体外受精がうまくいかなくて

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体外受精がうまくいかなくて

去年11月に凍結胚移植をして妊娠したのですが6週で流産でした。
卵が1個残って いたので今回移植したのですが妊娠に至りませんでした。

また、ゼロからの出発に金銭的なこともあり悩んでいます。
私の場合、昔、子宮頚癌で円錐切除していて子宮の入り口が変形しているため、精子が入りにくいらしいので自然妊娠は無理だと思っています。
また、円錐切除してる為、卵は毎回1個のみ戻しています。
双児になると子宮に力が無い為、流産しやすくなると言われました。

体外受精から人工授精に戻して妊娠した方はいらっしゃらないですよね。。。
4月2日に陰性との結果が出て今、どうしていいかわからず、誰かに聞いてもらいたくて、でも、人とは話したくなくて。。。

質の良い卵作りに何をすればいいか何を飲んでよいのかわからないので、それも含めて教えてください。
どうぞよろしくお願いします。
ちなみに今飲んでいるのは葉酸、マカ、ローヤルゼリーです。

お名前:猫ママ   性別:女性  年齢:34
結婚歴:4年  不妊期間:3年6ヶ月  不妊治療期間:3年6ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/子宮卵管造影/子宮内膜検査/フーナーテスト   これまでに受けた治療:ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)/AIH(人工授精)/IVF(体外受精)/ICSI(顕微授精)

Answer【回 答】

高度な治療である体外受精と言えども治療成績は、決して高くはないのが現実です。 ただ、可能性がある限りは挑戦してみたいと考えるのが人情ですから、治療費のことを考えると、本来は、体外受精に入る前に、何回の治療まで受けるのかを、予め決めておくのがよいのかもしれません。

ご心配のことと存じます。

不妊治療、それも、高度な不妊治療と言われる体外受精を受けて、結果が出ないというのは大変辛いことですね、お察しします。

ちょうど、1週間ほど経過しましたから、少しは落ち着いてきた頃でしょうか?

これからのことを考えると、まさに、経済的なこともあって、すぐには、考えがまとまらないのも無理もないことです。

高度な治療である体外受精と言えども治療成績は、決して高くはないのが現実です。
ただ、可能性がある限りは挑戦してみたいと考えるのが人情ですから、治療費のことを考えると、本来は、体外受精に入る前に、何回の治療まで受けるのかを、予め決めておくのがよいのかもしれません。

そのための目安になるのが治療成績です。

一般的な数字をみてみますと、母親になる女性の年齢が34才での体外受精のよる妊娠率は、だいたい30%くらいでしょうか。
そして、流産の率は自然妊娠に比べると高くなり、20%くらいでしょう。

ただ、クリニックによっては多少異なるのが普通ですから、現在、通院されているクリニックでも確認してみてください。

さて、これらの数字を見てみますと、これまで、猫ママの治療結果は、決して悲観すべきものではないことが分かります。
去年の7月、11月、そして今年の4月と3回の体外受精で、1回、妊娠されています。
猫ママの年齢では3回に1回妊娠する確率であるのは、ごく普通ですよね。
そして、流産は、確かにとっても悲しいものですが、これも、これも5回に1回あることなんですね。
ただし、2回続く確率はかなり低いのです。

これに、猫ママさんの場合は、多胎妊娠を避けるために、子宮に戻す胚を1個にされるとのことですので、或いは、妊娠率を多少は、低く、見積もったほうが良いかもしれません。

どうでしょうか?
いろいろな考えがあるかとは思いますが、あと3回はチャレンジしてみても良いかもしれませんね。
治療成績のことだけ考えればこうなります。

これに、金銭的なことを考慮に入れる必要があります。

さて、体外受精から人工授精に"ステップダウン"することですが、おそらくは、経済的な理由からだとは思いますが、何も、ステップダウンしてはいけないという決まりがある訳ではありません。
体外受精を何度か受けられて、妊娠せずに、その合間に自然妊娠するケースも、実は少なくありません。

ただし、不妊原因が何であるかということと、確率論です。

猫ママさんの場合は、決定的な不妊の原因があるという訳ではなく、子宮の形状の問題だけなのでしょうか。
もしも、それだけであるとすると、人工授精でも妊娠の可能性はあるかとは思われます。

また、一応、これまで、何度か、人工授精を受けられて、その治療法では妊娠することが難しいという判断を一度なされた上で、体外受精にステップアップされているわけですから、実際に治療にあたっておられる先生としっかりと、ご相談されるべきでしょう。

次に、質の良い卵つくりということですが、確かに、治療の成功は、ひとえに元気な受精卵が育つかどうかにかかっています。

そのためどうすれば良いのかというと、やはり、卵子の状態は、年齢によって徐々に質が低下していくのが、自然の摂理な訳ですから、こうすれば、卵の質がよくなります!という手っ取り早い方法は、残念ながら、存在しません。

ただ、自然な考え方をすれば、卵が育つ臓器は卵巣です。
卵巣が、しっかりと働くためには、卵巣への血流を良くすることは大切なことです。それによって、卵巣への酸素や栄養素の供給や老廃物の排泄が、よりスムースになるからです。

また、細胞の老化の原因とされている活性酸素による酸化を出来るだけ抑制するために、抗酸化物質の豊富な食物やサプリメントをとるのも良いかもしれません。

具体的なサプリメントは、ビタミンEやフランス海岸松樹皮エキスのようなハーブです。

最後に、先生とも相談されて、しばらく、治療をお休みしてカラダを整えることも大切かもしれません

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