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VOL.1186 男性の体重が胚の発育や流産リスクに関係する可能性

2026年03月22日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.1186                2026/3/22
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今週の内容__________________________________________________________

・最新ニュース解説:男性の体重が胚の発育や流産リスクに関係する可能性
・お知らせ:不妊相談会
・編集後記


最新ニュース解説 Mar. 2026__________________________________________

 男性の体重が胚の発育や流産リスクに関係する可能性
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男性の肥満は初期卵割の遅れや流産リスクを上昇させる可能性があることが、卵子提供によるICSI治療周期を対象とした研究で明らかになりました。

不妊治療では女性側の要因に注目が集まりがちですが、近年、男性の健康状態も胚の発育や妊娠経過に関わる可能性が示されています。

今回ご紹介するのは、男性の肥満が胚の発育スピードや流産リスクに関連する可能性を示した大規模研究です。

◎卵子の影響を除いて「男性の影響」を検証した研究
この研究では、卵子提供ICSI(顕微授精)という方法を用いています。卵子提供ではドナーの卵子を使用するため、卵子の質の違いをほぼ排除できるという特徴があります。

つまり、「胚の発育や妊娠経過にどの程度男性の要因が関係しているか」を、より純粋に検討できる設計です。

スペインとベルギーの研究グループは、1,398周期・7,846胚という大規模データを解析し、男性のBMI(体格指数)と胚発育の関係を詳しく調べました。

◎胚の発育スピードや流産率に違い
研究の結果、男性が肥満の場合、以下の傾向が確認されました。
・胚の初期発育(細胞分裂のスピード)がやや遅い
・胚盤胞の中でも特に重要な部分(内細胞塊)の質が低い傾向
・流産率がやや高い

その一方で、受精率や胚盤胞到達率、妊娠率といった一般的な指標には大きな差はみられませんでした。

つまり、見た目には同じように発育しているように見えても、より詳細な評価では違いが見えてくる可能性が示唆されたということになります。

◎なぜ体重が影響する可能性があるのか
男性の肥満は、精子DNAの損傷(DNA断片化)や精子のエピジェネティック変化(遺伝子の働き方の変化)、そして、酸化ストレスの増加と関連することが報告されています。

精子は単に遺伝情報を運ぶだけでなく、受精後の初期胚発育にも関与する情報を持っていると考えられています。

そのため、男性側の健康状態が胚の質に影響する可能性があります。

◎男性側も「改善できる要素」がある
重要なポイントは、男性の体重や生活習慣は改善可能な因子であることです。

これまでの研究では、体重管理や適度な運動、抗酸化サプリメント(例:CoQ10など)が精子の質の改善に関連する可能性が報告されています。

すぐに結果が変わるものではありませんが、妊活をカップルで取り組む意味を示すエビデンスの一つといえるでしょう。

妊活は女性だけの努力ではなく、カップルで取り組むことで最適化できる可能性があります。男性側の体調管理も、将来の妊娠・出産に向けた大切な準備のひとつかもしれません。

文献)
Fertil Steril 2026; 125: 432

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記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@partner-s.info


お知らせ__________________________________________________________

東京都調布市のウイメンズクリニック神野主催の第33回不妊相談会が2026年5月23日の土曜日に開催されます。

院長の神野正雄先生は、情熱をもって不妊治療、特に、高度生殖医療に取り組まれ、高齢による卵巣機能低下が原因の不妊症に対して、独自の考え方と方法で、高い実績を挙げておられる先生です。

当サイトのドクターに訊くでも、「質のよい卵を育むための生活習慣~高齢不妊との正しい戦い方」というテーマでインタビューさせていただき、記事にしています。

神野先生は、現代における不妊の主な原因は、晩婚化によって、お子さん望むようになったときには、女性は、既に、妊娠しづらい年齢に差し掛かっていることが多くなったこと。

また、現代に特有の不健康な生活習慣、すなわち、夜更かし、ストレス、歩かない生活、質の悪い食生活などが、インスリン抵抗性を招き、卵子や精子の質を低下させていることを指摘されています。

さらに、抗糖化機能性食品「ヒシエキス」が、ART反復不成功の高齢不妊患者さんの妊娠率を改善することを臨床試験により見出され、国内や海外の学会で発表され、論文にもなっています。

これまでの不妊相談会では、なぜ不妊になるのか、カップルで取り組むべきことはどんなことなのか、高度不妊治療とはどんなものなのかを解説しています。

個別相談も可能だそうです。
※先着26名まで。

◎第35回不妊相談会
日程:2026年5月23日(土)
時間:13:30~15:00
場所:ウィメンズクリニック神野
定員:28名
費用:無料

参加希望の方は下記あてお電話でお申込みください。
042-480-3105

・詳細はこちら
https://xs132599.xsrv.jp/setumeikai.html
・ウイメンズクリニック神野サイト
https://xs132599.xsrv.jp/index.html


編集後記____________________________________________________________

男性の取り組みも重要です。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]     VOL.1186
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出来る限り客観的な視点でお届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
企業サイト:https://partner-s.info/
情報サイト:https://www.akanbou.com/
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