不妊治療の進め方について、悩んでいます

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不妊治療の進め方について、悩んでいます

不妊治療の進め方について、悩んでいます。

一般的な不妊治療で行う検査を何度か受けていて、ホルモン検査、フーナー検査等特に問題もなく、異常のあった卵管も、先月子宮鏡チュービングを受け、両方の卵管もきちんと通るようになっています。

チュービング後の最初の周期ということで、多少期待もしていましたが、今回生理が来たので、前回受診した際、担当医より指定されていた生理開始日の3-5の間に予約を入れ受診をしたところ、排卵誘発剤が欲しいのなら受診しても良いけれども、そうでなければ2,3ヶ月たって妊娠しなくて、受診したかったら予約を入れるように、もしくは妊娠するまで待って、妊娠したら受診してください。チュービング後半年待って、妊娠しなければ、腹腔鏡手術をするか、体外受精をするか考えても良いけれども、それまでは特に受診する必要はないとい担当医よりいわれました。

1人目を自然に妊娠していますので、出来る限り自然に妊娠したいと私も思っていますが、夫の年齢(現在46歳)や、夫の両親、私の祖母の年齢を考えると、一日でも早く妊娠できることを望んでいます。特に夫の両親は80歳を過ぎ、最近目に見えて体力が衰え、つい1ヶ月前までやっていたことが出来なくなり、そう遠くない将来介護の必要なからだになるのではないかと懸念しています。本格的な介護が必要になる前に、
2人目の子育てに1段落がついている状態になりたいと考えていたこともあり、避妊解除半年後から不妊治療を始め、それでもなかなか妊娠せずに内心かなり焦っています。

担当の先生にもそのことは説明していますが、やはりチュービン後半年は待たなければいけないのでしょうか?
たとえ今妊娠したとしても、子供が生まれるのは10ヶ月先、その後すくなくとも1,2年は子育てで手一杯になることは十分承知しています。妊娠中や乳児の世話をしながら、年寄り2人の介護をできるかというと正直言って自身ありません。担当の先生は半年間は受診する必要もないということですが、タイミング指導や卵胞のチェックなどもなく、ただ自然に妊娠するのを待つしかないのでしょうか? 

半年待たずに、たとえば3ヶ月くらい待って妊娠に至らない場合は、次の段階へ行く事を医者へ希望しても良いのでしょうか?
ながくなってしまい申し訳ありません。

お名前:Pau Hana   性別:女性  年齢:35
結婚歴:6年  不妊期間:1年6ヶ月  不妊治療期間:1年5ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/子宮卵管造影/フーナーテスト  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

ご心配なことと存じます。いろいろなことを考えると、1日も早く、というお気持ちは理解出来ますし、メールを拝見していて、家族思いで、責任感の強い、お人柄も伝わってきます。

不妊治療は、 それぞれのステップで、常に、選択を迫られますが、いつ、どんな治療で妊娠出来るのか、誰にも分らないので、本当に、迷い、悩むものです。

大切なことは、その都度、自分たちは何を優先するのかをよく考えて、選択することだと思うのです。

要するに、選択する際に、ある程度は、自分たちの中での優先順位を明確にする必要があるということです。何かを優先すれば、何かは、多少は犠牲にせざるを得ないとも言えますね。

それでは、今の状況を整理してみましょう。

まずは、検査によって、不妊の原因が卵管が詰まっていることが分りました。

卵管が詰まっている場合、選択肢は2つです。

1つは、卵管の通りをよくするような処置を施して、自然妊娠によって妊娠を目指す方法。

そして、もう1つは、体外受精です。

前者は、自然な妊娠を目指すことを優先した選択ですね。ですから、自ずと、妊娠までは、ある程度は、時間がかかることを覚悟しなければなりません。

それに対して、後者は、早く妊娠することを優先した選択ということになります。ただ、体外受精という高度な治療になりますから、身体への負担やかかるコストが大きくなることは、覚悟しなければなりません。

Pau Hanaさんは、既に、前者を選択されましたね。

卵管の通りを良くする治療を受けたことは、その後の自然妊娠を期待してのことだったはずです。

『やはり、チュービング後、半年は待たなければいけない』のではなく、チュービングを受けて、半年ほどは、自然な妊娠を待つことを選ばれたわけですね。チュービングという治療は、直接、妊娠させるというような治療ではなく、自然妊娠のための環境を確保するための治療です。

ですから、せっかく、チュービングによって、卵管の通りがよくなったわけですから、とりあえずは、慌てたり、焦ったりせずに、最低でも半年間は、自然妊娠を待つべき、ということになるわけです。
もちろん、その間、少しでも、よいタイミングで夫婦生活を持つために、卵胞チェックしてもらって、タイミング指導を受けることは、お願いしてみてもいいとは思いますが。

そして、半年経過して、それでも授からない場合は、体外受精にステップアップすることを検討されればよいのではないでしょうか。

もちろん、おっしゃるように、もっと早くにステップアップしてはいけないということはないとは思います。

ただ、敢えて申し上げますが、 もしも、そうされるのであれば、チュービングという治療を選択したのは、何だったのかということになりかねないというか、もったいなかったというか・・・。

いかがでしょうか?

頭とお気持ちを整理するのにお役に立てましたでしょうか?

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