ましてや、ベーグルさんのところのように、ベーグルさんにもご主人にもさしあたって、どこも異常がないわけですから、尚更のことです。
また、年齢的なことを考えると、たとえ、どこも異常がなくても、妊娠するまでに時間がかかるようになります。
因みに、30才代後半になると、30才代前半に比べて、妊娠までに要する期間が２倍ほどかかると言われています。
ですから、先生もそのようにおっしゃるしかないわけです。
さて、このような、ある意味で、精神的に大変辛い状況ではあるのですが、これからの治療のことを考える上でのポイントは、やはり、体外受精に対する考え方でしょうか。
体外受精までは考えてないとのことですが、治療として高度な生殖医療を受けるつもりはないというお考えがご夫婦で明確なのであれば、もう、開き直って、気長に自然妊娠を待つしかありません。
これまでの経緯を拝見しても、十分に可能性はあると思われます。
ただ、体外受精を受けないと授からないのであれば、話しは別ということであれば、どうでしょうか、目安として、人工授精を、あと、２～３回受けて、それでも、授からなければ、やはり、卵管采や卵管の周辺で何らかの原因が存在すると想定して、ステップアップされるのがよいのではないでしょうか。
また、腹腔鏡検査を受けてみるという方法もあります。
もしも、それで、これまでみつからなかった癒着等がみつかれば、癒着をはがすという治療も同時に行うことも可能です。
もちろん、腹腔鏡検査でも異常がみつからない可能性もありますし、逆に、体外受精を受けないと妊娠が難しいということが判明するかも知れません。
