、もう少しそれ以外の方法でやってみたいと考えております。
都会で不妊治療で有名な漢方医を受診した方がいいのか、とも思います。
3年前からマカを飲み、冷えには注意しております。

お名前:天使の羽根  性別:女性  年齢:37
結婚歴:5年  不妊期間:3年6ヶ月  不妊治療期間:2年0ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/子宮卵管造影/子宮内膜検査/フーナーテスト  これまでに受けた治療:タイミング指導/AIH(人工授精)

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

ご自身も指摘しておられる通り、これまでの経緯と不妊期間を考えますと、一般不妊治療による妊娠の確率は低いと考えざるを得ません。

そのうえ、年齢による妊孕性の低下は、体外受精等の高度生殖医療によっても回避できません。

もちろん、いろいろな事情はおありかとは思いますが、もしも、将来的に体外受精を受けることをお考えであれば、どのデータをみても、37、38歳以降は妊孕性の低下の角度が一層急になりますから、ステップアップを先送りされることは得策ではありません。

漢方薬は、これまでの経験則から、排卵を整えたり、黄体補充を目的に使用されることが多いようです。
また、鍼灸治療は、たとえば、骨盤内の血流をよくすることやストレスの軽減等、あくまで、間接的、補助的な手段と考えてとよいと思います。

ですから、いずれも、卵子と精子が出会えていない、もしくは、出会いづらいことに対する代替治療にはなり得ませんし、そのような証拠もありません。

以上、ご参考になりましたでしょうか?

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